「かつお食堂」ってどんなお店?
おばあさんがかつおぶしを削っている姿がカッコいいと思ったことから、かつおぶしに興味を持ち始めたという店主。3年ほどかけて全国のかつお産地を巡ったり、かつおぶしのお店で働いたのち、不思議な縁がきっかけで5年前に「かつお食堂」をオープンすることに。現在は常連さんも多く、都内だけでなく大阪や北海道、沖縄まで全国からお客さんが来るという人気店になりました。
かつお食堂は各線渋谷駅から徒歩約10分、ビルの地下1階にあります。朝9時から営業していて、売り切れ次第終了。日によって変動はありますが、だいたい13時ごろに売り切れとなってしまうことが多いとか。ランチタイムは11時30分ごろからお客さんが来店しはじめて、平日は3~4名待ち、週末など休日は1時間待ちとなることもあるそうです。
お店は不定休。営業日はインスタグラムで公開されているので、行く前にチェックしてくださいね。
まさにかつおづくし!店内は眺めているだけで楽しい
店内は11席。大漁旗やかつおのオブジェなど、まさにかつおづくし!
かつおぶしができるまでを紹介しているコーナーもあります。
中央には削り器と本枯れ節が置かれており、こちらで店主がかつおぶしを削ってくれます。
お手洗いは「かつおと泳ぐ部屋」と書かれています。入ってみるとその理由がわかる、ユニークなお手洗いです。
自分のために削ってくれるかつおぶしが贅沢
メニューは「かつお食堂ごはん」1,100円(税込)のみ。鮮魚が入った際には漬丼の提供もあるそうで、出会えればラッキーなんだそう。
ごはんは150円で大盛りにできます。オプションで無農薬山わさび(200円)や生卵(300円)もプラスすることができます。素材にもとてもこだわっていて、生産者によって大切に作られたものを使っているのだとか。せっかくなので、今回は山わさびと生卵を追加してみました。
店主がご飯にのせるかつおぶしを削ってくれます。削り器の金具を調節しながら、削られていくかつおぶし。削りたてのかつおぶしを出しているのは、おいしいものを、一番おいしい状態で食べてほしいという想いから。
削りたてのかつおぶしをごはんの上に盛り、かつお食堂ごはんのできあがり。かつおぶしのいい香りがして、食欲をそそります!
店主おすすめの食べ方は、まずテーブルに置いてある塩をかつおぶしにかけていただくこと。
その次に山わさびをかつおぶしにのせていただき、最後が生卵と醤油をかけていただくという食べ方です。
塩は兵庫県・淡路島の自凝雫塩(おのころしずくしお)。鉄釜、薪炊で手間をかけて作られ、海の成分そのままを閉じ込めたおいしい塩は、かつおぶしの旨味を引き立ててくれますよ。山わさびは西伊豆で源流栽培された野中わさび園さんのもので、醤油は愛媛県・杉田商店さんの100年の杉桶で醸造されたという醤油が使われています。
最後に生卵をかけていただきます! こちらは、実はお米を食べて育った平飼いの卵なんだとか。割ってみると、黄身が白い! 卵特有の臭みがなくて卵かけごはんに合います。
山わさびと生卵を付けたことで、かつおぶしごはんの味変が楽しめて、最後まで飽きることなくあっさり完食しちゃいました! 削りたてのかつおぶしのおいしさはもちろん、山わさびや塩、生卵それぞれのポテンシャルが高いので、味の相乗効果がすごかったです。かつお食堂でランチの際には、ぜひ追加してみてくださいね。
住所:東京都渋谷区鶯谷町7-12 GranDuo渋谷 B1
電話:03-6877-5324
営業時間:9:00~13:30(売り切れ次第終了)
定休日:不定休
公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuoshokudo/
[All Photos by Chika]