【0日目】23:50 羽田空港発
仕事終わりに羽田空港へ。LCCのエアアジアを利用します。記事の執筆現在、1カ月後のフライトなら往復7.4万円で渡航できる予算感です。寝ていれば到着するので、モニターや機内食も不要な格安便はとても便利。
【1日目】乗り継ぎを経てスリランカに到着
6:25 クアラルンプール乗り継ぎ
8:50 クアラルンプール出発
9:40 コロンボ到着
約7時間30分のフライトを経て、クアラルンプールにて乗り継ぎし、スリランカ最大規模の都市・コロンボには朝到着します。空港から市内まではUber(タクシー)を利用でき、コロナ禍前2020年当時は2,000円ほどで到着できました。
【1日目】 午前中 観光で寺院巡り
まだお店がオープンしていない間は、早朝から開いている寺院巡りの観光がおすすめ。スリランカはかつてポルトガルやイギリス、オランダの植民地だったこと、かつ宗教も仏教、ヒンズー教、 イスラム教、キリスト教を信仰する方がいるので、かつての首都・コロンボは多様な文化が存在しているんです。その中でもおすすめの宗教寺院をご紹介します。
ジャミ・ウル・アルファー・モスク
インド建築の影響を受けていると言われる赤と白のストライプ柄の建物・ジャミ・ウル・アルファー・モスクは、国内外からも人気を集める観光スポット。スリランカは1年を通して気温30度を超えることが多く、ノースリーブでないと耐えられないことも。イスラム教の寺院であるこちらには羽織ものがないと入れない!? と心配する方もいるかもしれません。しかし、こちらではローブを借りることができます。訪れる際はご注意ください。
所在地:2nd Cross Street, Colombo 01100 スリランカ
ガンガラーマ寺院
こちらはコロンボ市内で最も大きい寺院です。仏教の建物なので、日本に住む方には馴染みのある雰囲気もありますが、見どころは世界中から贈られた骨董品の数々が所狭しと飾られているところ。そのカオスな雰囲気も楽しみましょう。また観光する上での注意点が、仏像に背を向けてはいけないこと。仏像を背にしての記念写真も禁止です。写真を撮るのに夢中になっていると、背後に仏像が……ということもあるのでご注意ください。
シーマ・マラカヤ寺院
ガンガラーマ寺院の近くにある寺院でこちらも必見です。街の中心にあるベイラ湖に浮かぶ寺院ですが、スリランカの有名な建築家であるジェフリー・バワが設計した寺院であり、ガンガラーマ寺院とはまた異なり、洗練された宮殿のような美しさとなっています。黄金に輝く美しい仏像が見どころです。
【1日目】12:30 アーユルヴェーダを体験
スリランカといえば、ぜひ体験したいのがアーユルヴェーダ。アーユルヴェーダとは、専門医による診察があり、自分自身が持っている気質に合わせてセラピーを受けること。つまり、病院のようなものです。
私が訪れたエクセレンディブ アーユルヴェーダ キュア & セラピーでは、専門医による診察を受けて、自分に合った施術を受けられます。日本語対応もしていて、事前予約をするのがおすすめです。診察と施術含め、約1万円ほどで体験することができました。
施術を受ける前とあとで、診察を受け、最後に診断書をもらいます。アーユルヴェーダでは、ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カファ(地)のバランスがあるそうで、その中でどれが強いかを診察し、何が自身の体に向くのか、不向きなのかを知ることで体のバランスを取るようです。例えば私は生来、ピッタ(火)の気が強いそうで、例えば、ピッタの人が怒ったときに、頭に血が上りやすいので、クールダウンするミントティーがおすすめ……といった感じです。
私は、頭にオイルを垂らしてリラックスできるシロダーラやマッサージだけでなく、オプションで目にオイルを入れて洗浄する施術もお願いしました。花粉症の緩和にいいと日本で聞き、花粉に悩まされる季節だからこそ思い切って受けてみました! とても温かくて気持ちがよかったのを覚えています。オイルをたくさん使う施術なので、髪の毛はよーく洗わないとベタベタしてしまうのでお気をつけください。
所在地:Asset Radio Broadcasting (Pvt) Ltd, 15 27th Ln, Colombo 00300 スリランカ
営業時間:9:00~17:00
https://www.exserendib-ayurveda.com/
【1日目】14:30 アーユルヴェーダコスメを購入
観光を済ませたら、スリランカらしいアーユルヴェーダコスメも必見。中でも人気なのは、SPA CEYLON。カラフルなパッケージはみているだけで楽しく、それぞれ効能も記されているのでお気に入りを見つけてみては? コロンボにも数店舗あるだけでなく、日本にも店舗が。スリランカ本国の他、世界23カ国で展開されているそうです。
所在地:137 Sir James Pieris Mawatha, Colombo 00200 スリランカ
