木組みの建物が立ち並ぶかわいい町「ストラスブール」
フランス北東部、ドイツの国境近くにある「ストラスブール」は、2000年以上にわたってラテン文化とゲルマン文化が融合し、独特の文化が育まれてきました。世界遺産に登録されている旧市街には、貴重な建築様式の大聖堂や、木骨組みの民家など伝統的な建物が点在。町を散策するだけでも、目を奪われて写真を撮らずにはいられないスポットがたくさんあります。
(C) Hadrian / Shutterstock.com
フランスで最も古い歴史を誇る「クリスマス・マーケット」が有名な町でもあり、毎年11月下旬になると町の中心にあるクレベール広場には巨大なクリスマスツリーが飾られ、クリスマスムードが一気に高まります。夜にライトアップされたクリスマスツリーは、さらにダイナミックな景観に!
町のいたるところがイルミネーションで美しく
(C) Hadrian / Shutterstock.com
ストラスブールのクリスマス・マーケットが最初に始まったのは、1750年のこと。その当時は、ストラスブール大聖堂の周囲に限定され、3日間だけ開催されていたのだそう。時がたつにつれ次第に規模が大きくなり、現在では旧市街のいたるところにクリスマスの飾りを販売するお店やアルザス地方の民芸品、飲食店など、さまざまな屋台が立ち並ぶようになりました。町中に飾られるイルミネーションは、年末まで楽しむことができます。
威厳あるストラスブール大聖堂で見逃せないスポット
(C) Julian Schlaen / Shutterstock.com
クリスマス・マーケットの発祥の場所となった「ストラスブール大聖堂」は、美しいバラ色の砂石で建てられた貴重な建築様式で有名な場所。ゴシック様式の壮麗なファサードを通り抜けると、内部は厳かな雰囲気に包まれています。ルネサンス時代に据えられた「天文時計」や、最後の審判が表現されたという「天使の柱」は必見ですよ。
大聖堂には地上66メートル地点に見晴らし台があり、ストラスブールの街が一望できます。「ストラスブール360 度(Strasbourg 360°)」という無料のVRアプリを利用すると、現在の町の様子と昔の町を重ねて見ることができるそう。タイムトリップしたかのような景色が楽しめるのは興味深い体験となりそうですね。
マリー・アントワネットが愛した、アルザス発のスイーツ
アルザス地方の伝統的なスイーツ、「クグロフ」をご存知ですか?マリー・アントワネットが愛したといわれる、ブリオッシュ風に作られる発酵菓子です。生地に干しブドウを練り込みリキュールで香りづけして、イースト菌で発酵させてフワフワに。全体にアーモンドを飾り付けて香ばしく焼きあげるお菓子は、見るだけで食欲を誘います。
クリスマスのシーズンや復活祭などの特別な時期に食べられることが多いそうですが、アルザス地方のお土産として、パン屋さんでいつでも購入できるので、是非本場の味をチェックしたいところですね。
2020年冬のストラスブール
(C) Hadrian / Shutterstock.com
フランスではコロナ禍における感染拡大防止対策として、2020年12月26日(土)現在、20時~翌朝6時まで夜間外出禁止となっており、日中は自由に外出できます。レストランやバーなどのイートインは営業していませんが、テイクアウトの飲食店やその他の商店はオープン。ストラスブールのクリスマス・マーケットは、屋台の出店が中止となりましたが、11月28日(土)からイルミネーションのみ実施されました。
【ストラスブール】
[アクセス(電車)]
・TGV:パリ・シャルル・ド・ゴール空港からストラスブール駅まで約2時間20分
長い歴史を誇る、ストラスブールのクリスマス・マーケットは、フランス国内でも注目される観光ポット。いつか叶える冬の旅先リストに加えてみてはいかがでしょう。
参照
・フランス観光開発機構
・The City and Eurometropolis of Strasbourg
[photos by shutterstock.com]
Please do not use the photos without permission.
minacono ライター
日本とカナダで観光業界に勤務。旅行会社、現地ツアーオペレーター、航空会社、観光局、いろんな分野で旅と関わってきました。現在はフランス在住。美味しい食べ物とお酒がうまく出会った時すぐ感動する。犬好き。でも猫みたいな性格に憧れる。
【GWのお出かけにも】1151匹の鯉のぼりが蔵の街・栃木の川面を彩る大絶
Apr 28th, 2024 | わたなべ たい
GWももうすぐ! ということで、この期間にしか見ることのできない大絶景をご紹介。場所は栃木市の巴波川(うずまがわ)。端午の節句にちなみ、色とりどりの鯉のぼりが1,000匹以上も川面を彩ります! 蔵造りの街並みと相まって江戸時代にタイムスリップしたような風流なひとときを。
【立山黒部アルペンルートが全線開通】2024年 雪の大谷の高さは14m!
