【東京・潮見 龍宮社で「雲海参拝」スタート】季節・天候に関係なく参道が雲海に包まれる

Posted by: 下村祥子

掲載日: Jun 22nd, 2024

東京駅から京葉線で約7分、江東区にある「潮見 龍宮社」は龍神様をお祀りする、2024年3月に建立された“令和の神社”です。なんとこちらで、参道に湧き上がる雲海の中を歩くことができる「雲海参拝」が2024年6月2日よりスタート! 特定の気象条件がそろったときにのみ見られる自然界の雲海と違って、季節も天候も関係なく必ず神秘的な体験ができますよ。

「龍神」は龍が天に昇るイメージから成功と発展の象徴

鹿児島県・奄美大島の空港から車で約1時間30分、さらにフェリーで約20分の場所にある離島・加計呂麻島(かけろまじま)。その島の海に鎌倉時代から棲むと言われている“龍神様”をお祀りして、東京都江東区潮見に2024年3月建立されたのが「潮見 龍宮社」です。

龍神は龍が天に昇るイメージから、成功と発展の象徴とされており、龍神が動くところに「流れ」が起こると言われています。神社への参拝者や子どもがよい流れになりますようにとの願いが込められ、これまでの神社とは一線を画す施しとなっています。

参道の7つの照明で7惑星を表現

私たちが天から地上へと生まれたとするならば、つまり上から下に降りてきたことになります。それに因んで、神社への入り口は上から地下に降りるようになっています。最初に通る神社の参道は、私たちが生まれるときは「産道」となります。

その参道には7つの照明を設置し、7つの惑星を表現しています。7惑星は、人間の輪廻転生の動きを表しています(上から、月→水星→金星→太陽→火星→木星→土星の順)。

ここでしか体験できない「雲海参拝」


地上から地下へと進む神殿まで続く参道には、雲海が湧き上がるようになっています。神秘的な雲海がまるで参拝者を導いていくかのような「雲海参拝」は、どこか懐かしくも斬新な光景。思わず手を合わせたくなってしまいます。また、夜はライトアップされて朝とは違った顔を見せてくれます。

1日300体限定!龍神の髭を五円に繋いだお守り

神秘的な雲の中の参道を通った先に、龍神様の髭が出現します。その髭(赤・白)をいただくことでさまざまな縁を繋ぎます。例えば「親が子どもの幸せを願って」「恋人同士がお互いのことを思って」「憧れの好きな人のことを想って」など。


その龍神様の髭を、1日300体限定で無料でもらえる「子まもり」の中に入っている五円玉(ご縁)に繋げることでお守りが完成。子どもの幸せを願う親御さんは子どもに渡し、恋人同士は作ったものを互いにプレゼントし合い、良縁を願う方は自身で持ちます。

運河と繋がる神社に世界最古の「葦船」


龍神様が鎮座している隣には、運河と繋がった空間が広がっています。その引水部は母の羊水に浮かんだ状態をイメージしており、天井には12星座を表現した照明が施されています。また、参道のそばに世界最古とされる帆のない原始的な船「葦船(あしぶね)」を設置。

「葦船」の航海は、風向きや潮の流れによっていつどこに辿り着くか分からず、まるで人生そのもののようですね。

潮見 龍宮社(しおみ りゅうぐうしゃ)
所在地: 東京都江東区潮見2-1-10 メゾンデラメール地下1階
アクセス: JR京葉線「潮見」駅から徒歩約2分
HP:https://shiomi-ryugusha.jp
Instagram:https://www.instagram.com/shiomi_ryugusha/

PROFILE

下村祥子

SACHIKO SHIMOMURA ライター

旅行ガイドブックの編集者を経て、洋楽&邦楽のライブレポやインタビューを中心に手がけるフリーライターに。再び旅情報のメディアに戻ってきました。趣味は、都道府県のアンテナショップ巡り。川崎生まれ川崎育ちのフロンターレサポ。

旅行ガイドブックの編集者を経て、洋楽&邦楽のライブレポやインタビューを中心に手がけるフリーライターに。再び旅情報のメディアに戻ってきました。趣味は、都道府県のアンテナショップ巡り。川崎生まれ川崎育ちのフロンターレサポ。

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