水炊きにもつ鍋にキムチ鍋・・・鍋のおいしい季節がやってきましたね。日比谷では、12月5~7日まで、「第一回ご当地鍋フェスティバル」が行われます。鍋といっても種類は数え切れないほどで、地域限定の郷土鍋もたくさんあります。実際にフェスティバルで振舞われる予定のお鍋を少し紹介します!
新潟 Negicco鍋(塩糀豆乳鍋)
今はやりの塩麹を使用し、豆乳ベースでつくりあげたこちらのお鍋。とてもヘルシーなイメージがあります。「新潟」と聞くと、ついつい「日本酒との相性はどうかな?」なんてが考えてしまいます。
福岡 小倉餃子鍋
見るからにボリュームたっぷりの餃子鍋。具材から出るスープの旨みと餃子から溢れ出す肉汁のうまみのコラボレーション、考えるだけでワクワクしてしまいます。
北海道 豊浦町ホタテちゃんこ鍋
海の幸が美味しい北海道ならではの、ホタテがたっぷり入ったちゃんこ鍋。ホタテを楽しんだ後の、シーフード雑炊も美味しそうですね。
秋田 本場大館きりたんぽ鍋
こちらはよく知られている、きりたんぽ。その由来は、昔、山作業に行っていたきこり達が、残り飯を長い棒に巻き付けて、味噌をつけて焼いて食べたのが始まりだと言われています。また、マタギ(猟師)が、食べ残したご飯を、山鳥などの鍋に入れて食べたのが始まりだという説もあります。
郷土鍋は、地元の人々が土地の気候や生活習慣に合わせてつくりあげた、伝統そのものなのだと思います。どの時代も人々は生き延びる事に一生懸命だった事が伝わってきます。
大分 中津からあげ鍋
大分県中津市に根付く「からあげ文化」。中津にたくさんの養鶏場があり、鶏肉の入手が容易だった事、旧満州からの引揚者が中国での食べ方を再現した、お惣菜店が揚げたてを提供したことが評判となり類似の店が増えた事などが理由だと言われています。
こちらも餃子鍋同様、スタミナがつきそうなお鍋ですね!
地元の愛がつまった郷土鍋。この機会にぜひいろいろと味わってみたいです。また、野外ステージやご当地物産店も開かれます。
心も体もホカホカ、そんな一日になりそうです。
[画像提供:ご当地「鍋」フェスティバル、Shutterstock.com]