Apr 23rd, 2024 | TABIZINE編集部
富山県と長野県を結ぶ世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」が、今年は4月15日(月)に全線開通しました! 立山黒部の春の 物詩として人気の、バスが通行するために道路を除雪してできた巨大な雪の壁「雪の大谷」の今年の高さは14m! 他にも、美しい雪景色を満喫できる「立山ユキテラス」や「延伸!パノラマロード」など、春の立山の魅力を味わえるイベントが盛り沢山の「2024 立山黒部・雪の大谷フェスティバル」が開催中です!
【530万本のネモフィラ満開で見頃!】国営ひたち海浜公園と一緒に巡りたい
Apr 21st, 2024 | はなすけ
毎年4月中旬~5月上旬にかけて見頃を迎える国営ひたち海浜公園のネモフィラ。丘一面に広がる青い絨毯はまさに絶景! 近くで立ち寄りたい「かねふくめんたいパーク」や、海の中に佇む鳥居が美しい「大洗磯前神社」もあわせてご紹介します。ゴールデンウィークのお出かけスポットとしてもおすすめです!
【車中泊の人気モデルコース「白神山地 1泊2日」ドライブ旅】神秘の十二湖
Apr 20th, 2024 | TABIZINE編集部
2023年、青森県の観光地域づくり法人「Clan PEONY 津軽(クランピオニー つがる)」と日産自動車は、車中泊車 日産キャラバンを使った津軽をめぐる実証実験ツアーを実施しました。歴史、アート、自然、アクティビティなど幅広いジャンルのツアープラン6つの中で、人気No.1だったのは「白神山地を堪能する」旅。今回は、そのツアープランの内容を、車中泊の人気モデルコース「白神山地 1泊2日」としてご紹介します!
ブータンの秘境No.1!崖に建つ雪化粧の「タクツァン僧院」へ登ってみた
Apr 20th, 2024 | 石黒アツシ
ブータンは、ネパール、インド、チベット(中国)、パキスタンと共に世界の屋根、ヒマラヤ山脈が属する国の一つです。日本からは直行便はなく、20時間ほどをかけてインド、ネパール、タイなどの都市を経由しなければなりません。そのブータンの秘境No.1ともいえる、「タクツァン僧院」へ登ってきました。
知る人ぞ知る絶景!千葉県・南房総の海にまっすぐ伸びる岡本桟橋に感動【編集
Apr 19th, 2024 | TABIZINE編集部ブログ
TABIZINE編集部員が、取材先やプライベートで気になった小ネタをお届けする編集部ブログ。今回は、千葉県・南房総の海で出会った絶景スポット「岡本桟橋」を紹介します。実は隠れた人気のフォトスポットで、天候に恵まれると富士山を望むこともできるんです!
【東京一の藤の名所!今週末早咲き藤が見頃に】亀戸天神社2024年の藤まつ
Apr 19th, 2024 | はなすけ
亀戸天神社では、毎年4月に藤まつりが開催されています。境内に咲き乱れる藤の花とスカイツリーのコラボレーションは必見! 夜にライトアップされた藤棚の幻想的な景色は幽玄(ゆうげん)の世界そのものです。亀戸天神社では4月17日現在、早咲きの藤が4分咲き。今週末に早咲きの藤が見頃を迎えます。この時期にしか食べられない限定藤の花スイーツもありますよ。
【東京都内の夜景スポット10選】無料で楽しめる展望デッキ&スペースもあり
Apr 18th, 2024 | TABIZINE編集部
東京都内には東京タワーや東京スカイツリー以外にも、夜景を楽しめる展望スポットがたくさんあります。中には、東京駅や恵比寿ガーデンプレイス、羽田空港など無料で夜景を満喫できる場所も。そこで今回は、一度は足を運んでみたい、都内有数の夜景スポットを紹介します。
【富山県穴場観光スポット】無料!映え映え!美術館の屋上にあるおもしろ絶景
Apr 15th, 2024 | わたなべ たい
富山県美術館の屋上がスゴいことになってる! 無料で楽しめることに加え、フォトジェニックでオブジェのようなオノマトペ遊具がいっぱい! 美術館の屋上らしく知的好奇心を刺激する魅惑のルーフトップ広場なのです。富山駅北口から徒歩約15分、もしくは車で3分、環水公園内の穴場観光スポット、現地ルポでお伝えいたします。
【2万8000円で1泊2日熱海を満喫】美食と温泉、絶景を巡る女子ソロ旅モ
Apr 11th, 2024 | Miki D'Angelo Yamashita
団体客がいなくなり、長く人気が落ち込んだ熱海。実はじわじわ若者たちを惹きつけ復活していたのです。King&Princeらアイドルがロケを行う地として一躍脚光を浴びたのが熱海の昭和レトロな町。海鮮からフレンチまでおいしいお店も目白押し。映えるスポットも多数。知る人ぞ知る絶景や海を眺めながらの温泉。ワーケーションにも力を入れているので、観光の合間にちょっとお仕事も可能、と1年中いつ行っても楽しみ満載の熱海1泊2泊女子ソロ旅のモデルコースを紹介します。