(C) かに小屋
自分で焼いて食べるのがまた楽し!
「かに小屋」は2013年からスタートした企画。カニのシーズン限定で開催されていて、今年で8回目を迎えます。日本海の山陰沖で捕れた質が高く新鮮なカニを、安く気軽に味わえるスポットとして地元の人、観光客問わず人気を博しています。
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そこはまさに「小屋」でした。会場となるのは、松江駅から徒歩約10分の場所に位置する松江港管理所の倉庫。カニのシーズンだけ店舗として利用しているのだとか。小屋の裏手が、宍道湖から島根県と鳥取県にまたがる中海(なかうみ)へと流れている大橋川という立地も旅情を誘います。
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市場直送のカニを自分で選んで購入し、自分で焼いて食べるセルフサービスシステムも楽しく、また、午前11時~午後9時まで通しで営業しているのも、うれしいポイントです。
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カニは、「松葉ガニ」(2,500円~)のボイルと活け(※)、「紅ずわいガニ」(1,800円~)のボイルを用意。ここはどどーんと、味比べしたいところ。今回は3種類すべてを賞味しました。これほど個性が異なることに、まずビックリ。同じ松葉ガニでも活けとボイルとでは、こんなに違うんですね。みんな違ってみんな良しで、どれもおいしくいただきましたが、特にカニ味噌は別物。とことんむしゃぼり尽くそうと、最後は甲羅にお酒を入れて楽しみました。これまた、それぞれ味が異なります。
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カニ以外にも、のどぐろやサザエ、アワビなどの海鮮も用意されています。フランクフルトやうどんも気になりました。陸前高田市から仕入れたホタテ貝も楽しめますよ!なお、週末は満席になることが多いので予約が賢明です。
※「活け」は入荷状況次第で提供
「こたつ船」で松江を水上から遊覧
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今回、松江に出かけた最大の目的はカニでしたが、翌日には松江観光も楽しみました。まずは、松江城のお堀を約50分かけて周遊する人気の観光遊覧船に乗船。船頭さんの名調子を聞きながら、松江城や武家屋敷や塩見縄手などの風景を水上から楽しむことができます。
3.7kmの堀を遊覧する間、船は16もの橋を通過しますが、中には4つ遊覧船の屋根を下げなければ通れない低い橋もあり、そんなアトラクション感覚も楽しいです。「冬は寒いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、11月~4月は「こたつ船」として運航。ぬくぬくと水の都と呼ばれる松江の街並みを眺めることできますよ。
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松江城郭ガイドツアー、おすすめです!
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2015年に国宝に指定された松江城の観光は、松江城郭ガイドツアーに申し込み、「まつえ時代案内人」にガイドしてもらうのがおすすめ。今回は、松江城を築城した堀尾吉晴のご家老がお城を丁寧に案内してくれました。石垣の魔除けの模様や某ガイドブックで話題となった「ハートの木目」、国宝の決め手となった革新的な築城技術など興味深いエピソードばかり。戦を意識したさまざまな工夫にも感服。お城を後にする頃には、「堀尾吉晴すげえ」と尊敬の念を抱いていました。
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その後は、昭和13年(1938年)に「日本銀行松江支店」として建てられた建物を、改築・増築を施し、2000年春に開館した「カラコロ工房」で、和菓子づくりを体験(要予約。1人1,500円)。職人さんのレクチャーのもと、2つの和菓子を作るのですが、お手本と自分で作るものとのあまりの違いに歴然です。まあ、それを含め、なかなか楽しかったんですけどね。
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「由志園」の和のライトアップは必見!
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夜は、市東部、中海に浮かぶ大根島に位置する日本庭園「由志園(ゆうしえん)」で開催されているライトアップへ。和をテーマにした冬のライトアップは今年で7年目。松江市の冬の風物詩となっています。今年のテーマは、「黄金の島ジパング2020」。130万球ものイルミネーションの点灯と50台のプロジェクターによるマッピングを使用した大規模なもので、白糸の滝イルミネーションや、1,670万色に変化するLEDが山肌を覆う出雲富士など、花札をモチーフにした和の演出など、日本庭園が音と光に彩られる様は感動ものです。
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最後にもうひとつグルメ情報を。明治21年(1888年)に創業した老舗旅館「皆美館」は、「鯛めし」が名物。温かいご飯の上に、鯛そぼろ、裏ごしした卵の黄身と白身、おろした大根、ねぎ、のりなどをのせ、家伝の出汁を注ぎ、さらさらとお茶漬け風にしていただきます。ほかにもシジミや出雲そば、そして、松江が誇るB級グルメ、カツライスなどおいしいものがいっぱい。食い倒れを目的に、松江を訪れるのも悪くない選択です!
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かに小屋
住所:島根県松江市東朝日町150-7(松江港管理所1F)
電話:090-4100-6942(松江冬季観光誘客プロジェクト)
営業期間:2020年12月4日(金)~2021年1月31日(日)
※定休期間2020年12月28日(月)~2021年1月8日(金)
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)
kelly ライター
出版社勤務を経て、現在は都内でフリーライターとして活動中。辛いものとお酒全般が好き。趣味はミュージカル観劇。年に数回、「自費研修」と称し、ニューヨークや韓国に観劇にでかけるのが生きがい。
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Sep 25th, 2023 | TABIZINE編集部
TABIZINE10周年企画、第1弾は星野リゾートとコラボ! 国内55施設の特徴を、現地取材をもとに90秒でわかる厳選再編集でお届けしていきます。さらに10周年記念として、10組20名様に星野リゾート人気施設の宿泊券プレゼントも! 第14回目は出雲大社からもほど近く、お詣りするのにも最適な「界 出雲」です。
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