秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」とは?
秩父鉄道の熊谷駅〜三峰口駅を運行する、蒸気機関車牽引による臨時急行列車です。
使用されている「C58363」は、かつて東北地方などの旧国鉄(現JR)で活躍していたもの。1972年に現役引退後、上町立吹上小学校の校庭で子どもたちと過ごしていましたが、さいたま博覧会の開催にあわせて「SL運行を!」という声が高まり、1987年に車籍を復活。1988年にSLパレオエクスプレスとして誕生しました。
【C58363車両データ】
<引用:秩父鉄道>
運行区間:秩父鉄道 熊谷駅〜三峰口駅 1日1往復
乗車方法:乗車区間分の乗車券+SL指定席券740円(小人・小児同額/片道)
予約方法:「秩父鉄道SL予約システム」サービスへ
公式サイト:https://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/
車内からの撮影におすすめの座席は?
ズバリ、一番後ろの車両の窓際の座席です。SLパレオエクスプレスがカーブにさしかかった際に、車窓からSLパレオエクスプレスの姿を撮影できます。熊谷行きの場合は4号車、三峰口行きの場合は1号車の窓際の座席を予約するといいかもしれません。
なかなか見られない光景も!秩父鉄道のSL撮影スポット5選
SLパレオエクスプレスの走る姿をしっかり見たいなら、おすすめのスポットを知っておくことが大切です。ここからご紹介する5カ所のスポットはいずれも鉄道ファンに人気! ぜひ参考にしてくださいね。
「荒川橋梁」歴史ある橋とSLのコラボが絶景!
1914年に完成した「荒川橋梁」は、秩父鉄道の路線の中でもっとも長い橋です。花崗岩とレンガ積みによって造られた趣のある橋を、SLパレオエクスプレスが渡る風景は大人気! 秩父・長瀞を代表する景色のひとつです。
住所:秩父郡皆野町皆野下田野1253(親鼻河原付近)
アクセス:秩父鉄道「親鼻駅」から徒歩約9分(親鼻河原まで)、「上長瀞駅」から約徒歩4分(橋脚まで)
「安谷川橋梁」撮影スポットとしても人気
「安谷川橋梁」は、長瀞町と皆野町の間にある荒川に架かる秩父鉄道の鉄道橋です。荒川本流のもっとも上流に架かる橋で、秩父鉄道で一番長い鉄橋でもあります。橋の上を走るSLパレオエクスプレスや秩父鉄道の列車を眺めることができます。
住所:秩父市荒川上田野
アクセス:秩父鉄道「武州日野駅」から徒歩約7分
「三峰口駅」転車台による機回しの見学も
SLパレオエクスプレスの発着駅「三峰口駅」。素朴な佇まいの駅で、関東の駅百選にも選ばれています。駅の北側には「SL転車台公園」を併設。SLパレオエクスプレスの運行日には、転車台を使った機回しや増解結など間近で見ることができ、絶好の撮影スポットに!
住所:秩父市荒川白久1625
アクセス:秩父鉄道「三峰口駅」
「熊谷駅」じっくり観察&撮影するならココ!
SLパレオエクスプレスを間近で観察するなら始発駅の「熊谷駅」がおすすめ。入線してから出発するまで10分間ほど時間があるので、じっくりと見ることができますよ! 「寄居駅」、「長駅瀞」、「秩父駅」でも8〜11分ほど停車するので、SLパレオエクスプレスに乗車する場合は、いったん下車して撮影することも可能です。
住所:熊谷市桜木町1丁目
アクセス:JR・秩父鉄道「熊谷駅」
「寄居駅」機関士が石炭をくべる姿が見られる
「寄居駅」では、SLパレオエクスプレスの燃料である石炭を機関士がくべる姿を見ることができます。珍しい光景に惹かれるはず! 懸命に作業する機関士さんを応援したくなるかもしれませんね。
住所:大里郡寄居町大字寄居1211-1
アクセス:秩父鉄道「寄居駅」
今回は、秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」の特徴や魅力、おすすめスポットなどを詳しく紹介しました。秩父には長瀞の岩畳や秩父三大氷柱、三峯神社などの魅力的な観光地も豊富です。SLパレオエクスプレスに乗車して、景色や撮影を楽しみながら満喫してみてはいかがでしょうか。