(C)千年亭
風光明媚な湖に抱かれる温泉地
「はわい温泉」があるのは鳥取県中部の東伯郡湯梨浜町。2004年の町村合併によって誕生した町ですが、かつては羽合町(はわいちょう)という名称を有していました。ちなみに1996年には本家である米国ハワイ州と姉妹都市提携を締結。毎年夏にはアロハカーニバルというイベントを開催しているのだそう。あながち日本のハワイと言っても過言ではないかもしれませんね・・・!
温泉街が面しているのは、山陰八景のひとつに数えられる東郷湖。緑と青が奏でるコントラストは、ただ眺めているだけで気分が安らぎます。
湖上に浮かぶ絶景の宿
そんな風光明媚な東郷湖を一望できるロケーションに佇むのが「千年亭」。JR倉吉駅から送迎バスで約10分とアクセスのしやすさも抜群です。
宿泊したのは水琴亭という、窓一面から東郷湖を望める客室。窓際には湖を間近に感じられるカウンター席が設えらています。12.5畳とゆったり広々。
爽快感たっぷり!自然と一体化できる露天風呂
(C)千年亭
温泉は露天風呂や内湯、家族風呂など4種を完備。こちらは目の前に東郷湖の大パノラマが広がる幸助湯。湖と一体になれる開放感は贅沢そのもの。
プライベート気分で湯浴みを楽しみたい時に最適な家族風呂。清涼感ある景色を前に湯に浸っていると、心の奥まで浄化されるのを実感します。
ご当地ブランド牛&ズワイガニに舌鼓
温泉で癒やされた後はお楽しみの夕食。「山海グルメプラン」のメインはカニスキ鍋。鳥取県産のズワイガニは肉厚でふっくら。上品な甘味が口いっぱいに広がり、えも言われぬおいしさです。〆はご飯を入れて雑炊に。カニの旨みがじんわり溶け出したお出汁は身体の隅々まで染み渡る格別の味わいでした。
お造りは真イカ、ハマチ、スズキなど。どれも身が引き締まってぷりっぷり。鮮度の良さがわかります。
ご当地名物「鳥取和牛オレイン55」は鉄板焼きで。「鳥取和牛オレイン55」は脂肪中にオレイン酸を55%以上有していることが認定基準のブランド和牛。肉質のキメが細かくとろけそうな食感! 驚くべきは旨みが濃くジューシーでありながら、脂がさっぱりしていること。聞けば、オレイン酸を豊富に含むことで肉の口溶けや風味が良くなるだそう。
ほかには前菜盛り合わせや、天ぷら、鮎の塩焼き、カニの甲羅グラタン、茶碗蒸し、デザートなど。土地の恵みがひしめく、素晴らしい料理の数々を堪能できました。
地元名物も盛りだくさん!充実の朝食ブッフェ
千年亭の特筆すべきは、地元食材をふんだんに使用した朝食ブッフェ。だし巻卵はライブキッチンで提供。いつでも作り立てのおいしさを楽しめるのはうれしい限り。
甘えびやイカそうめんも用意。朝からお刺身とは贅沢感もひとしおです。
鳥取の郷土食として知られる長芋かまぼことあごちくわ。地元ならではの食材も盛りだくさん。
東郷湖産しじみを使用した佃煮や、もさえびの塩辛など、ご飯のお供シリーズも地元ならではのアイテムが勢ぞろい。
筆者がハマってしまったのが、明石産の蛸を使ったたこ焼き。ライブキッチンで作られるので熱々。外はカリッとこんがり、中はふんわりトロトロ。もはや専門店の様相!
たこめしやしじみのお味噌汁を添えていただきましょう。東郷湖産のシジミは大粒で身がふくよか。旨みとコクが効いた出汁は滋味あふれる味わい。鳥取名産のらっきょう甘酢漬けも実に美味。土地の豊かさを存分に知れる、幸せの朝食でした。
今回筆者が利用した「山海グルメ冬の特選プラン」は1泊2食付きでひとり18,150円から(2名1室利用時)。地元名産のブランド和牛や上質なズワイガニ、充実の朝食ブッフェを堪能できるとあれば最高のコスパと言えるでしょう。春の休暇は、”日本のハワイ”で身体を癒やしてみてはいかがでしょうか。
[Photos by Nao]
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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