【全国の一度は訪れたい温泉地】女性が憧れる人気温泉　湯布院温泉＜大分県＞

行ってみたい温泉ランキングの常連　湯布院温泉

山のホテル 夢想園

「日本一のおんせん県」大分県の由布岳の山麓にある人気温泉地「湯布院温泉」。小洒落たショップやレストランが建ち並ぶ様子は、地方都市とは思えないほど垢抜けており、女性に人気。豊富な湯量に恵まれ、各家庭にも温泉が引かれているほど。羨ましいですね。温泉地にありがちのいかがわしげな歓楽街がなく、女性や家族連れにも安心して過ごせます。

由布市内には温泉湧出量全国3位、源泉数全国2位を誇る「由布院温泉」や、古くから湯治場として栄えた「湯平温泉」、酸性度全国2位で皮膚病に特効のある薬湯「塚原温泉」など、豊富な温泉に恵まれており、温泉三昧できますよ。

湖底から温泉が湧く　金鱗湖

由布院のランドマークといえば、「金鱗湖」。湖の底から温泉が湧いているといわれます。1884年（明治17年）に儒学者の毛利空桑（もうりくうそう）が、湖の魚の鱗が夕日に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けました。湖の周りには散策路があり、魚や水鳥が泳ぐ姿が眺められ、ゆっくりと散策するのも良いでしょう。

朝霧の金鱗湖

湖に清水と温泉が流れ込むと言われ、年間を通じて水温が高い金鱗湖。秋から冬にかけての早朝が朝霧が発生しやすく、湯布院盆地を包み込む朝霧は絶景。昼と夜の気温差が大きく、風がないと朝霧が出る可能性があるので、運に恵まれたいものです。

紅葉の金鱗湖

秋には素晴らしい紅葉を見ることができます。

美肌効果の高い　湯布院温泉

湯布院は昭和30年に「由布院町」と「湯平町」が合併して誕生した地名。湯平町を含む場合は湯布院、含まない場合は由布院となるそうです。市内各所に共同浴場があるので、宿泊施設の温泉だけでなく、日帰り温泉も楽しみましょう。値段もお手頃なのが嬉しいですね。

共同浴場　ゆのつぼ温泉

由布院のメインストリート湯の坪街道から、大分川へ向かうところにある共同浴場「ゆのつぼ温泉」は、江戸時代の文献にも名前が残っているという古湯。便利な場所にありながら、旅行客利用は少なく空いているので穴場の温泉。

共同浴場　クアージュゆふいん（湯布院健康温泉館）

公共の立ち寄り入浴施設で、運動やリラックス効果で健康になろうというドイツ式の温泉療養を取り入れた施設。水着着用のバーデゾーンでは、運動浴、ワールプール浴、打たせ湯、冷水浴、サウナなど9種類も利用可能。

湯平温泉　中の湯

湯平温泉石畳の中ほどに位置する共同浴場「中の湯」。浴槽が一つのため、偶数日が男性専用、奇数日が女性専用と日替わりになるので、利用時は日付を確認のこと。お風呂からは花合野川(かごのがわ)を見下ろせ、川のせせらぎを聞きながら入浴できます。

日本三大薬湯の一つ　塚原温泉

塚原高原を登った奥湯布院と言われている場所にある「塚原温泉」は、日本三大薬湯の一つ。名湯を求めて、全国から人が集まります。

塚原温泉　火口乃泉

「塚原温泉」は鉄イオン含有量全国1位、酸性度とアルミニウムイオン含有量は全国2位を誇り、日本三大薬湯の一つ。pH約1.8という強酸性の温泉は、アトピー性皮膚炎、あせも、ニキビ、吹き出物、水虫、やけど、虫刺され、かゆみ、切り傷など皮膚のトラブルに特効があるとされています。美肌はもちろん、髪も美しくなるとか（泉質上、シャンプー・石鹸類使用不可）。浴槽は内湯と露天の他に家族風呂もあり。

美しい自然に恵まれた湯布院温泉では、人力車、辻馬車、乗合タクシー、レンタサイクルなど、町を楽しめるよう乗り物が充実。名湯とともに風光明媚な景観も楽しみたいものです。ご紹介した温泉の他に、青い色をした露天風呂の温泉「束ノ間 (旧 庄屋の館)」など個性豊かな温泉が他にもたくさんありますので、好みの湯を探して出かけましょう。

一度は訪れたい、湯布院温泉。その魅力を確かめに、あなたも出かけませんか。

写真提供：公益社団法人ツーリズムおおいた

※2021年1月2日更新　TABIZINE編集部により記事を更新しました。

※掲載の情報は2021年1月現在のもので、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。