一度は行ってみたい!桜観賞ツアーで人気の「桜の名所」東・西ランキング
東日本は東北勢が上位
©️伊那市観光協会
東日本編の第1位に輝いたのは、長野県の「高遠城址公園」です。「天下第一の桜」とも称される「高遠城址公園」は、昨年園内の飲食制限が4年ぶりに解除され、約11万人が訪れた人気のお花見スポットです。
さらに2位は秋田県「角館の桜」、3位は福島県「三春の滝桜」と、東日本は東北勢が上位を占める結果となりました。東北は、歴史を重ねた情緒あふれる桜の絶景を楽しめることが人気の理由のひとつです。
みちのくの小京都とも呼ばれる角館は、武家屋敷が並ぶ道の両側に約400本のしだれ桜が咲き誇り、そのうち162本が国の天然記念物に指定されています。塀壁にしなだれるように咲くさまは、なんとも叙情的な風景。また檜木内川沿いの桜並木は異なった雰囲気が楽しめます。
西日本は奈良県の「吉野山」が圧倒的な人気
西日本編の1位に輝いたのは、奈良県「吉野山」です。下・中・上・奥千本と4つのエリアに分かれており、開花時期がずれることで、約3週間にわたって約3万本の桜の花が楽しめる、言わずと知れた桜の名所。予約者数は2位の2倍以上と大差をつけ、全国ランキングで見ても圧倒的な人気で1位となりました。
吉野山の歴史は深く、今から1,300年前、吉野山山上に金峯山寺を開いた際、蔵王権現の姿をヤマザクラの木に刻んだことから「ご神木」として大切にされるようになりました。その後、信者たちが「寄進」した桜の苗木が、約3万本もの桜の名所へと作りあげました。山全体が桜色に染まる圧倒的スケール感。上~下千本まで長期間で観桜が楽しめます。朝一番や人気が落ちつく夜も楽しめる山内に泊まるコースが人気。また、この時期だけしか見られない、金峯山寺の春の秘仏ご本尊特別御開帳も見どころです。
また、「さくらの名所100選」にも選定されている兵庫県「姫路城」が2位、日本三景の一つに数えられる名勝地、広島県「安芸の宮島」が3位にランクイン。いずれも開花時期が3月下旬頃と早めとなっています。
安芸の宮島(厳島)の中心、世界遺産に登録されている嚴島神社を彩る、1,900本もの満開の桜は圧巻です。広い島内はヤマザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラ、オオシマザクラなど多品種の桜に恵まれています。また名所のひとつでもある多宝塔は嚴島神社の西の丘に立ち、満開時には、ソメイヨシノごしに、嚴島神社の大鳥居を眺めることができます。
「2024年『桜の名所』 東・西人気ランキング」を紹介しました。クラブツーリズムでは、年々桜の開花が早まってきていることに合わせ、旅行会社としての予測のもと、ツアーの設定日を毎年調整しているんだとか。
名所をたくさんまわるツアーから、厳選された名所をじっくり観賞できるツアーまで、全国124カ所以上の「桜の名所」をめぐる豊富なラインナップをそろえています。桜の最盛期である4月のクラブツーリズムの国内ツアー予約状況は、前年同期比152.9%と大幅に増加しているそうです(1月28日現在)。
クラブツーリズム「桜ツアー特集」
https://www.club-t.com/sp/special/japan/sakura/#uncleTab
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