名古屋では年末年始の朝、喫茶店に行列ができる!?

Posted by: 山口彩

掲載日: Dec 29th, 2013

名古屋では年末年始の朝、喫茶店に行列ができる!?

名古屋といえば喫茶王国。朝、ドリンクに無料でついてくるバタートーストとゆで卵を食べに行くことを、名古屋あたりでは「モーニングする」というそうです。

そう、年末年始は帰省した人たちがこぞって「モーニングする」を実行します。人気店には行列ができ、朝の喫茶店は面白いほどにぎわうとか。そのモーニングに欠かせないバタートースト、どうやらお店により味が全く違うそうなんです。

バタートースト評論家に聞く

名古屋生まれ名古屋育ちの梶田香織さんは、「3食すべてバタートーストでもいい!」というバタートースト評論家。大手製パンメーカーにて、パン・デザートなどを試作研究開発していた経歴もあり、1年間に食べるバタートーストは500枚弱、訪れた店は延べ1000軒を超えるそう。

「バタートーストって身近にあるのに語る人がいませんよね。グルメ雑誌で特集されるのを見たこともない。だからすっごいことがおきています! お店によって味も品質も全然違うんです。どこがおいしいかというのは、いまHPでも分類中なのですが、支留比亜日比野店は絶品、殿堂入りです!」

絶品バタートーストの条件とは?

名古屋では年末年始の朝、喫茶店に行列ができる!?
©梶田さん公式サイトより

「色はこんがりきつね色、バターが全面にしっかり塗られ、食べると口の中にじゅわっと染み出るもの。一体感が大切なので、バター別添えはあまりうれしくありません。かといってバターがすっかり染み込んで、表面が乾いたようになっているのも残念。パンと合っていればバターでなくマーガリンでもいいと、私は思います。重視するのは、パンとそれに塗るバターまたはマーガリン、それぞれの風味や塩味のバランスです!」

聞いていると、絶品バタートーストを求めて喫茶店探訪をしたくなってきました。

梶田さんによると、バタートーストがおいしい店は、店員さんがとても愛想が良かったり、細かいところまできれいに掃除されていたり、こだわっている様子が感じられたりするそう。

バタートーストを食べれば、その店の「おもてなしの心」がわかるのかもしれませんね。
なんだかモーニングの旅に出たくなりますね。

[Photos by shutterstock.com]

PROFILE

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

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