【京都の夏旅におすすめ】水の神様がおわす貴船神社で感じる、京都の“風”の涼

Posted by: 西門香央里

掲載日: Aug 11th, 2022

約3年ぶりに本格的な旅行ができるようになった今年。みなさんはどんな場所へ旅行に行きますか? この記事ではJR東海が打ち出している「そうだ 京都、行こう」キャンペーンから、おすすめの京都の夏の「涼」を感じる過ごし方を紹介。今回は、自然の中にたたずむパワースポット「貴船神社」を紹介します。

【そうだ 京都、行こう】水の神様がおわす貴船神社で感じる、京都の“風”の涼
 

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風を感じられる「貴船神社」

風を感じられる「貴船神社」

「そうだ 京都、行こう。」は、JR東海が1993年から展開しているキャンペーン。今年で29年目となる2022年夏のキャンペーンのCMでは、建仁寺を舞台に「夏の京都」の魅力を伝えています。

今回のキャンペーンでは、「京の涼さがし」をテーマに、京都ならではの涼を楽しめるスポットなどを紹介。「影の涼」「風の涼」「水の涼」「怪の涼」と異なる4つの「涼」を体感できる観光コンテンツが用意されています。

この記事で紹介する貴船神社は「風の涼」。水の神様がおわすという貴船神社では、山から吹く風で、京都の涼を感じることができる演出をしています。一体、どんな涼を楽しめるのでしょうか?

春日灯篭の参道では赤い風車がお出迎え!

貴船神社といえば、春日灯篭が連なる石段の参道

​​貴船神社の創建年代はさまざまな伝説があり、いつ建てられたのかはっきりとした時期は不明なのだとか。天武天皇白鳳六年(約1300年前)には、すでに御社殿造替が行われたとの社伝が存在することから、それよりも前に創建されたのでは? と言われています。また、「きふね」という名前は、昔は「氣生根」と記され、御神気に触れることで気が満ちるとされてきたそう。「諸願成就」「えんむすび」「運気隆昌」にご利益があると言われています。

貴船のご祭神は高龗神(たかおかみのかみ)という水の神様。古事記や日本書紀にもその記述があり、古くから信仰されてきたことがわかります。

貴船神社といえば、春日灯篭が連なる石段の参道。テレビや雑誌などにも度々紹介される有名なスポットになっています。昼間に訪れたので、灯籠は灯っていませんでしたが、日が暮れてくると明かりが灯り、さらに幻想的な姿を見せてくるとか。

この参道を登っていくと、途中で赤い風車が登場

この参道を登っていくと、途中で赤い風車が登場。「京の涼さがし」の「風の涼」の企画の一環で、設置されたもの。風車が風に吹かれて回ることで、「涼」を感じることができるのですよ。

京都らしい友禅柄をあしらった赤い風車が、朱色の柱と、緑の葉に映えて綺麗

京都らしい友禅柄をあしらった赤い風車が、朱色の柱と、緑の葉に映えてきれいですね。登るのがちょっときつい階段も、清々しい気持ちで登り切ることができました。

夏音を表現するオノマトペで涼を感じる

参道を登り切ったら、境内に入ります。まずは、お手水で身を清める

参道を登り切ったら、境内に入ります。まずは、お手水で身を清めます。「水は命」と書かれた石板がいいですね。

休み処に多数の風車と風鈴が飾ってありました。こちらも「風の涼」を感じるためのもの

お手水の後に振り向くと、休み処に多数の風車と風鈴が飾ってありました。こちらも「風の涼」を感じるためのもの。

風を目や耳で感じられるフォトジェニックな空間

貴船神社以外にも、柳谷観音 楊谷寺、東福寺、三十三間堂の計4つの神社に、総計2,500個の風鈴や風車を設置し、風を目や耳で感じられるフォトジェニックな空間を作り出しているのです。

風が吹くと風車が回り

そして風鈴が静かにチリンチリンと音を奏でる

風が吹くと風車が回り、そして風鈴が静かにチリンチリンと音を奏でます。外の緑の木々の爽やかさと合わさって、涼しさを感じることができるのです。風鈴にも友禅柄がデザインされているんですよ。

風車と風鈴には「そよそよ」「ちりん」など涼しげなオノマトペを一緒にデザイン

風を可視化させ、風の音を目と耳で感じられるスポットに

また、風車と風鈴には「そよそよ」「ちりん」など涼しげなオノマトペを一緒にデザイン。風を可視化させ、風の音を目と耳で感じられるスポットになっています。

水みくじや参拝で開運を願う

階段を登って「本宮」に

次に、階段を登って「本宮」に向かいます。今回は時間の関係で本宮のみでしたが、貴船神社には縁結びで有名な「結社(ゆいのやしろ)」と言われる中宮と、神社創建の地である「奥宮」があります。

本宮では昔から執り行われてきた形式での「正式参拝」をすることが出来ます

本宮では昔から執り行われてきた形式での「正式参拝」をすることができます。「ご祈祷」の際は、厳かな儀式ということで、服装などには気をつけたほうがいいとか。参拝した後は、清らかな気持ちに。

水は「神水」と言われ、さまざまな効能があるそう

ご祭神が水の神様ということで、貴船神社にはこんこんと水が流れています。それらの水は「神水」と言われ、さまざまな効能があるそう。水を持ち帰ることもでき、水筒などに神水を注いでいる参拝者が多くいました。筆者も、ペットボトルに入れさせていただきました。

貴船神社といえば「水占みくじ(1枚200円)」が有名

そして、貴船神社といえば「水占みくじ(1枚200円)」が有名。最初は何も書かれていない紙なのですが…。

ご神水におみくじを浮かべると

ご神水におみくじを浮かべると

おみくじの結果が浮かび上がってくるのです!

おみくじの結果が浮かび上がってくるのです! 水の神様ならではのおみくじですよね。

京都の風で“涼”を楽しもう

京都の風で“涼”を楽しもう

山の中にあるため、京都市街地と比べると、実はとても涼しい貴船。風車や風鈴の演出で、さらに涼しく感じることができました。水の神様のもとで、自然の中からの風の音や水の音を聞きながら、貴船の「風の涼」を感じてみてください。

貴船神社
京都市左京区鞍馬貴船町180
風車・風鈴設置期間:7月14日(木)~8月31日(水)
拝観時間:本宮 6:00~20:00、授与所9:00~17:00
拝観料金:境内無料
公式HP:https://kifunejinja.jp/

 

>>そうだ 京都、行こう。「京の涼さがし」はこちら

[All Photos By Kaori Simon]
 

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PROFILE

西門香央里

Kaori Simon ライター&フォトグラファー

東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。

東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。

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