秋から冬にかけて旬を迎える海の幸…忘年会で、温泉宿で、特別な日のご馳走として崇められる海の幸…そう「カニ」です。サンフランシスコにも日本と同様、11月中旬〜下旬頃に解禁となるカニがあります。それが「ダンジネスクラブ」。実はクラムチャウダーと並びサンフランシスコを代表するご当地名物でもあります。
ぎゅっぎゅっと詰まった甘い身
ダンジネスクラブはイチョウガニの一種。日本で広く食されているタラバガニやズワイガニと比べるとやや華奢な印象を受けますが、身は甘くて、肉厚。茹でたてのダンジネスクラブを豪快に割り、身をじゅるじゅると溢れたカニ汁に浸して口に頬張る…冬の訪れを喜びたくなる贅沢な瞬間です。解禁日前でも、北に位置するオレゴン州やワシントン州から空輸で送られたものを食べることができますが、ローカル産ともなれば新鮮さもお値段も違います。
茹でたてホカホカを屋台で
ダンジネスクラブは様々な港で水揚げされています。手軽に食べたいなら一大観光地であるフィッシャーマンズワーフを訪れるのがおすすめ。水揚げされたばかりの鮮度バツグンなダンジネスクラブが屋台でテンコ盛りに販売されており、シンプルに茹でたカニがその場で味わえます。並べてあるものが売り切れたら追加で茹でるため、茹でたてホカホカのダンジネスクラブを食べるなら多少待つことも必要です。
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多様なメニューならレストラン
アレンジ料理を目的とするならレストランへ。数多くのレストランが趣向を凝らしたオリジナル料理を展開していて、フライにサラダにパスタに…とメニュー見ているだけでもワクワクが止まりません!
注意すべき点はひとつ、ダンジネスクラブは「時価」で販売されていること。おおよそ35ドル〜40ドル(約3500〜4000円)で推移していますが、購入前に一度確認してみてくださいね。