ニューヨーカーにとって地下鉄は切り離せないほど、生活に密着したものです。ほとんどのニューヨーカーは、通勤や通学、遊びに行く時も、地下鉄を利用します。その地下鉄車両内で目にする広告は、ニューヨーカーの生活を伺い知ることができて、興味深いですよ。
地下鉄内でのマナーを守ろう キャンペーン
現在目につく広告が、“COURTESY COUNTS”という、地下鉄内でのマナーを守ろうというもの。
ニューヨーカーであれば、「コレ、どうにかしてくれない」と思っているストレスのもとが、マナーの低下なのです。
私の横で、ブレイクダンスしないで!
【NYC subway break dance】
ツーリストにとっては新鮮かもしれない、車両内でのポール(手すり)を使ったダンスも、一般乗客にとっては大迷惑。自分の座っているすぐ横の手すりで、バタバタやられた日には、危険きわまりないのです。ダンスをしているティーンエイジャーは、チップ稼ぎが目的で、乗客の安全はまったく考えていません。
「手すりは安全のためであって、あなたの日課のためではない。地下鉄車両は、ショータイムの場所ではありませんよ。」と促しています。
(C)Sara Aoyama
国際都市は、言語表示も多彩
多国籍都市NYCでは,言語表示も多彩。英語の他、NYC人口の多数を占める2大言語、スペイン語、中国語の表記は多いです。残念ながら、日本語はありませんね。
(C)Sara Aoyama
NYC地下鉄の現状
ニューヨーカーなら思わず苦笑する、「いるいる、こういうヤツ!」という動画。レディーファーストの国のはずが、どこかの国のオジサンのように、女性を押しのけて乗車するなど、著しいマナーの低下にガッカリ。
【25 Types of People on the Subway】
キャンペーンは、すかさず売り物になっている
キャンペーンの広告がTシャツやマグカップにも!すかさずグッズになるあたり、商魂たくましいですね(笑)。この広告の効果が出たのか、最近は足を広げて座る人、車内での飲食が減ったかもしれません。
ストレージルームの広告
ストレージルームとは、家に収容出来ない荷物を預ける、物置の場所。
「妻も子供も好きだけど、何よりも自分のストレージルームを愛しているんだ。」
さまざまウィッグに、ドレス、メイクアップ用品の秘密の部屋。自分の夫は会社で連日残業のはずが、こんな場所で違う人間になっていたら?
(C)Sara Aoyama
ユーモアで惹き付ける広告
「週末でも、無制限でプレイ出来ますよ。」
【Bottomless(ボトムレス)】に、「無制限」と、「下半身着衣なし」の意味をかけたシャレの効いたボウリングの広告。思わず目が惹き付けられます。
(C)Sara Aoyama
技術専門学校の広告
機械工や水回りの修理、工事現場などブルーカラーの仕事は、意外にもNYCでは高収入。
ライセンスさえあれば、自宅でも開業可能。チップも見込めるので、一般のオフィスワークより稼ぎが良いほどです。
(C)Sara Aoyama
落ち込んでいるニューヨーカーも実は多い
仕事漬けの日々、競争社会で、ストレスの多いニューヨーカー。弱みを外に出さない分、抱え込む部分も多いのです。
(C)Sara Aoyama
マットレスの広告
自由の女神が寝ても大丈夫なほど、丈夫ってことですね。イラストが可愛くて、アイデアも好き。
(C)Sara Aoyama
ニューヨーカーの心を慰めてくれる広告
生活に追われ続ける日々、ふと目をやった広告で心癒されることもあります。
詩は、Poetry Society of America(アメリカ詩協会)によるもの。
(C)Sara Aoyama
アーティストの街だから
NYCらしい生き生きしたイラストに出逢えます。これは、NYCならではの醍醐味。
(C)Sara Aoyama
ストレスを感じるものの、愛すべき地下鉄。ただ乗車しているだけでなく、あたりを見回してみると、ニューヨーカーの生活を感じることが出来ますよ。
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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