【在住者がこっそり教えるNY絶品グルメ】ラテンのスナック「エンパナーダ」

掲載日: Sep 3rd, 2015

NYCで現在最も勢いがあるのは、スペイン語圏の人々。メキシコ、アルゼンチン、エクアドル、ペルー、チリ、グアテマラなどほとんどのスペイン語圏で愛されているスナックが、エンパナーダ（Empanadas）。エンパナーダとは「パンで覆うまたは包む」というスペイン語で、フィリング（具）が沢山入ったスナック。手頃な値段、片手で食べられる気安さが魅力。各国でレシピもフィリングも微妙に異なります。

“Empanadas Cafe”は、コロンビア出身女性シェフのエンパナーダ専門店。エンパナーダのイメージは、ピロシキ、ミートパイのようなものですね。

お値段は、1個2ドル前後。外皮は、コーンの粉、小麦粉、全粒粉の3種類。中身はビーフ、チキン、チーズなど、28種類もあるので、選ぶのが楽しみ。注文してから作ってくれるので、10分ほど待ちます。

これが、エンパナーダ。大きさは10センチほどでしょうか。餃子のように周りをひだで閉じてあります。クイーンズでエンパナーダを売る店はたくさんあるのですが、こんなに綺麗なエンパナーダは初めて見ました。油で揚げてあるはずなのに、全然油っぽくないのです。紙袋に、油が全く沁みていないのに驚きました。店内も油の匂いがしません。

買ったのは、4種類。それぞれ中身が分かるように、小袋に入れてくれる細やかさ。コレは何だったっけ？　ってことがなくて助かりますね。添えてくれたアヒ（ディップソース）は、ハラペーニョがピリッと効いて、ライムが爽やか。エンパナーダにつけると美味。

ほうれん草とリコッタチーズ（小麦粉）

ほうれん草とリコッタチーズがぎっしり入ったエンパナーダ。皮はサクサクと軽くて、パイ生地のよう。これはワインといただきたいお味。立派な前菜になりますね。

Spinach and Ricotta, White Flour

たまご、チーズ、ハム、ベーコン（小麦粉）

朝食という名前がついたエンパナーダは、一番のお気に入り。ふんわりしたたまごに、とろけるチーズ、ハム、チーズ。塩気も寸止めで加減良く、びっくりするほど美味しい！リピ必須のやさしい味。

Breakfast (Egg, Cheese, Bacon, Ham) ,White Flour

海老（コーンの粉）

利用者のレビューで、評価が高かったので、買ってみました。ミンチ状の海老が入っています。シーフードは珍しいですね。

Shrimp, Corn Flour

牛挽肉とチーズ（コーンの粉）

一般的なエンパナーダは、ビーフかチキン＆ポテトが多いですね。ラテン系デリなどに置いてあるのは、このタイプ。

Ground Beef and Cheese Shredded, Corn Flour

エンパナーダを待つ間のお楽しみ

エンパナーダと共に忘れてはならないのが、Helados（ホームメイドのアイスクリーム）。お目当てのエンパナーダのできあがりを待つ間に、ほとんどの人が食べています。ストロベリー、パッションフルーツ、マンゴー、キャラメル、ラムレーズンなど魅力的なラインアップの中、果肉がたっぷり入っているストロベリーにしてみました。

カップを外して逆さまにすると、スティックで持てるのです。グッドアイデアですね。このアイスクリーム、クリーミーで、苺の果肉がたっぷり。甘過ぎず、濃厚。これで、＄2.00はお買い得。マンハッタンだったら、＄5.00は取りますよ。

ラテン系のエリアの、ラテンのスナック専門店。期待以上に美味しく、味付けのセンスが良く、気配りが行き届いています。警官も買いに来ていました。彼等は、安くて美味しいところを知っているので、警官がいるお店は間違いないですよ。

マンハッタン　ミッドタウンから約40分ほど。NYCを訪れたなら足を伸ばす価値ありです。

エンパナーダはアツアツが命！

最後に重要なことを1つ。エンパナーダは出来立て、アツアツのうちにどうぞ。店内（スペースは狭い）で食べるか、食べ歩きしましょう。

Empanadas Cafe

■Empanada Cafe
エリア：クイーンズ　コロナ
行列：店が狭いため、常に行列。
マスト：エンパナーダ　Breakfast（Egg, Cheese, Bacon, Ham）,Spinach and Ricotta
アイスクリーム　Helados（Strawberry）
おススメ度：★★★★★

[All photo by Hideyuki Tatebayashi]
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