東京タワーを撮るなら?おすすめの「映える」撮影スポット13選

Posted by: 坂本正敬

掲載日: May 2nd, 2019

東京タワー広報の方に聞いた、「東京タワーの社員がお気に入りの撮影スポット」をご紹介。王道の写真映えスポットから、押さえておくべき穴場スポット、SNSで話題となりいまだに人気の「もうひとつの東京タワー」やガラス張りの展望台フロアからの写真まで。

もうひとつの東京タワー

(C)Hit1912 / Shutterstock.com

ゴールデンウィーク中の東京観光で東京タワーに行こうと計画している人も少なくないはずです。東京タワーに出向く予定がなくても、都内のどこかで東京タワーの写真を記念に撮影して帰りたいと感じている人もいるかもしれませんね。

そこで今回は東京タワー広報の方に聞いた、「東京タワーの社員がお気に入りの撮影スポット」を紹介したいと思います。東京タワーに実際に行く場合はもちろん、周辺を通りかかるときも、さっと「スマホ」を取り出して撮影してみてくださいね。

一般受けする王道の写真映えスポットから押さえておく

東京タワーの社員も大好きだという撮影スポットを紹介する前に、まずは王道の写真映えスポットからまとめてみましょう。その中には、スタッフお気に入りの撮影スポットと重なる場所もあるのですが、
 

  • 芝公園(広場と一本道)
  • 赤羽橋交差点
  • 三田通り
  • 六本木(外苑東通り)

 
の4カ所は、東京タワーを美しく撮影できる手堅いスポットになります。東京に長く住んでいる(長く住んだ経験がある)人でないと、どれも知らない地名や道路名ばかりのはず。大まかに解説しましょう。

芝公園

芝公園とは東京タワーから見て、東側に隣接した巨大な公園。もともとは増上寺(現存)の境内で、明治6年に公園として開放された歴史があります。

特に公園の北側、都営三田線御成門駅前にある一角で、手元の地図には芝公園4号地と書かれた場所には、東京タワーに真っすぐ向かうように設置された一本道があります。テレビドラマなどで繰り返しロケーション撮影が行われる場所ですね。公園内の広場も含めて、とりあえず知っておきたい撮影スポットだと広報担当者も教えてくれました。

赤羽橋交差点

芝公園の南西の角に隣接して、赤羽橋という交差点があります。この交差点は北を向いて南側から眺めると、「大」の字を逆さにしたような形で、五差路になっています。その逆さの「大」の字に点を打った、逆さ「太」の字の点がいわば東京タワーの位置になります。

開放感のある交差点から、青い空を背景に東京タワーを撮影してみてくださいね。

三田通

三田通りは、赤羽橋交差点との関係で言えば、「太」の字の2画目が始まる部分になります。先ほどは北を向いて南側から赤羽橋交差点を眺めると、逆さの「太」の字に見えると紹介しました。この南側に続く直線の通りが、三田通りになります。

東京は高い建物が多く、景観が遮られがちです。しかし三田通りの場合、道路の両脇に建ち並ぶビルの間を貫くように通りが延びていて、その先に東京タワーが収まって見えます。

六本木(外苑東通り)

六本木の中でも、外苑東通りから眺める東京タワーも人気だと、東京タワー広報の方が教えてくれました。

六本木の中心には、外苑東通り(南北)と青山通り(東西)が十字に交差する六本木交差点があります。外国人などが足しげく通う飲食店は、交差点を南北に貫く外苑東通りの南側に集中しています。

そんな「ザ・六本木」のビルがひしめく外苑東通りの先に、交差点に背を向けながら視線を送ると、林立する雑居ビルの合間に、巨大な東京タワーが見えます。なんだか意外な気がしますが(あるいは全く意外ではないかもしれませんが)六本木から東京タワーは距離的にとても近いのですね。

社員にも人気な東京タワーの撮影スポットは?

