4月11日まで開催中!テーマは「春を連れて帰ろう。」
江戸時代に広まったお花見文化。実は、江戸の桜のほとんどが奈良県吉野山から移植されたもので、参勤交代が桜の品種交流の場にもなっていたそうです。放火が絶えない世相を見た徳川吉宗が、人々の心を安定させるためには日頃のうっぷんを発散できる娯楽が必要と考え、花見を推奨したといわれています。
「SAKURA FES NIHONBASHI 2021」は、日本橋の桜の名所「江戸桜通り」をはじめ、COREDO(コレド)室町1・2・3・テラス、日本橋高島屋などがある日本橋を中心に、八重洲・京橋エリアまで広く含まれています。
1年間蓄えた生命力を少しずつ開花させる桜に高揚します。各所の桜の木々は、昼は太陽に照らされ、夜はライトアップされ(17時頃〜21時)、1日が桜色に染まります。
お花見の彩りには「食」も外せません!日本橋エリアの約150店舗が「桜」をテーマにした春限定のスイーツ、お弁当、軽食を揃え、さらに食や料理に関する文学作品や写真集のセレクト展「おなかがすく選書展」も開催されています。
(商品やイベントにより、場所・開催日が異なります。詳細は特設サイトをご覧ください。)
花見ベンチで桜休憩
京橋〜日本橋までの約1.5kmは、ただ歩くだけでも苦にならない道。
「COREDO室町2」裏の福徳の森に寄り、福徳神社の参拝、お買い物にとゆったりと桜散歩。
「COREDO室町テラス」の大屋根広場は途中の休憩にぴったりです。イベント中、広場の地面には満開の桜を印刷した桜の道が敷かれ、
桜の木に見立てた野点傘「花見ベンチ」が設置してあります。
傘の淡いピンクに包まれて、ちょっと座って小休憩。お供にしたのは「ISHIYA NIHONBASHI(イシヤ 日本橋)」のテイクアウト限定「春のストロベリーサンデー」(680円・税込)。
有名な「白い恋人」のチョコレートと北海道産生乳の、甘くてコクがあるソフトクリーム。フレッシュないちご1粒といちごソース、カフェメニューのチョコレートパフェに付いている濃厚なブラウニーを添えています。桜の花びら型のチョコも飾られ、豪華な春スイーツに心も軽やか!
平日でもカフェは大盛況!お店に入れなくてもテイクアウトメニューはほかにもあるので、サクッとお花見できますね!
桜をおうちへ連れて帰ろう。
パンフレットには、日本橋界隈のお店が作った桜が映える和洋のお菓子も掲載されています。
今回、日本橋高島屋S.C.本館地下1階に入っている「四季菓子の店 HIBIKA(ヒビカ)」に寄ってみました。にっぽんの美しい四季の移ろいを洋菓子にしているお菓子屋さんです。
真っ白なショーケースには春のケーキがキラキラと並んでいます。抹茶といちごのムース「芽だち」、いちごのムースを包んだモンブラン「おぼろ雲」など、見た目もお名前も素敵です(5月下旬までの販売)。全て季節限定で、春夏秋冬その時だけのお菓子と出会えます。
この中で選んだのは、さくらといちごのケーキ「桜」(650円・税込)。いちごとフランボワーズのムース、桜香るいちごのジュレ、桜のムースを求肥で包み、アーモンド生地を土台にしています。桜の塩漬けと桜の葉のチョコものせて桜そのもの(4月14日までの販売)。
しっとり生地に、ムースはふわふわ、ジュレはプルプル、求肥は伸びよくもっちりとしています。大胆に全てを重ねていただくと、ベリーの酸味がのって優しく桜が香り、食感楽しい一品でした。
ビルの間に桜を見つける日本橋のお花見スタイル
イベントパンフレットの桜並木の地図を頼りに、高層ビルの間で精一杯咲く桜を巡る。無料巡回バス「メトロリンク日本橋」も運行し、どのエリアも駅近なのもうれしいポイント。
今年はのんびり桜を観賞して、お帰りに桜スイーツや料理を持ち帰って、お家でもお花見の続きを楽しんではいかがでしょう。
期間:2021年3月19日~4月11日
場所:日本橋エリア中心(日本橋~京橋)
お問い合わせ(日本橋案内所):03-3242-0010(受付時間11:00〜20:00 ※施設に準ずる)
交通:東京メトロ「三越前駅」、JR総武線「新日本橋駅」
HP:https://www.nihonbashi-sakurafes.art/
住所:東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO室町テラス1F
営業時間:11:00〜19:00
定休日:施設に準ずる
交通:銀座線「三越前駅」から徒歩約2分
HP:http://www.ishiya.co.jp/ginza/
住所:東京都中央区日本橋2丁目4-1 日本橋髙島屋S.C.本館 地下1階
営業時間:10:30〜19:30
定休日:施設に準ずる
交通:銀座線「日本橋駅」から徒歩約1分
HP:https://hi-bi-ka.com/
[All photos by kurisencho]