ストーリーも楽しい新スイーツ「ナッツストック 実森」【東京駅の最新お土産＆グルメ特集】

 

「ナッツストック 実森」ってどんなお店？

今回紹介する「ナッツストック 実森（さねもり）」は、「東京ばな奈ワールド」をはじめ、「ねんりん家」「銀のぶどう」などの東京土産の代表格ともいえるスイーツを販売するお菓子メーカー「グレープストーン」の新ブランド。2022年4月22日（金）、東京駅直結の百貨店「大丸東京店」に第1号店がオープンしました。

そのコンセプトは、「豊かな実りをたっぷりと盛った、いまどきの和菓子屋」。和と洋の素材や技法を取り入れながら、森の恵みの象徴である木の実や果の実、豆の実をふんだんに使用した、一歩先のおいしさを楽しめます。

（C）ナッツストック 実森

お店の内装は、木のぬくもりを感じながらも行灯がぼんやりと灯り、なんだか不思議な雰囲気。迷い込んだ森の中で別世界を見つけた……そんな物語が浮かびます。

よく見ると、あちこちに動物の姿が。お買い物をしながら、この世界観をまるごと楽しむことができますよ。

ユニークだけどまじめな「極地味サンド」

カラフルなパッケージや、ちょっぴり変わった名前の商品が所狭しと並び、選ぶのも楽しくなりますが、今回は、販売中の5つの商品すべてを実食レポしちゃいます！

まず、「ナッツストック 実森」を語る上ではずせないのが、この「極地味（ごくじみ）サンド」。1号店オープンに先立ち、公式オンラインショップで独占受付をしたところ、発売5日間で、なんと5,000個を超える数が売れたという自慢の商品なのだとか。

しかし、そんな自慢の商品に「極地味」と名付けるとは一体……!?　と、心配になってしまいますが、その理由はいったって真面目。「おいしさをとことん極めたら、こんなに極地味な姿になった」と、一風変わったこの商品名は、味への強い自信が隠されています。

熊やリスが森の中で遊んでいるような、ほっこりするBOXとパッケージ。1つ手に取ると、表、裏と隅々まで見つめたくなるほどかわいらしいデザインです。

その中身は確かに地味……かもしれませんが、開けた瞬間、豊かに広がる香ばしいかおりが、極地味サンドのおいしさを物語っています。

表面にもゴロゴロとしたナッツが見えますが、これは焙煎アーモンド。一口噛むごとにサクサク、ザクザク、ポリポリと、今までにないような贅沢な食感とアーモンドの旨みが広がります。

真ん中にサンドしているのは、「炭火ショコラ」。甘さとほろ苦さが絶妙で、香ばしいアーモンドとよく合います。ほんのり広がる塩味のアクセントもよく、気づけば完食。手が止まらなくなるおいしさです。

バターにキャラメル、魅惑のお菓子たち

つづいては、紅葉している森が描かれた「精一杯のくるみバター」（左）と、水辺に舟が浮かぶ「漂流するキャラメル舟（せん）」（右）。またもや変わった商品名ですが、この2つにもドラマが詰まっています。

「くるみよ、もっとおいしくなぁれ！」と、精一杯のバターで応援したという「精一杯のくるみバター」（左）。一口大のサイズ感が、おやつにぴったりです。

北海道産のバターを使用したしっとり生地の中に、くるみバターあんを入れたというこの焼菓子はとにかくリッチ。封を開けるとバターが香り、食べ終わったあとも口の中にじんわりとコクが残るほど。

刻んだくるみをたっぷりと練りこんだあんは、香ばしい風味とともに、カリッとした食感が楽しめます。

「おいしさを探して漂流し、この味にたどり着きました」そんなストーリーを持つ「漂流するキャラメル舟」（右）。

タルト生地に、濃厚なキャラメルが敷き詰めてあり、その中に、ヘーゼルナッツ、くるみ、アーモンドと3種の木の実がギュッと詰まっています。ナッツとキャラメルの相性は、やはり抜群。ほろ苦さもありながら、ナッツの豊かな風味が贅沢に広がります。

定番の和菓子もやっぱり個性的！

和菓子の定番「おはぎ」も、ナッツストック 実森の手にかかれば、個性的に仕上がります。おはぎを購入したはずなのに、ふたを開けると、なぜか一面に水ようかんが……。

裏返すと、本来の主役であるおはぎが顔を出します。そうなんです！　おはぎを水羊羹で包み込んだという変わり種。その名も、「角の立つおはぎもち」です。

水羊羹とおはぎという組み合わせに、甘さを強く感じそうと思いきや、全体的に上品な甘さで、口当たりはさっぱり。つるっとみずみずしい水羊羹とモチモチのおはぎに、思わずほっこり。あずきのおいしさを実感することができますよ。

夏に食べたい「畑仕事のトマトゼリー」

また、夏季限定の商品としてこの季節に登場しているのが、これまでのラインナップとは少々雰囲気が異なる「畑仕事のトマトゼリー」。

トマトペーストにリンゴの果汁を加えているので、とても食べやすく仕上がっています。濃厚なトマトの香りと酸味が広がるその奥底に、華やかなリンゴの風味を感じ、「一口目はトマトなのに、後味はリンゴっぽい！」そんな不思議な感覚がクセになりそうです。

お店の場所は東京駅直結「大丸東京店1階」

ナッツストック 実森は、東京駅八重洲北口を出てすぐ目の前、大丸東京店の1階ほっぺタウンにあり、八重洲側エレベータ近くに位置します。

毎日のおやつにはもちろん、1個売りや3個入といった少ない数でも購入可能なので、旅のお供にも大活躍すること間違いなし。パッケージにもこだわっているので、帰省の際の手土産や、大切な人へのプレゼントにもぴったりです。もらってうれしく、あげて楽しいオールマイティな東京土産が、また誕生しました！

[Photos by koume]