東南アジアで重要視される「生まれ曜日」
東南アジアの中でも、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアの国々では、自分の「生まれた曜日」が重要視されているようです。
例えば、ミャンマーでは生まれた曜日にちなんで名前を決めたり、タイでは曜日のシンボルカラーを身につけて、曜日別の仏像にお参りをするそうです。そういえば、タイの寺院を巡った時、曜日別の仏像が並んでいたのを思い出します。
タイの寺院にある曜日別の仏像
誰もが自分の「生まれた曜日」を知っていて、結婚や人生の大切な決断は、生まれ曜日に基づいて、よいとされる日取りに行事をおこなうとか。日本でいう占星術や血液型といったところです。
日本では、自分の「生まれた曜日」を知る人は少ないと思いますが、「keisan 生活や実務に役立つ計算サイト」などで簡単に調べることができます。
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旅人のタイプも生まれ曜日別でわかる?
さて、各曜日のタイプはこの通り。
曜日の色:赤
守護動物:ガルーダ(鳥)
相性のよい相手の曜日:火曜日
性格:自立心が旺盛。自由に行動することを好む合理主義者。
努力家で情熱的なためリーダーとして活躍することも。
日曜日生まれの旅人は「合理的な旅を好む」のでしょうか?
曜日の色:黄色
守護動物:トラ
相性のよい相手の曜日:月曜日
性格:完璧主義の堅実派。物事は現実的にとらえ進行していく堅実派。礼儀正しく争いを好まない。おっとりしていて優しい。
「ヒッピー」や「放浪の旅人」には少ないのは、「月曜日生まれ」かもしれません。
曜日の色:ピンク
守護動物:ライオン
相性のよい相手の曜日:木曜日
性格:明るく愛嬌があり、愛され上手。自分の判断が絶対的で、良くも悪くもリーダー的牽引力がある。
「火曜生まれ」は、仲間との旅で、強引に自分の希望を通しても、愛嬌があるから許されてしまうタイプかも(笑)
曜日の色:緑
守護動物:ゾウ
相性のよい相手の曜日:月曜日
性格:自由でありたいと強く思う傾向にあり、好奇心も旺盛で趣味などに時間を使うことが多い。
(午前生まれ)他人を気にしてストレスを感じやすい。
(午後生まれ)実は冷静な隠密主義者。
自由を愛し、矢のようにいつでも「旅」に飛んでいきたい旅人は、「水曜日生まれ」かもしれません。午前生まれのひとは、他人の目を気にしない異国文化がぴったり。
曜日の色:オレンジ
守護動物:ネズミ
相性のよい相手の曜日:火曜日
性格:自信家、自分の意志で行動する。非常に個性的な一面があり、風変わりな印象を他人に与えることもある。
「木曜日生まれ」の自信家で自分の意志で行動するところは、つねに旅に達成したい「目的」を持っていそう。。
曜日の色:青
守護動物:モグラ
相性のよい相手の曜日:月曜日
性格:感受性豊か。常に楽しいことを追い求める。美意識が高く、優れたセンスをもつ。笑顔を絶やさず交友関係も広い。
旅をするミュージシャンやアーティストに多いのは「金曜生まれ」かもしれません。自分を表現する何かと一緒に世界を周り、海外に多くの友をもつ・・・そんなイメージが膨らみます。
曜日の色:紫
守護動物:ドラゴン
相性のよい相手の曜日:水曜日
性格:猪突猛進、静かでマイペース。物事はしっかり見極め、善悪を素早く判断し、偽善などのごまかしを嫌う
静かでマイペースだけど、旅での危機管理がバッチリなタイプですね。一緒に旅をするなら頼りになる「土曜生まれ」がおすすめ(笑)。
「生まれ曜日」について、それぞれの曜日にあわせて旅人のタイプをイメージしてみました(笑)自分の旅のスタイルを「生まれ曜日」に当てはめてみたり、旅の友人を「生まれ曜日」で分析してみると面白いですよ。東南アジアに根付く文化から、新たな発見を得られるかもしれません。
[取材協力・資料提供:日本アセアンセンター]
[参考:外務省]
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