まだまだ寒い日の続く今の季節、ふと恋しくなる温泉。そして、澱のように沈殿してしまったストレスを打ち消してくれる、絶景。この二つが同時に楽しめる、贅沢な温泉リゾートがオーストラリアにあります。今日は、とっておきの温泉リゾートをご紹介しましょう。
ワイン畑とビーチのある半島で
オーストラリアはヴィクトリア州。州都メルボルン中心地から、車で約1時間の距離にあるモーニントン半島は、なだらかな丘の広がる緑溢れるスポットです。ここは、ワインの産地としても知られる他、ビーチ好きなオージー達がショートトリップを満喫する場所でもあります。
そんな恵まれた条件の揃ったモーニントン半島にあるのが、“Peninsula Hot Springs(ペニンシュラ・ホットスプリングス)”。地下637メートルから湧き出す天然の温泉を楽しめる施設として、2005年にオープンしました。
(C)facebook/Peninsula Hot Springs
国内最大級の温泉施設だけあり、こちらで楽しめるリラクゼーション施設は20にも上ります。モーニントン半島の雄大な景色を360度楽しめる温泉も人気のひとつ。その美しさは随一で、テレビのロケにも度々使われています。
(C)facebook/Peninsula Hot Springs
全ての始まりは、オーナーが日本に住んでいた時に体験した温泉。その後、世界の様々な温泉に目を向けるようになったそうです。そのため、日本の温泉を彷彿とさせる施設もあります。
温泉だけではなく、サウナももちろん完備。こちらは、トルコやモロッコで愛されている「ハマム」と呼ばれるスチームサウナ。こちらは少人数の予約制だそう。
(C)facebook/Peninsula Hot Springs
オーナーがエベレストのベースキャンプ体験中にインスピレーションを得て設置された、サーマル・ミネラル・シャワー。体を洗うのはもちろん、マッサージにも良いとか。大自然に囲まれて浴びるシャワーは、それだけで格別の体験となりそうです。
日が暮れた温泉は、ロマンチックな雰囲気に。人気の洞窟風呂も、しっとり落ち着いて楽しめそうです。
(C)facebook/Peninsula Hot Springs
ワインの産地だけあり、こちらのお風呂はなんとワイン樽として使われていたものをリサイクル!
スパやお食事だって楽しめる
温泉を満喫したら、次はスパで極上マッサージ体験を。そして、1日の締めくくりには、地元の食材をふんだんに取り入れたお料理を楽しみましょう。
Spa Dreaming Centre(スパ・ドリーミング・センター)では、極上のスパ体験を。アボリジニーのテクニックを用いたマッサージで、気の流れを整えます。
美味しいだけでなく、目にも鮮やかな盛り付けにもこだわるのが、オーストラリアのモダン料理の特徴です。体にやさしい素材を惜しみなく使った一品は、温泉でリフレッシュした体にぴったり。
温泉というと、日本だけでしか味わえないような気がするもの。でも、世界には日本にも負けない美しさを誇る温泉リゾートが沢山あります。そんな世界中で楽しまれる温泉を求めて旅するのも、また楽しいかも知れませんね。