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【10位】長崎県/雲仙温泉(昨年11位↑)
10位は、島原半島にある「雲仙温泉」。日本で最初に国立公園に指定された温泉保養地です。明治時代には外国人の避暑地として利用され、「九州の軽井沢」とも呼ばれます。硫黄を含んだ強い酸性のお湯は、透明と白く濁ったお湯の2種類あり、宿によって異なります。
温泉宿は「雲仙地獄」付近に集中しており、純和風の老舗旅館やラグジュアリーなホテル、気軽に利用できるレジャーホテルなど様々。用途や予算に合わせて選びやすいのが嬉しいですね。
【9位】熊本県/阿蘇内牧温泉(昨年12位↑)
9位は、阿蘇外輪山の麓に位置する阿蘇エリア最大の温泉郷「阿蘇内牧(あそうちのまき)温泉」。泉質は鉄分を多く含む硫酸塩泉系で、すべすべとした肌ざわり。町湯や宿はそれぞれ異なる源泉を持ち、その多くは厳選かけ流しで楽しめます。
露天風呂などから阿蘇谷や阿蘇五岳を一望できる宿も多く、その自然豊かな景色も魅力のひとつ。歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻が宿泊したことで知られる老舗旅館「蘇山郷(そざんきょう)」や、中小旅館、民宿まで様々な宿泊施設が揃っています。
【8位】佐賀県/武雄温泉(昨年7位↓)
8位は、「武雄(たけお)温泉」。約1300年の歴史があり、宮本武蔵や伊達政宗、シーボルト、吉田松陰らも入浴した記録が残っているそうです。泉質は低張性弱アルカリ性。保湿性にも優れているので湯上りはお肌がしっとりと感じられます。
朱色の柱と白壁が竜宮城を思わせる「楼門」と、その奥にある「武雄温泉新館」は、武雄温泉のシンボル的存在で、国の重要文化財に指定されています。
【7位】福岡県/原鶴温泉(昨年13位↑)
7位は、福岡県と大分県の県境に位置する「原鶴(はらづる)温泉」。福岡市街地(博多・天神)から車でおよそ60分の場所にある温泉地で、筑後川沿いに老舗旅館や近代的なホテル、民宿などが建ち並んでいます。弱アルカリ性単純泉と単純硫黄泉、2つの泉質を合わせ持つことから「W美肌の湯」とも言われ、トロトロとした肌ざわりが楽しめます。
周りには豊かな自然が広がり、春の桜、夏の蛍、秋の紅葉など、四季折々の楽しみがあるのも魅力。特に夏季の伝統漁法「鵜飼(うかい)」が行われる時期に、毎年各宿から出る屋台船は、温泉地の風物詩になっています。
【6位】熊本県/黒川温泉(昨年6位→)
6位は、阿蘇の奥地、熊本と大分との県境に位置する「黒川温泉」。江戸時代から続く歴史ある温泉地で、情緒ある和風旅館が建ち並ぶ山間にひっそりと佇んでいます。素朴でほっこりする雰囲気と豊富なお湯、四季折々の景色に癒やされます。
温泉旅館は30軒ほどあり、各宿が趣と泉源の異なる個性的な露天風呂を備えています。「入湯手形」(1,300円、半年間有効)を購入すれば、28軒の旅館から3軒選んで、湯めぐりを楽しめます。離れ宿が多いのも特徴のひとつ。カップルや家族だけでのおこもりステイにもおすすめです。
【5位】鹿児島県/指宿温泉(昨年5位→)
5位は、「砂むし」で有名な鹿児島県の「指宿(いぶすき)温泉」。指宿市内には1,000カ所以上も源泉があり、豊富な湯量に恵まれています。
