今年2014年は、1月21日(火)に網走で「流氷初日」を迎えました。例年と比べて遅めだそうですが、いよいよ今年も流氷シーズンがやってきます。
流氷初日と接岸初日って?
日本では、流氷の観測を第一管区海上保安本部に設置された流氷情報センターが行っているそうです。
最新の流氷位置をイラストで分かりやすく知ることのできるWEBサイトがあります。
2014/1/25時点での流氷位置イメージ ©流氷サイト
「流氷サイト」によれば、流氷初日と接岸初日は次のように定義されるとありました。
接岸初日:流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路がなくなり船舶が航行できなくなった最初の日
2013年の流氷初日は1月12日、接岸初日は1月17日だったそうです。今年は1月21日(火)に「流氷初日」を迎えたばかり。関係者によれば、今年は流氷が来るのが遅いとか、量が少ないなどといわれていますが、どうなるのでしょうか。
ぜひとも直接この目で見てみたいものです。
流氷を楽しめる数々のアクティビティ
流氷が接岸したら、さまざまなアクティビティで流氷を間近で見て楽しむことができます。
■砕氷船(さいひょうせん)
砕氷船とは、氷を砕いて進むことのできる船のこと。ドリルで流氷をがりがりと砕きながら進みます。
網走から出港する「おーろら号」と、紋別から出港する「ガリンコ号II」の2つがあり、流氷が接岸しなくとも運航はしています。どちらも2014年3月31日まで運行予定。期間中、流氷が見られたらかなりラッキーですね。
おーろら号 ©道東観光開発㈱
ガリンコ号II ©オホーツク・ガリンコタワー㈱
■流氷ウォーク
その名の通り、流氷の上を歩く「流氷ウォーク」。専用のドライスーツを身に付けて、流氷の上を探検します。
NPO法人 知床ナチュラリスト協会による知床での流氷ウォークは、2月1日から3月31日まで設定がありますが、まだ流氷が接岸していないこともあり、開催は未定だそうです。今年は流氷ウォークが楽しめるほど流氷が接岸すると良いですね。
流氷の上を歩く貴重な体験! ©NPO法人 知床ナチュラリスト協会
■流氷ダイビング
流氷は歩くだけでなく、もぐることもできるそうです!ダイビングのライセンスは必須ですが、網走や知床ウトロではいくつかガイドしてくれるところがあるそうなので、ぜひチャレンジを。流氷の下はどんな神秘的な世界が待ち受けているのでしょうか。
知床流氷ダイビング
©M.Imai/ROBINSON
■流氷乗馬
流氷を見ながらの「流氷乗馬」。流氷の上を馬で駆け巡りたいところですが、さすがにそれは難しいそうです。とはいえ、冬の海岸を馬に乗って駆け巡るのは圧巻。網走原生牧場観光センターによれば、乗馬は流氷が接岸しなくてもできるそうです。
今年はいつ、流氷が接岸するのでしょうか。今から楽しみですね。