誰でもなれる?「青森ねぶた祭」のもうひとつの名物“ハネト”ってなんだ!?

Posted by: TABIZINE編集部

掲載日: Jul 7th, 2020

日本を代表するお祭りともいえる「青森ねぶた祭」。夏の毎年8月2日~7日に開催され、全国からたくさんの観光客が訪れます。1980年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。2020年は新型コロナウィルスの感染拡大により、残念ながら中止となりました。雄大で迫力満点、またアートのような美しさもある「ねぶた」が目玉ですが、もうひとつの名物ともいわれる“ハネト”とは一体どんな存在なのでしょうか?

青森ねぶた祭
(C)PorzillA / Shutterstock.com

「青森ねぶた祭」もうひとつの名物ハネトとは

ハネト
(C)Shawn.ccf / Shutterstock.com

お祭りの気分が一気にアップする「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声。「青森ねぶた祭」では、「跳人(ハネト)」と呼ばれる踊り子たちが、声を上げながら踊り歩きます。祭りの目玉は何といっても「ねぶた」ですが、もうひとつの名物といえば、このハネトの存在。浴衣の裾をひざまでたくしあげ、花笠にたすきがけといったハネトの正装で威勢よく踊り、お祭りをどんどん盛りあげます。

誰もがハネトになれる!

ハネト衣装
(C) Shawn.ccf / Shutterstock.com

なんとこのハネトですが、実は誰でも参加は自由なんです!「初めてだから」とか「踊りがわからない」とか、「踊りが難しいのでは・・・!?」といった心配は一切不要。「ねぶた衣装」と呼ばれる浴衣のようなハネトの衣装を着用して、ねぶたの運行開始前までにねぶたの団体に加わればOK。事前の登録など手続きは必要ありません。せっかくなので、ぜひ参加してみたいですね。

【ハネト衣装】
・頭には、花笠。花笠に豆絞りをつけ、かぶる。
・肩には鮮やかな「タスキ」
・腰や腰ベルトの上に巻く「しごき」
・白地を基調とした浴衣
・着物の裾は膝までたくし上げ、その下にはピンクや青の「お腰(オコシ)」をつける
・足元は「白足袋」に「草履」。この時、「草履」は脱げないように「豆絞り」といわれる藍色の水玉模様の手拭いでゾウリを縛っておくのがコツ

衣装はどうしたらいいの?

気になるのが衣装の調達。購入するかレンタルするか、どちらかを選びましょう!購入する場合は青森市内のデパートや洋品店などで、一式1万円程度で購入できます。そして、祭りの開催期間中は、市内のお店で特別に一式4,000円前後(足袋、草履、花笠は別途料金)でレンタルすることもでき、着付けをしてくれるところもあります。ただし、人気が高いので予約がベスト。ハネトに参加してみたいと思っている人は、衣装の調達だけは事前に行っておきましょう。

■ハネト衣装レンタル・購入方法についてはこちら
http://www.nebuta.jp/join/wear.html

思わずほっこり!鈴を拾うと・・・

ハネトの鈴
(C) Shawn.ccf / Shutterstock.com
ハネトは飛び跳ねて踊るため、衣装に身につけている鈴が落ちることも。この鈴を拾うといいことがあると言われています。ルールとマナーを守って「青森ねぶた祭」をお楽しみください!

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TABIZINEスタッフ一同

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