東京タワーの社員に人気の撮影スポットはどこなのでしょうか? 広報担当の方本人がプッシュする撮影スポットを聞いてみると、次の場所が挙がってきました。
 

  • 東京タワーの真下
  • フットタウンの屋上から見上げるカット

東京タワーの真下

東京タワーの真下については、「特に南側駐車場の出口に立つタワーの足元から見上げるカット」がお気に入りだと広報担当の方が言います。「60年前にたった1年半でこんなすごいものを建てたのかと感慨深くなる」とのコメントもありました。

確かに真下から見上げる迫力には、圧倒される力強さがありますよね。

フットタウンの屋上

フットタウンとは、東京タワーの真下にある5階建ての建物です。建物自体が東京タワーの重しの役割も果たしています。各階にアミューズメント施設やフードコートなどがあり、屋上にも出られるようになっている建物。

その屋上には、徒歩で東京タワーのメインデッキ(150m)へ向かう外階段の入り口もあります。筆者も今回の取材で屋上から外階段で上ってみました。そのスタート前に頭上を見上げると、東京タワーの「体の中」をのぞいた気持ちになれました。ちょっとレアで、自慢できる写真が撮れそうですね。

他にも、スタッフが太鼓判を押す撮影スポットがあります。例えば、
 

  • 東京タワーパーキング入り口
  • 増上寺
  • とうふ屋うかい前公園・階段
  • 三田国際ビル
  • 桜田通り(ビルの合間から)

 
といったスポットです。

東京タワーパーキング入り口

東京タワーパーキングとは近隣の地下駐車場で、地上(地下)に通じる階段の出入り口から見える写真です。階段の壁が額のような役割を果たしてくれて、絵になる写真が撮りやすいのですよね。

増上寺

増上寺とは、先ほど紹介した芝公園の中にあるお寺ですね。境内は都心とは思えないほど平和で緑が多く、歴史あるお寺の大殿越しに眺める東京タワーも、絶妙な取り合わせで心が晴れやかになります。

とうふ屋うかい前公園・階段

とうふ屋うかい前公園とは、正確には芝公園の一角になります。子ども用の遊具などもある落ち着いた公園。手元の地図を見ると、芝公園の18号地と書かれています。「東京タワーの目の前にあるのに知っている人が意外に少ない」と語るスタッフのコメントもありました。

公園内には階段があります。その高低差を生かして撮影をしてみると素敵な写真が撮れるそう。試しにgoogleマップのストリートビューで場所を確認してみると、まさに公園の階段で、自撮り棒を使って写真撮影するカップルが、モザイク処理された状態で写っていました。穴場の撮影スポットなのですね。

三田国際ビル

三田国際ビルについては、先ほど紹介した三田通り沿いにある高層ビルになります。「ここは夜がオススメ」というスタッフの言葉もあります。夜の東京をドライブする機会があれば、三田通りを南から北に向かって走ってみると、三田国際ビルと東京タワーを一望できますよ。

桜田通り(ビルの合間から)

桜田通り(ビルの合間から)という意見もありました。三田通り(桜田通りの一部)を北に向かって走り、先ほど紹介した赤羽橋交差点に向かいます。「太」の字を逆さにした赤羽橋交差点に差し掛かったら、北西に向かって桜田通りをそのまま進んでください。車に一緒に乗っている人には、進行方向の右手にスマホを構えてもらいましょう。「ビルの合間から急に東京タワーが出現」する写真が撮れます。「屋根なし2階建てバス『スカイバス』のコースで見どころのひとつになってポイント」とスタッフの方も言います。要チェックですね。

番外編 東京タワーの中から撮る

もうひとつの東京タワー

もうひとつの東京タワー

(C)Hit1912 / Shutterstock.com

一方で東京タワーの中(メインデッキ・トップデッキ)から撮る写真としては、この記事にも登場した赤羽橋交差点方面の写真が人気だと言います。東京タワーから見れば、赤羽橋交差点は「大」の字に見えます。その道路の夜景が「東京タワー」のように見えると評判なのですね。

ガラス張りのフロアからの写真

東京タワー ガラス張り

ガラス張りのフロアを磨くスタッフ

また、メインデッキの床の一部に設けられたガラス張りのフロア「スカイウォークウィンドウ」から撮る写真も、人気だと言います。あわせて参考にしてみてくださいね。

 

東京タワー TokyoTower
https://www.tokyotower.co.jp

東京都港区芝公園4丁目2-8
>>>詳しいアクセスはこちらから

展望台のご案内 / 営業時間・料金
メインデッキ (150m)
9:00~23:00 [最終入場 / 22:30]

トップデッキツアー (150m+250m)
9:00~22:45 [最終ツアー / 22:00~22:15]

メインデッキ行き外階段
土日祝11:00~16:00に開放
天候により中止の可能性あり

 

[Photos by Masayoshi Sakamoto & TABIZINE編集部 & shutterstock.com]
Do not use images without permission.

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PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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