旅気分を盛り上げてくれる飛行機の機内食。エアラインごとに特徴があるので、乗ったことのない飛行機の機内食はちょっぴり楽しみだったりもしますよね。「機内食で世界巡り」の記事では、LCC(格安航空会社)から王道のエアラインまでの機内食をご紹介していきますよ! 今回はオランダのアムステルダム空港〜アラブ首長国連邦のアブダビ空港を結ぶKLMオランダ航空(Royal Dutch Airline)、エコノミークラス11月の機内食です。
オランダというと何を思い浮かべますか? チューリップに木靴に風車など、ちょっぴりメルヘンな世界? それともマリファナが合法なことや、性に対して開放的なイメージでしょうか? また、オランダといえばゴッホやレンブラントを始めとする著名な画家を生み出した国でもありますね。
アートな雰囲気満点のオランダ航空機内食
KLMオランダ航空の特徴は機内食がシンプルながらとてもアーティスティックなこと。フェルメールの『牛乳を注ぐ女』が印刷されたランチョンマットから機内食のパッケージまで、今月はすべてこのデザインで統一されています。メイン料理はペンケースサイズの器で供されるのもなんだかオシャレな印象。
利用した時間帯が午前中だったため、今回は昼食でした。リンゴやパイナップルとレタスをマヨネーズで和えたあっさり味のサラダ、チーズ、クラッカー、焼き立てのパン、デザート、そしてメインはチキンのターメリックライス添えまたはラタトゥイユ(トマトベースの野菜煮込み)のベイクトパスタの2種類から、ベイクトパスタを選択。飲み物は、今年で誕生140年となるアムステルダム生まれのビール「ハイネケン」を選んでみました。
ハイネケンファンにはたまらない140周年記念の限定缶。おつまみはフェルメールのカード付き
KLMオランダ航空は、毎回パンの種類が異なる上に焼き立てなのが素晴らしいサービス。 先日フランスのトゥールーズ〜アムステルダム間を利用したときに供されたのは、穀物たっぷりのしっとりしたパンにチーズを挟んだシンプルなサンドイッチ。風車が印刷されたランチボックスがとってもキュートです!
機内食の味もエコノミークラスながらレベルが高いように思います。食事が楽しくて美味しいと、飛行時間の長さもそれほど苦にならないから不思議ですね!