【オランダ・デルフト3時間で周れるモデルコース】人気観光スポットからおしゃれな穴場ショップまで

Posted by: 北崎早希

掲載日: Apr 1st, 2024

オランダ南部に位置する小さな街「デルフト(Delft)」。古都の雰囲気が今も色濃く残り、オランダらしい街並みが広がるスポットです。今回は、そんなデルフトの街を散策した様子を3時間で周れるモデルコースでご紹介。デルフトを訪れるなら、ぜひ立ち寄っていただきたいおすすめスポットもお届けします。

デルフトの運河


 

画家・フェルメールの故郷である古都「デルフト」


デルフトは、17世紀頃に名を馳せたオランダを代表する画家・フェルメールの故郷です。「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」は、美術の教科書にも載っている有名な作品として知られています。
 


 

そんなフェルメールの生まれ故郷であるデルフトは、オランダの中心として政治を動かしていた土地であり、歴史的建造物が多いのも特徴です。

美しい運河が広がる光景はまさにリトル・アムステルダム


デルフトは、アムステルダムに次ぐ第二の都市であるロッテルダムの近くに位置する街です。都会的なロッテルダムと異なり、首都・アムステルダムのような美しい運河が眺められます。

半日あれば周れるコンパクトな街なので、南オランダをメインに観光したい方にもおすすめ。またデルフトは、世界遺産に登録されている「キンデルダイクの風車群」から近いのもポイントのひとつです。
 


 

オランダらしい美しい運河が眺められるスポットなので、ロッテルダム観光のついでに訪れたいエリアといえます。
 

観光時間がない人におすすめ!3時間で周れるモデルコース

デルフトは、ほかの都市に比べて比較的コンパクトな街です。ロッテルダムやキンデルダイクなどの人気観光スポットにも近いので、合わせて観光することができます。

【13:00】デルフト駅からスタート


デルフトの駅は、近未来的な内装が特徴。構内の天井には「DELFT」の文字が描かれており、ほかの駅とは異なる雰囲気があります。

駅から観光の中心エリアまでの距離は、歩いて約10分。バスやトラムを利用せずに観光スポットに辿り着けます。

【13:15】現地の人でにぎわう週末マーケット「Warenmarkt」


デルフトでは、毎週木曜日と土曜日に現地の食材が手に入るマーケット「Warenmarkt」が行われています。4月〜10月のサマータイムシーズンは、同じ曜日にヴィンテージマーケットも開催されているので、掘り出し物をゲットしたい方におすすめです。


マーケットでは、野菜や花、チーズ、食べ歩きグルメなどさまざまな露店が軒を連ねています。特に土曜日は、ひときわにぎわいを見せる日なので、現地の暮らしが体験できるのも魅力です。


マーケットで現地の人にも人気なのが「チーズ」です。スーパーでも見かけますが、現地の人たちはマーケットでチーズを買うのが主流。より新鮮でおいしいチーズが手に入るので、週末に購入するのがオランダ流です。

ハード系のチーズなら、お土産としても持ち帰ることが可能。チーズをお土産として購入したい方は、マーケットが行われている木曜日か土曜日がおすすめです。

Warenmarkt
住所:Brabantse Turfmarkt en, Burgwal, 2611 CP Delft
電話番号:0626572187
営業時間:8:30〜17:30(木曜・土曜)
定休日:日曜日〜水曜日・金曜日
公式サイト(オランダ語):https://www.delft.nl/markten-delft

【13:45】旧市街の中心スポット「マルクト広場」


マーケットが行われるブラバントセ・トゥルフマルクト通りを抜けると、デルフトのメインである「マルクト広場」に辿り着きます。広場には、ルネサンス様式の市庁舎とゴシック様式の教会があり、歴史を感じる光景が広がります。


広場の周りには飲食店があるので、広場を眺めながら昼食を取るのもおすすめです。また広場の近くには、フェルメールの美術館もあります。美術鑑賞をしたい方は、1日掛けてデルフト観光をするのもおすすめです。

マルクト広場
住所:Markt 87, 2611 GS Delft
公式サイト(オランダ語):https://www.delft.nl/

【14:00】オランダ人御用達のジェラートショップ「De Lelie」


デルフト観光のお供におすすめなのが、「De Lelie」のジェラートです。マルクト広場からも歩いて約5分のところにあるチョコレートショップで、夏になると長蛇の列ができるスポットです。

