(C)「金融/知のランドスケープ」
モノリス(知の柱)のカードに触れよう!
「金融/知のランドスケープ」と題した展示は、東京・大手町の三井住友銀行東館2階「三井住友銀行ライジング・スクエア」で行われています。入場は無料で、誰でも観覧が可能。この空間は2015年7月にオープン。一般的なミュージアムとは趣が異なり、7本の「モノリス(知の柱)」と呼ばれるタッチモニターに触れると次々と画面が開いて、さまざまな金融や“お金”にまつわる画像や映像、文章を見ることができます。なお、このミュージアム空間をデザインしたのは、明治「meiji THE Chocolate」のパッケージデザインなどを手掛けたクリエイティブ・エージェンシーの株式会社ライトパブリシティです。
(C)「金融/知のランドスケープ」
7本のモノリスはインタラクティブサイネージと呼ばれる電子看板を使用しており、タッチパネル式のディスプレイを指で触れることによって、500以上の豊富なコンテンツを表示することが可能です。もちろん三井住友銀行のスペースなので、、「お金」や「金融」が社会や生活に果たしてきた役割や未来への可能性といったコンテンツが用意されています。
さまざまなジャンルの著名人が寄せたメッセージが聴ける
(C)「金融/知のランドスケープ」
高さ3メートルのモノリスをタッチすると表示されるのは、人間が「お金」を発明してから、「金融」というシステムを作り上げ、その「金融」が人間の社会や生活にどんな役割を果たしてきたか。その歴史や未来の可能性、さらに日本の金融史とともに歩んできた三井住友銀行の歴史などを感覚的なツアーで学ぶことができます。
さらに、さまざまなジャンルで活躍しているオピニオンリーダーの人たちが、映像メッセージとして登場します。メディア向け内覧会の時点では、落語家の林家たい平さんやクリエイターの箭内道彦さん、料理研究家の浜内千波さん、生命誌研究者の中村桂子さんなど文化人や経済の専門家による「お金」「金融」にまつわるメッセージを聞くことができます。
(C)「金融/知のランドスケープ」
モノリスの背面には歴史上の偉人たちが遺した「お金」に関する名言・金言(あるいは箴言)がパネルに印刷されています。いずれも含蓄のある言葉たちで、自分自身の「金融」に対する新たな発見ができるに違いありません。
子どもと一緒に「お金」を楽しく学べる空間
また、会場には三井住友銀行やSMBCグループが最近発表したプレスリリースをパネル展示しており、話題になったニュースを振り返ることができます。
さらに子ども向けには、配布されたリーフレットを見ながら該当するコンテンツをモノリスから探し出すワークショップ「たいけん塾」(要予約)が用意されています。すべてのコンテンツを発見できたら、スタンプを押してもらったら「修了証」になるという遊び心をくすぐる企画になっています。
1階ロビーには触れるデジタル地球儀も
(C)水澤敬
なお、三井住友銀行東館1階ロビーには、デジタル地球儀「触れる地球」も展示されています。世界初のインタラクティブなデジタル地球儀で、リアルタイムの気象情報や地震・津波、渡り鳥などの地球移動、人口爆発や地球温暖化、PM2.5など、地球上のさまざまな現象を映し出します。
お金の話を入り口として、興味深いさまざまな「知の」コンテンツがいっぱいの「金融/知のランドスケープ」。皇居からもほど近いロケーションで、周辺の観光スポット巡りに加えてみてはいかがでしょうか。
住所:東京都千代田区丸の内1-3-2 三井住友銀行東館2階「三井住友銀行ライジング・スクエア」内
開館時間:9:00~18:00(年末年始は休館、その他不定休あり)
公式サイト:https://museum-of-finance.com/