イスタンブール・ガラタ橋の名物B級グルメ「サバサンド」の知られざる名店「バルクチュ・トゥファン」

Posted by: Zon

掲載日: Jun 19th, 2019

西洋と東洋の文化が交わるトルコ最大の都市、イスタンブール。イスタンブールの豊かな食は世界中から訪れる人を日々楽しませていますが、なかでも有名なソウルフードといえばガラタ橋付近で食べることができるサバサンド。観光客にはまだあまり知られていない、サバサンドの名店をご紹介。

バルクチュ・トゥファンのサバサンド

ガラタ橋の名物サバサンド

ボスポラス海峡によってヨーロッパとアジアにわかれるイスタンブール。ヨーロッパ側は金角湾によってさらに旧市街と新市街にわかれています。この金角湾に架かる旧市街と新市街を結ぶ橋が、ガラタ橋。旧市街のエミノニュから新市街のカラキョイに架かるこの橋は、二階建ての構造になっており、上の階は車やトラムが走り、地元の人たちがのんびりと釣りを楽しんでいます。

ガラタ橋

下の階はレストラン街になっており、名物のサバサンドはもちろん、ナルギレ(水タバコ)が吸えるお店や海鮮料理を出すレストランが軒を連ねています。

橋の下のレストランだけでなく、旧市街側の橋の袂では、湾に浮かぶ船でもサバサンドが売られています。辺り一面に漂う香ばしい匂いに誘われて、地元の人や観光客が吸い寄せられるかのように屋台に集まり、サバサンドを頬張る光景は、ガラタ橋を象徴する光景です。

ガラタ橋 旧市街側の橋の袂

バルクチュ・トゥファン

サバサンドで有名なのはもちろんこの旧市街側の屋台なのですが、ガラタ橋を渡った先にある新市街にも、実は地元の人に愛されるローカルなサバサンド屋「バルクチュ・トゥファン」があるのです。

バルクチュ・トゥファン

裏路地にあり、あまり目立つ外観ではないのに、お昼時はもちろん、学校帰りの学生や仕事帰りに立ち寄って行く人が後を絶えません。それだけ地元の人からも定評のあるこのサバサンド屋の店内は、こじんまりとしていながらも、二階にはいかにもトルコっぽいソファやクッションがあり、立ち食いだけでなく店内でゆっくり食べていけるのも魅力です。

バルクチュ・トゥファン 店内の様子

一番のポイントは生絞りのレモン

注文すると、店先にあるグリルで香ばしい匂いを漂わせながらサバを焼いてくれます。業務用の冷蔵庫で管理されているサバなので、衛生面も安心。待つこと数分、片手で持つのがやっとのボリューム満点のサバサンドが出来上がります!

バルクチュ・トゥファンのサバサンド

パンはフランスパンに似ていますが、もちっとして食べやすく、食べやすい大きさに刻んだレタスやスライスオニオンも入っています。
サバサンドに欠かせないにはレモンですが、このお店のサバサンドには生のレモンが挟まれています。屋台ではテーブルに置いてあるレモン果汁をお好みでかけるスタイルが多いので、サバの味をより一層引き立ててくれる生レモンはかなり好ポイント!パンと魚ってこんなに合うんだ?!と、友達と会話するのも忘れて食べ進めてしまうくらい美味!

おわりに

メニューはもちろんサバサンド一筋の「バルクチュ・トゥファン」のサバサンドは、屋台で食べるものよりも香りがよく、サバもふんわりジューシーでパンにとてもよく合います。衛生面が心配で屋台料理を懸念しているかたでも安心して食べることができます。イスタンブールのソウルフード、サバサンドをぜひ新市街側で味わってみてはいかがでしょうか。

バルクチュ・トゥファンのサバサンド2

バルクチュ・トゥファン(Balıkçı Tufan)
Kemankeş Karamustafa Paşa Mahallesi, Ağaç Tulumba Sk. No:2, 34425 Beyoğlu/İstanbul

[All photos by Zon]

PROFILE

Zon

zon ライター

トルコ イスタンブールの魅力を発信しています。奈良に近い大阪で育ち、神戸で学び、ロシアに留学し、色んな国に旅した末、イスタンブールに辿り着きました。ガイドブックには載らないけれど魅力的なスポットなど、歴史もトレンドも交えてご紹介していきます。

トルコ イスタンブールの魅力を発信しています。奈良に近い大阪で育ち、神戸で学び、ロシアに留学し、色んな国に旅した末、イスタンブールに辿り着きました。ガイドブックには載らないけれど魅力的なスポットなど、歴史もトレンドも交えてご紹介していきます。

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