真夏のハウステンボスは向日葵づくし&リゾート気分満載
「フラワーロード」に広がるリアル向日葵畑も圧巻ですが、「アンブレラストリート」の頭上に広がる700本の傘もすっかり向日葵柄に模様替え。タワーシティテラスに今年新設されたばかりの水辺テラス席「運河テラスバル」でなら、ゴンドラ上でのバイオリン&チェロの生演奏やアクアボードを使った迫力満点の水上パフォーマンスを間近で楽しみながら、お酒やグルメが味わえます。
直径50メートルの巨大プールや、高さ約10メートル×全長約70メートルのメガスライダーが鎮座するガーデンプールには、今年初めてシャンパンバーが登場。イルミネーションを眺めながらのナイトプールもいいですが、夕涼みがてら水辺でゆったり過ごすのもおすすめです。
初登場の「シャンパンバー」でSNS映え確実のカクテルも!
青空の下、海外リゾートにいるかのようなリッチな気分でカラフルなカクテルやシャンパンをいただくのは格別ですよね! 「ヴーヴ・クリコ」を1杯から飲み放題まで、ニーズに合わせて楽しめるのもうれしい限り。もちろんノンアルコールカクテルやソフトドリンクも各種取りそろえられているので、お酒が飲めない人でもご安心を。
園内のカフェやレストランには、向日葵をモチーフにしたスイーツもズラリ。自家製パンナコッタにたっぷりのマンゴーとパイナップル、塩バニラのジェラートで爽やかな味わいのパフェに仕上げた「向日葵パフェ」(1200円/ピノキオ)や、長崎産メロンをはじめ、数種類のフルーツで深い森に咲く向日葵をイメージした「サンフラワープレート~翡翠の夏果実~」(1600円/悟空)、ドライアイスを使用した涼し気な演出が楽しめる「ショコラ夫人のひまわり畑モンブラン」(1800円/ショコラ夫人の旧邸)など、それぞれのお店のシェフが腕を奮った絶品“映えスイーツ”がいただけます。
365日イルミネーションが耀く「光の王国」でも、まるで大きな滝が流れ落ちるかのような夏バージョンのイルミが堪能できますよ。
すっかり陽も落ちて、園内のライトアップがさらに美しさを増してくる頃、いよいよ本日のメインイベント「スペクタクルランタンナイトショー」の始まりです。
ランタン+プロジェクションマッピング&花火のスペクタクルショー
ショーの舞台は、オールスイートホテル「迎賓館」とパークをめぐる運河。夜空に浮かぶランタンを取り入れた水上ショーの演出は、なんと世界初の試みだとか。水上で灯る幻想的なランタンと、壮大なプロジェクションマッピング&花火パフォーマンスが見事に融合したエンターテイメントショーが、連日20時半から運河テラスバルの眼前でおよそ15分間にわたって繰り広げられます。
静寂に包まれた会場内に一人の指揮者が登場し、「遠い昔、干ばつに苦しめられていたこの街で、一人の少女が救いを求めてランタンを天に放ったところ、少女の願い通りに雨が降ったことから、ランタンに込めて空へと飛ばすお祭りが始まった」と告げるや、指揮者の合図でプロジェクションマッピングで投影された緞帳が開き、太陽や月、魚などの仮面をつけたオーケストラの一団による演奏が鳴り響きます。
シンガーやダンサーによる華やかなパフォーマンスが披露されたあと、指揮者がタクトを振るとあたり一面がランタンの灯りに包まれ、人々が願いを込めた無数のランタンが次々と夏の夜空へ。実際に飛び立つかのように見える巧みな演出に、思わず魅入ってしまいました。
遥か頭上にはいつしか光るランタンも現れ、まるで水上のランタンの灯が空高く舞い上がっていくかのよう。そして会場の雰囲気が最高潮に達したその瞬間、夜空に花火が打ち上げられ、ショーを鮮やかに彩ります。光と音が織り成すスペクタクルなランタンショーに心を掴まれ、ロマンチックなひとときを過ごすことができました。
ステージに一番近い1階のテーブル席(4000円/最大4名)と眺めの良い2階のカウンター席(1000円/席)のみ有料ですが、それ以外の場所からなら入園料だけで観覧できます。また、ショーの前にゴンドラに乗ってライトアップされた場内を一周し、そのままゴンドラの上からショーを観覧できる1日10席限定の「ゴンドラプレミアムコ―ス」(一律5000円/名)も用意されているそうなので、「より一層ダイナミックにショーを楽しみたい」という人は、ぜひチェックしてみては?
夢のようなショータイムは一瞬で過ぎ去りますが、「できることならランタンショーの余韻にもうしばらく浸っていたい」という人におすすめなのが、世界各地のクラフトビールやステーキが店内やテラスでいただける、ハーバータウンの「ベイサイドキッチン」です。
ランタンショーの余韻に浸りたいなら「ベイサイドキッチン」へ
「ビール祭」も絶賛開催中。冷房がバッチリ効いた店内で優しいランタンの灯りに包まれながら、こんな“映え写真”まで撮れちゃいます!
せっかくなので、「生ビール飲み比べ3種類(200ml×3杯/2300円)」をオーダーし、日本の秋田のクラフトビール「なまはげIPA」と、ドイツのクラフトビール「トゥーハー ヘレス ヘーフェ ヴァイツェン」「ヴァイエンステファンオリジナル 」という、お店イチオシの金賞ビール3種の組み合わせをセレクト。どれも甲乙つけがたいおいしさでしたが、あえて選ぶとするなら「なまはげIPA」に軍配を上げます。
今年初登場だという分厚い「Tボーンステーキ」(なんと1万円!)も大変気になりましたが、今回はステーキのすじ肉を使った「ベイサイド特製牛すじカレー」(1200円)を合わせて注文し、ビールと一緒にいただきました。カレー好きの筆者も感動する味わい深さでした!
ちなみに、海風が吹き抜けるテラス席からは、エキゾチックなポリネシアンダンスやファイヤーダンスのショーも観覧できるそうですよ。
その他にも、7月22日(土)、7月29日(土)、8月5日(土)、11日(金)〜16日(水)、19日(土)、26日(土)の期間限定で、15分間で2000発もの花火が一気に夏の夜空に咲き誇る「サマーナイト花火」も開催されます。ぜひこの機会に「ハウステンボス」を訪れてみてはいかがでしょうか。
[All Photos by Reico WATANABE]