駅直結のルーズなホテルで食べる「メロンまるごとクリームソーダ」
茨城県の土浦駅に直結した「星野リゾート BEB5土浦(ベブファイブ ツチウラ)」。まさに改札の目の前にあり、改札からわずか38歩!? 15秒でチェックインできるロケーション!
星野リゾートとしては5つ目のブランドになる「BEB(ベブ)」は、居酒屋以上、旅未満のルーズなホテルがコンセプト。一応チェックアウトタイムなどは決まっているんですが…… 多少の遅れはノープロブレム! 宿泊者のわがままを最大限受け入れてくれるホテルなんです。
広々したアプローチを進めば、緑に光るメロンの提灯が登場。8月の宿泊時は、メロンフェスこと「BEBメロンビアナイト」を開催中で特別仕様のデコレーション。なんといっても、茨城県はメロン生産高日本一を誇っているんです。9月からは「BEB ほしいもフェス」が始まり、干しいも仕様になるので注目を!?
んんん…… 発見しちゃいました?
チェックインもそこそこに、レセプション脇のカフェでオーダーしたのが「メロンまるごとクリームソーダ」1,200円(税込)。呪文のような名前の“メロまるクリソー”は、ある音楽フェスで1日に3,000個も売れたことがある伝説のスイーツ。
その開発者である井坂さんから公式販売店舗に認定され、1年中“メロまるクリソー”を食べられるのはココだけ。しかも宿泊者のみ。
完熟して甘みが最高潮になったメロンをキンキンに冷凍。くり抜かれた種の部分にソーダが流し込まれバニラアイスをトッピング。
甘い香り立つリアルメロンソーダのシュワシュワ感! シャーベット状の果肉をスプーンでゴリゴリ。バニラアイスとのクリーミーな口どけがたまらなく幸せ!
“クリームソーダ”と名前は付いているけど、これ、飲みものではなく、食べ物です! 器に見立てたメロンを、本当に丸ごと使っているのでひとりで一気に食べるのは難しく、部屋に持って帰って冷蔵庫で冷やしながらゆっくり食べましょう。2~3人でシェアするのもおすすめ。
完食するまでに1.5日! 大満足!! メロンは下にいくほど甘みが強くなるので、このとおり最後までおいしくいただけます。
ペダルをこいでこいでスムージーのできあがり!
まだ、客室に行かないの? はい、だってこんなの見つけちゃったので……
自転車×ミキサー?
サドルにまたがってブンブンペダルをこげば、スムージーのできあがり!
これは「フェンダーブレンダー&スムージー」800円(税込)。メロン・バナナ・イチゴの3種類がそろい、お遊び気分で30~60秒でスムージーを作れちゃう。
レセプションやカフェのある3階は、テーブルやチェア、ソファなどが配されたパブリックスペース「TAMARIBA」になっていて、宿泊者は24時間、自由に使うことができるんです。ワーケーションはもちろんのこと、カードゲームやボードゲームなどもあるので思い思いの過ごし方を楽しむことができます。
丸見えバスルームがくつろぎと広さの秘密!?
宿泊するのは、約26.4〜33.9平方メートルの「サイクルルーム」。霞ヶ浦が近い土浦はサイクリストにも人気で、自転車を持ち込んで壁面にディスプレイできるようになった客室。宿泊者全体の40%ほどがサイクリストなのだとか。
石目調のタイルと天然木の床からなる客室は、天井高が3mほどもあり爽快。スペース以上の広さが感じられます。
その理由はというと…… バスルームがガラス張りになっているから!
広々としたバスタブに身を沈めながらテレビだって見れちゃう開放感!!
愛車を眺めて、自分の世界に浸ることだってできちゃいます。
もちろん、プライベートを守りたいときはロールカーテンで目隠しできるのでご安心を。広さの演出と遊び心をもった客室デザインが魅力的です。
窓際にレイアウトされた大きなソファはリラックス度満点。自転車モチーフのインテリアも可愛らしい。
全客室が靴脱ぎスタイルなのですが、「サイクルルーム」だけは石タイルということもあり、革のスリッポンが備えられています。
自分の部屋のように使える日常をちょっと超えた優しい居心地
駅に直結した3階から5階の館内は、廊下も広くとられて自転車を押しながら歩けるサイクリストに優しい造り。
自転車ラックも随所に設けられています。
4階には、自由に使えるメンテナンススペースも備わるこだわりよう。
もちろん、サイクリストでなくても楽しめちゃいますよ! なんたって“ルーズなホテル”ですから、ドリンクやフードの持ち込みも自由! 上段がハリウッドツイン、下段がソファベッドになった「ヤグラルーム」は、隠れ家的な雰囲気を楽しめておこもりパーティーなどに最適!
3名まで宿泊することができ、みんなでわいわい気ままに楽しむにはもってこいの客室。
こちらは「ダブルルーム」。直径約150㎝もある丸鏡が印象的。
パテーション風の収納ラックがアクセントになり、空間を広く見せる演出が素敵。琉球畳のような和紙を使った畳が配され、靴を脱いでゆっくりとくつろげます。
炉端焼きの夕食&複数チョイスできる朝食
夕食はホテルスタッフおすすめの「笹揶(ささや)」へ。古民家風のほっこりした店内でいいただけるのは、季節の食材を使用した炉端焼きやなど。関東圏では最も多い46の酒蔵があることでも知られる茨城県だけに、茨城の銘酒も数多く取りそろえられています。
干物やみりん干しも店内仕込みで、鯖みりんや鮭ハラス、つぶ貝などがおいしいこと。店内でわら焼きにされたカツオのタタキは、その香りとともに旨みも凝縮。箸を持つ手もついつい早くなってしまうほどのおいしさ! 平日なのに、ずっ~と満席なのがわかる地元に愛されている居酒屋です。
朝食は、素泊まりプランでもチェックインしてから付けることが可能。隣接する「プレイアトレ土浦」内(厳密にはホテルもプレイアトレ土浦内)のレストランやカフェなどを利用できるのですが、500円からとかなりリーズナブル。
つけ蕎麦をチョイスしたのですが、朝の中太麵と濃厚スープはガツンと胃袋にくるインパクト。まだとっておいた“メルまるクリソー”があってよかたぁ~。お口の中もすっきりフルーティー風味でホテルを出発したのでした!
住所:茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦3F
料金: 1泊素泊まり1名7,800円~(1名利用時) 1泊素泊まり1名6,600円~(2名利用時)
CHECK IN/OUT:15:00/11:00
客室数:90室
アクセス:JR「土浦駅」に直結
>>アメニティ・設備はこちら
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/beb5tsuchiura/
[Photos by ©︎tawawa]