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インド料理は、多彩なスパイス(香辛料)を使うことで有名です。その最たるものが、インド人の主食「カレー」。日本人が白米を主食におかずを食べるのと同じように、どこのお店にいってもカレーが出てきます。しかし地域や民族、宗教などによって多種多様な料理があり、毎日飽きないのもインド料理の魅力。その中で、特におすすめのインドグルメを厳選しました。インドに行った妄想を膨らませながら、お楽しみください。
旅のスタートは、インドが詰まった贅沢プレート「ターリー」で!
インドの食事で、何を頼めばいいんだろう?と思った人は、まず「ターリー(thali)」を注文してみましょう。ランチプレートのようなイメージで、多くのレストランで食べることができます。丸いステンレス皿の上にご飯・チャパティ(小麦粉を薄くのばして焼いたパン)・カレーが2~3種類・炒めた野菜・ダール(豆のスープ)などが置かれています。すべてスパイスの効いたインドらしい味付けで、一口食べた瞬間「ああ、インドにやってきた!」と思うことうけ合いです。お店によってカレーの種類などバリエーションが異なるので、ぜひインド旅の中で、お気に入りのターリーを見つけてみてくださいね。
サクサク食感がクセになる「ドーサ」
見た目はクレープのようなコチラは、お米と豆をすりつぶして発酵させた生地をうす~く伸ばして丸めた「ドーサ」という料理です。南インドの家庭料理で、カレーやジャガイモのペースト、豆のスープなどにつけながら食べるのが一般的。生地の独特の風味と、パリパリとした食感がクセになります。また見ての通り、たいていのお店のドーサは皿に収まっていないので、迫力があり写真映えもしますよ。レストランやホテルの朝食でも食べることができます。
屋台に繰り出して、「チャイ」を飲もう
インド料理にお腹が慣れてきたら、ぜひ街中に繰り出してみてください。カレーやドーサをはじめ、街中には多種多様な屋台が並んでいて、お腹の許す限り楽しむことができます。
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その中で、ぜひ試してみてほしいのが、日本人にもなじみの深いインドの国民的ドリンク「チャイ」です。「TEA」と書かれた看板が目印の「チャイスタンド」と呼ばれる屋台で、手作りチャイが1杯10~20ルピーほど(約15~30円)で味わえます。日本で飲むチャイよりスパイスは効いていながら、シナモンの甘味もあり、とても美味しいです。
ちなみに、チャイは素焼きの土器の入れて渡されることが一般的なのですが、飲み終わったら回収するのではなく、そのまま地面に投げ割るのがインドスタイル。せっかくなら、そこまで楽しんでみては?(※最近では紙カップも普及しているようです)
インド風お好み焼き?「ウッタパム」
屋台でもう1つ、チャレンジしてみてほしいのが、「ウッタパム」という料理です。ホットケーキくらい厚めに敷いた生地に、タマネギやトマトのみじん切りなどを乗せて焼き上げます。いわばインド版お好み焼きに近いイメージです。ピリ辛ソースにつけて食べるのが主流で、もちっとした生地に辛味が抜群に合います。具材もたっぷり入っているので、ウッタパムひとつでお腹いっぱいになりますよ。
激甘注意!インドの定番スイーツ「ジャレビ」
シメはやっぱり現地のデザートを食べたい!そんなときは、現地で親しまれているインドの定番スイーツ「ジャレビ」を食べてみることをおすすめします。ヨーグルトと小麦粉を混ぜた生地を油でカリッと揚げて、さらにあま~いシロップにつけて食べるおやつ。甘さのかたまりといった感じです。しかし食べているうちに、カリカリした食感と甘さがやみつきになってくるので不思議。油が入った大きな鍋が置いてある屋台は大体ジャレビを作っていることが多いので、見かけたら食べてみてください。
まだまだ盛りだくさんのインドグルメをぜひ現地で!
そのほか、街中にある中華料理店やファストフードのハンバーガーなどでも、香辛料香るメニューがラインナップされていたりと、馴染みのある味にインドらしさが溢れていて面白いです。危険なところもたくさんある国ですが、グルメも文化もスパイシーなインドを、ぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか?
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