またプラリネチョコレートはお土産にもおすすめで、現地の人も手土産にするほどの人気ぶりです。暑い時期に訪れるなら、ジェラートを片手にデルフト観光を楽しむのもよいでしょう。

De Lelie
住所:Voorstraat 10, 2611 JP Delft
電話番号:0152120363
営業時間:平日10:00〜18:00・土曜10:00〜17:00
定休日:日曜日
価格目安:€11.40(150g入り)
公式サイト(オランダ語):http://www.chocolaterie.nl/

【14:30】アンティーク好きにおすすめの「De Emaillen Emmer-Antiek」


アンティーク好きの方におすすめなのが、「De Emaillen Emmer-Antiek」です。店内には、ところ狭しとアンティークの数々が飾られており、見ているだけでもワクワクするような光景が広がります。


キッチン用品やアンティークのお皿など、おしゃれなアイテムがそろっているので、お宝を見つけるのもデルフトのおすすめの楽しみ方です。

De Emaillen Emmer-Antiek
住所:Nieuwe Langendijk 8, 2611 VK Delft
電話番号:0628043857
営業時間:金曜13:00〜17:00・土曜11:00〜17:00
定休日:日曜日〜木曜日
公式サイト(オランダ語):http://www.emaillen-emmer.nl/

【15:00】おしゃれ花瓶が見つかるフラワーショップ「Green fingers」


アンティークショップから歩いて約10分のところにある「Green fingers」は、キュートでおしゃれな花瓶がそろうフラワーショップです。


現地の人たちでにぎわいを見せるお店で、店内には色とりどりの花瓶が並びます。ユニークな形やカラフルなデザインの花瓶が多いので、現地でしか手に入らないお土産がゲットできるのもポイント。


また普段使えるお土産を選ぶなら、エコバッグもおすすめです。オランダは、日本よりもビニール袋の有料化が進んでいるので、どのショップにもエコバッグが売られています。お気に入りのエコバッグを見つけるのも、オランダ旅行の醍醐味です。

Green fingers
住所:Burgwal 23, 2611 GE Delft
電話番号:0157503121
営業時間:月曜13:00〜17:30・平日10:00〜17:30・土曜9:30〜17:00・日曜祝12:00〜17:00
定休日:祝日
公式サイト(オランダ語):https://groenevingersdelft.nl/

【15:30】オランダを訪れるなら外せない雑貨店「Dille&Kamille」


オランダ発の人気雑貨店「Dille & Kamille」。現地の人からも絶大な支持を受けるショップで、シンプルかつナチュラルな雑貨がそろいます。


定番のエコバッグや鍋敷きはもちろん、バスグッズや調味料などさまざまなオリジナル商品が手に入るのもポイントです。


また2024年は、オープン50周年を記念した限定グッズも展開しています。店舗ごとに異なるアイテムが購入できるので、行く先々で立ち寄りたいショップです。
 

Dille&Kamille
住所:Burgwal 5, 2611 GE Delft
電話番号:0152138925
営業時間:平日9:30〜17:30・土曜12:00〜17:00・日曜13:00〜17:30
定休日:祝日
公式サイト(オランダ語):http://www.dille-kamille.nl/

【16:00】デルフト駅に到着


デルフトは、ゆっくり見て回っても3時間程度で観光できるスポットです。今回は、主要なスポットをメインに回りましたが、美術館などに立ち寄るなら1日かけて回るスケジュールを組むのもよいでしょう。

オランダの南エリアを旅行するなら、短時間で観光できるデルフトに立ち寄ってみてください。

※店舗や時期により商品の仕様や品ぞろえ、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
©︎Saki Kitazaki
 


 

PROFILE

北崎早希

Saki Kitazaki ライター

オランダ在住フリーランスライター。ドイツ移住をきっかけに、美容業からライターに転向。執筆以外に編集業務やディレクションにも携わる。最近はバスを使って、オランダの周辺にあるヨーロッパの国々を巡るのが楽しみ。

オランダ在住フリーランスライター。ドイツ移住をきっかけに、美容業からライターに転向。執筆以外に編集業務やディレクションにも携わる。最近はバスを使って、オランダの周辺にあるヨーロッパの国々を巡るのが楽しみ。

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