【日本の冬絶景】旅情を揺さぶる冬景色がある 福島県の雪景色

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Jan 19th, 2020

日本の四季の中で、凛とした冬に惹かれます。着飾ることなく、媚びることなく、色彩を削ぎ落とす潔さ。あるがままの姿で佇む冬に、神様は白いコートをふわりとかけてくれます。空から舞い降りてくる白いもの。汚れも痛みも受け入れ、大地を、山を、海を、川を、白く包み込みます。私たちが待っていたのは、「雪」でした。TABIZINEでは「日本の冬絶景」を連載でお届けします。今回は、福島県の冬絶景。福島県では例年12月〜3月中旬頃に雪景色が見られます。

たかつえ樹氷霧氷
たかつえ樹氷霧氷 写真提供:極上の会津 

旅情を揺さぶる冬景色 只見川第一橋梁<福島県三島町>

只見川第一橋梁
写真提供:極上の会津 

福島県の会津若松から新潟県の小出まで、約135kmを結ぶJR只見線。道の駅尾瀬街道みしま宿の脇にある「第一只見川橋梁ビューポイント」は、海外からも人気が高い、世界的な鉄道風景の絶景スポット。ブナの原生林に包まれた只見川第一橋梁の雪景色は、懐かしく、切なく、旅情が揺さぶられます。

只見川(ただみがわ)第一橋梁

【住所】〒969-7402 福島県大沼郡三島町
【入場料】無料。
【公式サイト】奥会津 三島町 http://www.mishima-kankou.net
冬期間の只見川ビューポイントについて
http://www.mishima-kankou.net/冬期間の只見川ビューポイントについて/

水鏡に映る、日本の小さなスイス 大志集落<福島県金山町>

大志集落
写真提供:極上の会津 

会津川口駅から会津若松側に2キロほどにある、大志(おおし)集落。カラフルな赤や青の屋根の小さな村で、雪景色の山々と村が只見川の水鏡に映る景観はスイスさながら。川霧の立ち込める早朝や夕方には、現実離れした夢のような風景が出現します。会津川口駅から1キロほどの場所にある「かねやまふれあい公園」で見ることが可能。

大志集落(おおししゅうらく)

【住所】〒968-0011 福島県大沼郡金山町大字川口
【入場料】無料
【公式サイト】福島県大沼郡金山町役場
https://www.town.kaneyama.fukushima.jp/soshiki/37/hureaihiroba.html

雪灯籠に灯りがともる夜 大内宿<福島県南会津郡>

大内宿
写真提供:下郷町 

福島県南会津「大内宿」は、江戸時代に栄えた宿場町。現在も茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、昭和56年国選定重要伝統的建造物郡保存地区に指定。茅葺屋根に雪が深く積もる2月には雪まつりが行われ、雪灯籠がやさしい灯りで大内宿の夜を照らします。

大内宿(おおうちじゅく)

【住所】〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大字大内山本
【入場料】無料
【公式サイト】大内宿 大内宿観光協会 http://ouchi-juku.com
大内雪まつり 2020年2月8日(土) 〜 2020年2月9日(日)(第2土日開催)
http://ouchi-juku.com/detail/newsdetail_622_30432.html

会津絵ろうそくまつり
会津絵ろうそくまつり 写真提供:極上の会津 

寒いから創り出される日本の冬絶景。今の時期にしか見られないものですから、温かい格好で防寒して、ぜひ訪れたいものです。

注意:記事掲載の情報は、2019年12月現在のものになりますので、詳細につきましては、公式サイトで確認または開催団体へ直接お問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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