神戸には漢方薬局や中華食材店、中国式マッサージ店や元町中華街など、中国文化を体験できる場所がたくさんあります。今回ご紹介するのは、眼をみるだけで筆者の体質や体調をぴたりと言い当てられた「神戸岩茶荘」というお店。どんな感じで診断されるのでしょうか?
神戸岩茶荘とは?
店主が商社で働いていた頃、中国出張でのお土産に買った、忘れられないほど美味しい岩茶というお茶に出会ったのが、このお店を開くきっかけとなりました。
岩茶の故郷、「武夷山」にまで自ら出向き、日本でまだ販売されていないことを知った店主は、岩茶を日本に持ち帰り、最高級無農薬烏龍茶を扱う「神戸岩茶荘」を始めたそうです。
気になる眼診はどんな感じ?
「神戸岩茶荘」ではお茶や薬膳粥をいただくことができますが、眼診は店主がいるときにしかできないため、事前に予約が必要となります。
眼診にかかる時間はひとりおよそ1分ほど。椅子に座ったまま、店主の指先を目で追いかけるだけです。右左、上下にゆっくりと指先を追っていきます。年齢や職業、普段の生活習慣など、個人情報を事前にまったく伝えていないのにも関わらず、店主の口から出てくる言葉があまりにも当てはまりすぎていてビックリ!
言い当てられるだけではなく、「冷えやすく熱が逃げやすい体質だから、カラダを温めるようにして、できれば腹巻もして、食べ物はウリ科のものや苦みがあるもの、例えばコーヒーもあまりたくさん飲まないほうがいいですね」と、具体的なアドバイスもしていただきました。
体質にあったお茶をいただくこともできる
眼診をしてもらうと、中医学の陰陽五行に基づいて、その人が五行のどれに当てはまるかも診断していただけます。そして、その人の五行やその日の体の症状に応じた中国茶をその場でいただくことができます。
何十もある種類の中から店主がお茶をチョイス。お茶の淹れ方は日本とは全く違いますが、お店の方が丁寧に教えてくださるので心配無用。香りも豊かで、飲む前から心地よい気分に浸ることができます。飲み終わった茶ガラは持ち帰ることもでき、家に帰っても何回か飲み続けることができます。テーブルに持ち帰り用の袋が備え付けてあるのも嬉しい!
おわりに
眼を診てもらうだけで自分の体質や普段考えていることなど、自分でも気づいていなかったことをピタリと言い当てられてビックリしますが、今後の日常生活に活かせそうなアドバイスもしっかりもらうことができました。
眼診は一人2,160円、お茶はお茶菓子付きでだいたい1,500円くらいからです。三ノ宮から山側に歩いて5分くらいとアクセスしやすいので、気になる方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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