長期休暇や年末年始、有給をたくさんの国を弾丸旅行、ゆっくりと一カ国滞在など、旅のスタイルは様々ですが、旅好きなら、一カ国でも新しい文化や歴史を発見しに出かけたいのが本望ではないでしょうか。陸続きのヨーロッパや東南アジアならふらっと気軽にお隣の国に行けるので、そんな2カ国以上廻れるルートを紹介します。
おさえておきたい!二カ国巡るポイント
10日ほど旅行の日程があるなら、一つの国では物足りず他の国に行きたい!という思いが出てくる人も多いはず。
特にヨーロッパや東南アジア、アフリカなどは陸続きなので、ちょっと日帰りで隣国へ!なんてことも気軽にできるのが魅力です。
そんな二カ国目を選ぶ時に大切にしたいのが以下のポイント!
・日帰りor数泊で隣国の主要な観光地(or都市)を巡れる。
移動に時間がかかると観光の時間が大幅に減ってしまいますし、それなら移動しなかった方がよかったなと後悔してしまうこともあるかもしれません。
また、日帰りや数泊で主要な観光地を巡れたほうが旅の充実感もありますよね。
電車やバスで国境を越えた場合、主要な観光地がないような小さな町を訪れただけではもう一カ国来たものの、雰囲気が変わらない・・・ということもありがちです。
そんなポイントも押さえながら、気軽に行けるプラスもう一カ国のオススメルートを紹介します。
東南アジア編
タイ・バンコク→カンボジア・シェムリアップ
(所要時間:バスで約10時間、費用:片道12ドル)
東南アジアをバックパック一つで回るバックパッカーにとっては王道中の王道のようなルートですが、一回の旅行でバンコクのお寺や仏像などを巡り、あの有名なアンコールワットも巡れたら大満足ですよね。バンコクからはツアーも多く出ていて、このルートを使う人は多いのでバスでも安心です。
ベトナム・ホーチミン→カンボジア・シェムリアップ
(所要時間:バス約15時間、費用:片道25ドル)
実はアンコールワットのあるシェムリアップにはベトナムの首都・ホーチミンからもアクセス出来るのです。バンコクからのアクセスより移動時間は長いですが、陸路で国境を越えてカンボジアの首都プノンペンも経由するので、シェムリアップまでは遠いけど、カンボジアに行ってみたい!という人にもオススメなルートです。
ヨーロッパ編
フランス・パリorイギリス・ロンドン→ベルギー・ブリュッセル
(パリから所要時間:電車約1時間半、費用:片道65ユーロ〜、ロンドンから所要時間:約2時間、費用:片道75ユーロ〜)
日本人でも旅行者が多いパリ、ロンドンの2都市ですが、実はこの人気の2都市から隣国ベルギーまで2時間あれば行けるのだから驚きです。パリからだと、同じフランス語圏ということもあり、違いを感じにくいかもしれませんが、ワッフルにビール、チョコレートなど、食文化の違いは大きいので行く価値大です。
フランス・ニース→イタリア・ミラノ
(所要時間:電車約5時間、費用:片道20ユーロ〜)
フランスの南部に位置するニースは、バスで30分(ちなみに費用は1.5ユーロ!)も行けば隣国モナコへも行けることでも有名ですが、実は5時間もあればファッションの都ミラノまでも行けるのです。ミラノといえば「最後の晩餐」やドゥオーモなど、見どころはたくさん!言葉もコロッと変わるので、別の国に来たんだなぁと感じます。
オーストリア・ウィーン→スロバキア・ブラチスラヴァ
(所要時間:約1時間半、費用:往復で20ユーロ前後)
ウィーンを訪れるまで知らなかったのですが、小さな国スロバキアはウィーンから日帰りで行けてしまう国の一つなのです。言葉をはじめ、建築もウィーンとは一味違って新鮮です。首都だというのにも関わらず、旧市街はとても静かな雰囲気。ちなみにウィーンからはハンガリーのブダペストにも2時間半ほどでアクセスできるので選択肢が増えますね!
アフリカ・北米編
南アフリカ共和国・ムプマランガ(クルーガー国立公園)→エスワティニ(旧名スワジランド)
(所要時間:車約3時間)
南アフリカ共和国最大の国立公園があるムプマランガ州はなんとエスワティニという国まで車で3時間ほどで行けるのです。クルーガー国立公園の入り口付近に近づいてくるとモザンビークの首都マプトの看板までもが見えてきます。ヨーロッパほど隣国が近くないアフリカで、南アフリカ共和国最大の国立公園に立ち寄って、もう一カ国巡れるルートはなんだかお得な感じがありますね。レンタカーを借りる際は別の国に行くということを告げるのも忘れずに!
アメリカ合衆国・ミシガン州デトロイト→カナダ・トロント
(所要時間:車約6時間)
五大湖を持つミシガン州はなんとカナダとの国境に面しています。トロントまでは約6時間で、観光地といえばナイアガラの滝があります。ミシガン州でオランダ風の町並みや砂丘、湖を満喫して、カナダ最大の都市トロントの都会の熱気と滝の迫力を味わう二カ国旅行はどうでしょうか。
世界には、島国日本では考えられないほど、手軽に気軽に隣の国へ旅行することができるのです。今年こそは、国内旅行では決して体験できない陸路で、国境越えを体感してみてはいかがでしょうか。