バケーションレンタル=貸別荘! 誰でも気軽に利用できる
“バケーションレンタル”の言葉の響きにどんなイメージがありますか? とっても広くて、プールがあって、洗練されたインテリアで、優雅な休日が過ごせる・・・ そんなイメージにピッタリのところもありますが、端的にいえばバケーションレンタルは貸別荘。バケーションレンタルというと身構えてしまうかもしれませんが、利用するハードルは高くありません。
今回は世界190カ国、200万件以上のバラエティーに富んだ物件がそろう「HomeAway (ホームアウェイ)」を使って、長野県の善光寺まで徒歩5分という、古民家をリノベーションしたバケーションレンタルに宿泊。
「HomeAway」のサイトで予約をリクエスト。オーナーから承認が来れば予約が完了。支払いもサイト内で行え、現地での清算などはないので安心。一般的な宿泊サイトでホテル予約するのとほぼ変わらない内容です。サイト上では物件の大まかな場所しか知ることができませんが、オーナーからは、物件の住所や連絡先、チェックイン方法などの連絡がきます。もちろん予約前に、不明点などを聞くことも可能。
長野県・善光寺の門前町にあるレトロな古民家に宿泊
寺社仏閣が多く集まる、善光寺の門前町にある古民家前でオーナーと待ち合わせ。チェックイン方法は、オーナーや物件によって異なるため一概にはいえませんが、今回はオーナーと顔を合わせて鍵の受け渡しを行い、館内や注意事項の説明を受けてチェックイン。
“館内”と書きましたが、今回のバケーションレンタルは一軒家の古民家で2階建て。広さが約99平方メートルもあるのです。これで1泊1万8121円~。宿泊人数により料金は異なってきますが、4名で宿泊すれば1名5000円前後で宿泊できます!
約80年の歴史ある呉服屋だった建物をリノベーションしたバケーションレンタル。残念ながら建物の外観はお見せできないのですが、店だった名残がある間口の広い引き戸を引いて中に入ると、土間のようなスペースが広がり、小上りで靴を脱いで館内に。
ノスタルジックな昭和のぬくもりが魅力的
館内は、昭和を思わせる日本家屋そのもといった雰囲気。板張りの廊下、白壁、ガラス戸、裸電球、茶箪笥・・・ もちろんリノベーションされているのですが、古き良きものを上手に残したほっとできる空間に。
そんな昭和の香りを残す家屋は、年代によって新鮮に映ったり、懐かしく映ったりするのでは。外国人にとってはまさしく“THE 日本の家”というべき印象のようで、宿泊客の60~70%は外国人なんだとか。
1階には8畳のリビング&ダイニングをメインに、広々したキッチン、パウダールーム、シャワールーム、トイレなどがそろっています。階段下にある白タイルが張られたトイレは、リノベーションの影響か真ん中に柱がある変わった造り。バスタブはないですが、徒歩1分もかからないところに昔ながらの銭湯があり、「この古民家を拠点に、門前町の街歩きや雰囲気を楽しんでください」とはオーナーからのメッセージ。
99平方メートルの広さがある居心地のいい空間
1階だけで終わらないところが、この古民家のいいところ。日本家屋独特の急で狭い階段を上れば、革ソファーとクッションが配されたラウンジ風の空間が。昼間にはやわらかな陽射しが入り心地好い! このラウンジの端には、小上りに琉球畳が敷かれたくつろぎスペースも。
その向かいにある、障子で仕切れた和室がメインの寝室。7.5畳と10畳の二間からなる和室は、走り回れそうなほどの広さ。現代風の襖と格子障子がアクセントになり、しっぽりとした和の趣に包まれます。夜にはラウンジの灯りが障子に影をつくり、雰囲気ある表情がなんとも魅力的。
バスタオルやシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシなどといった基本的なアメニティーのほか、エアコンや冷蔵庫、電子レンジ、調理器具、食器、洗濯機などもそろい、自炊や長期滞在することも可能。
こんな古民家、バケーションレンタルでいかがですか。料金面も含めて、ホテルや旅館では味わうことのできない魅力があるのではないでしょうか。もちろん、ホテルや旅館に軍配が上がることや、バケーションレンタルは物件やオーナーによってサービスの質や居心地が変わることも事実です。宿泊先のひとつの選択肢としてバケーションレンタルを加えることにより、よりその土地の雰囲気を感じることができる旅が楽しめるのではないでしょうか。
住所:長野県長野市南長野諏訪町
料金:1棟1万8121円~(2名利用時)
CHECK IN/OUT:15:00/11:00
アクセス:JRほか「長野駅」より徒歩8分
HP:https://www.homeaway.jp/p7263171
[All Photos by tawawa]