砂むしでは、海岸に自然湧出した温泉の熱で温まった砂を全身にかけ、砂の重みと熱で体中がぽかぽかに!サウナ感覚で入れるとあり、海外の方からも注目を集めています。「東洋のハワイ」とも呼ばれ、街中に植えられたハイビスカスやヤシの木が南国ムードを醸し出しています。
【4位】鹿児島県/霧島温泉(昨年3位↓)
4位は、霧島連山の南西に点在する「霧島温泉郷」。霧島温泉、妙見温泉、日当山(ひなたやま)温泉など、大小9つの温泉から成っています。
坂本龍馬が新婚旅行で訪れたことでも有名な現在の「霧島ホテル」のある硫黄谷温泉や、西郷隆盛もよく訪れたという日当山温泉など、幕末の歴史ファンならぜひ訪れたい温泉地です。霧島ホテルの館内には龍馬ゆかりの品々も展示されています。日帰り入浴が可能な旅館や施設も多く、霧島の豊かな自然を望みながら湯めぐりを楽しめますよ。
【3位】佐賀県/嬉野温泉(昨年4位↑)
3位は、佐賀県の「嬉野(うれしの)温泉」。島根県の斐乃上(ひのかみ)温泉、栃木県の喜連川(きつれがわ)温泉と並んで「日本三大美肌の湯」に数えられています。山々に囲まれた自然豊かな場所で、「嬉野茶」の栽培でも知られています。
泉質はナトリウムを多く含む重曹泉で、なめらかな湯ざわりが特徴。この温泉水で煮るとトロトロになる「嬉野温泉湯どうふ」など、名物グルメも魅力です。
バリアフリーやユニバーサルデザインの宿が多いのも特徴で、2019年の「シニアに人気の温泉地ランキング」で全国1位に輝いています。シニアや体が不自由な方も快適に温泉旅行を楽しめる宿が揃っているので、三世代旅行・四世代旅行にもおすすめです。
【2位】大分県/由布院温泉(昨年2位→)
由布岳の麓に広がる温泉地「由布院温泉」が2位に。おしゃれな温泉宿や雑貨店、レストラン、美術館が点在し、憧れの温泉地として高い人気を誇ります。
飲食店や土産物店が軒を連ねる「湯の坪街道」の散策も楽しみのひとつ。大分名物のとり天や、ここでしか味わえないスイーツも数多く、つい目移りしてしまいます。巨大な高層旅館やネオン街などを造らず、景観を守ってきた風情ある町並みと共に、ゆったりとした温泉地滞在を堪能できます。
【1位】大分県/別府温泉(昨年1位→)
大分県の「別府温泉郷」が堂々の1位です。湧出量・源泉数ともに日本一を誇る温泉地。「別府八湯」とも呼ばれ、別府・鉄輪(かんなわ)・観海寺(かんかいじ)・明礬(みょうばん)・亀川(かめがわ)・柴石(しばせき)・堀田(ほりた)・浜脇の8つの温泉地から成り、泉質や趣も様々です。
レトロな市営の温泉から、別府の町を一望できる絶景温泉、砂蒸しなど、多彩な温泉が楽しめるのも人気のポイントです。コバルトブルーの「海地獄」、赤い熱泥の「血の池地獄」といった自然湧出の源泉をめぐる「地獄巡り」や、地獄蒸し、とり天、だんご汁などのご当地グルメもバラエティに富み、別府観光の定番です。
【1位】大分県/別府温泉(昨年1位→)
【2位】大分県/由布院温泉(昨年2位→)
【3位】佐賀県/嬉野温泉(昨年4位↑)
【4位】鹿児島県/霧島温泉(昨年3位↓)
【5位】鹿児島県/指宿温泉(昨年5位→)
【6位】熊本県/黒川温泉(昨年6位→)
【7位】福岡県/原鶴温泉(昨年13位↑)
【8位】佐賀県/武雄温泉(昨年7位↓)
【9位】熊本県/阿蘇内牧温泉(昨年12位↑)
【10位】長崎県/雲仙温泉(昨年11位↑)
対象期間:2020年1月1日~2020年12月31日
※このランキングは、楽天トラベルでの宿泊実績(人泊数)を元に独自に集計したものです。
ランキング出典元:Rakuten Travel Guide(楽天トラベルガイド)