訪れたのはパリ6区のハマム
(C)Nanako Kitagawa
パリには多くのハマムがありますが、今回訪れたのはHammam Pacha。朝一番に行きましたが、すでに列を作っているフランス人の姿が。ハマムは2〜3時間は居ることは当たり前とのことで、午前中はハマムで過ごすようです。
(C)Nanako Kitagawa
中に入ると、まずは受付で支払いを済ませます。今回は初めてということで、ゴマージュ(垢すり)をつけたコースにしてみました。垢すり手袋と黒石鹸、バスタオルとハンドタオルとバスローブが渡されました。
(C)Nanako Kitagawa
ハマムに入る前にミントティーのサービスがあります。甘いミントティーは北アフリカでよく飲まれているお茶。優しい甘さが身に沁みるようです。
いざ、ハマムへ
ミントティーを飲み終わったら、ロッカー室で水着に着替えます。そしていざハマムへ。
ハマムの中は、ちょうどいい温かさと湿気があります。ここでただ過ごすだけでも気持ちよさが感じられるほど。まずは黒石鹸でゴシゴシ身体を洗います。
スチーム風呂
※イメージ図です
ハマムは日本ではアラブやトルコの銭湯と言われていますが、スチーム風呂のことを指します。スチーム風呂の中はとにかくすごい蒸気です。入った瞬間、熱い!と感じましたが、蒸気が多いおかげでしょうか、段々と快適に感じてきます。以前、サウナで倒れてしまったことがあった筆者ですが、ハマムはただただ気持ちよかったです。
ハマムの後はぬるいお風呂へ。このお風呂もまた快適で、ハマムで温まった身体が休まるよう。ついついお風呂の中で長居してしまったほどです。
こちらのハマムはスチーム風呂だけでなく、サウナもありましたよ。
垢すり体験
※イメージ図です
今回のハマムで楽しみにしていた垢すり。実は筆者は垢すりの体験は初めて。垢すりの前にまずはスチーム風呂に入るように言われます。毛穴をしっかり開いてから、垢すりをするのがベストなのだとか。
垢すりは思ったより痛い! かなり強めでゴシゴシと擦られます。皮膚が赤くなるほどで、「キツイ」と思いながらなんとか耐えました。でも垢すりの後の肌はすべすべ。こんなに肌がツヤツヤになるんだったら、痛みに耐えても、定期的に垢すりをしてみたいと思ったほどです。
お昼はハマムで
(C)Nanako Kitagawa
Hammam Pachaでは、ハマムの間にランチをいただくこともできます。水着にバスローブを羽織って、受付の横にあるレストランで食べます。ここでは北アフリカの伝統的な料理タジンを食べました。かなりボリュームがありましたが、おいしかった。それにこちらのハマムの料理はすべてオーガニック製品を使っているのだとか。身体にも優しいのがうれしいことでもありました。
結局ハマムで3時間半ほど過ごしました。ハマムに入って、お風呂に入ったり、ただ座って身体を休めながら友人とおしゃべりをしたり。身体も心もリラックスすることができたように感じます。行く前はどんなところかなとちょっとドキドキもしましたが、こんなに癒されるなら、定期的に通いたいと思います!
Photos by shutterstock and Nanako Kitagawa
Nanako Kitagawa ライター
2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。
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