https://lk.spaceylon.com/
【1日目】15:00 高級ホテルのアフタヌーンティーへ
スリランカは、イギリスの植民地だったこともあり、紅茶が有名であり、アフタヌーンティーの文化も根付いています。遅めのランチとして、コロンボの5つ星ホテル・シャングリ・ラのラウンジ Sapphyr Loungeでアフタヌーンティーをいただきました。
私は予約をせずに当日に伺ったため、2人前からのオーダーになり、「食べきれなかったら持って帰ります!」というスタンスでお願いして、お支払いを見てびっくり! なんと4,800円でした。(24年6月現在、1人前は3,300ルピー:約1,700円)で、ここにサービス料などが加わります)日本でも遜色のない味を格安で楽しめるのは、スリランカの特権です。
所在地:2, 1 Colombo – Galle – Hambantota – Wellawaya Hwy, Colombo 00200 スリランカ
https://www.shangri-la.com/jp/restaurants-bars/colombo/shangrila/sapphyr-lounge/
18:00 絶景スポットでサンセット
アフタヌーンティーをいただいたあとは、シャングリ・ラの前にあるゴール・フェイス・グリーンへ。ここでは、インド洋に沈む夕陽を臨むことができます。ここではコロンボ市民の皆さんがリラックスしたり、デートをするスポットとしても人気です。
海岸からの眺めはもちろん素敵ですが、スリランカで最も古いホテルの1つと言われるゴールフェイスホテルのバーからの景色も最高です。こちらではビーチに面しており、サンセットから夜景に変化していく景色を贅沢な気分で味わうことができます。
20:00 ディナーはスリランカ名物・チリクラブ
スリランカ名物が、カニであることをご存知でしょうか? 実は、近隣国のシンガポールやマレーシアに輸出されるほど名産で、シンガポールのチリクラブも有名ですが、実はスリランカの方が安く食べることができると聞き、訪れたのは、Ministry Of Crab(ミニストリーオブクラブ)。
ダッチホスピタルビルディングというオランダ植民地時代の雰囲気を醸し出すショッピングエリア内にあるこのレストランはおしゃれで、かつてはアジアのベストレストランに選ばれていたことも。カニをいろんなスタイルで調理してくれます。私はガーリックオイルで調理したカニをオーダーしました。他にもチリ味などもあり、大人数で訪れた方が楽しく食べられるメニューでしたが、1人でも満足できるお店でしたよ。
所在地:Old Dutch Hospital Complex, 04 Hospital St, Colombo 00100 スリランカ
営業時間:12:00~22:30
https://www.ministryofcrab.com/colombo/
21:30 スーパーでお土産を調達
食事の後は、地元のスーパーへ。物価の安いスリランカですが、観光客向けの紅茶は高額に感じてしまうので、質のよい紅茶を安く購入するのが目的です。特に、silver tipsはスリランカでぜひとも買いたいお茶!
シルバーチップとは、茶葉の先端の芽の部分を詰んだもので、スリランカでもごくわずかしか収穫できないため「幻の紅茶」と呼ばれるほど。日本で買うとありえなく高いのですが、スリランカのスーパーだと15分の1ぐらいのお値段で購入できます。ちなみにゴールドチップと書かれたものもあり、それはシルバーチップをタンニンで熟成させたもので、その味比べを楽しむのもおすすめです。
さらに、見逃せないのが歯磨き粉。アーユルヴェーダの処方をされた歯磨き粉がお土産に人気だそうでトライするのもおすすめ。湿布のような味がしますが、体にいいそうで、日本にも根強いファンがいるんだとか……。話のネタに。
所在地:2, 69 Hyde Park Corner, Colombo 00200 スリランカ
営業時間:8:00~22:00
【2日目】世界遺産・シギリヤロックへ
コロンボから車で3時間で着くシギリヤロックは世界遺産にも登録され、必見の観光地です。コロンボ発の日帰りツアーを申し込むと簡単に行くことができます。5世紀に、「狂気の王」と呼ばれたカッサバ1世が理想郷として築いた天空の王宮。なぜ、このような立派な岩に王宮を建てたかなぁと摩訶不思議な場所です。
シギリアロック必見1 フレスコ画
シギリア・ロックには登ることもでき、登る前に見ることができる景色、そして道中には今なお鮮やかに残るフレスコ画が存在し、ハイキング中も驚きの連続。シギリヤ・レディの絵は現在18体見ることができますが、1400年以上前に描かれたとは思えないほどです。
シギリアロック必見2 ライオンの爪
ハイキングを続けていくと、王宮の入り口である広い踊り場「ライオンテラス」に辿りつきます。大きなライオン・ポー(ライオンの爪)があり、ここもフォトスポット! ここが王宮の入り口であるので、当時は王宮を守るために存在していた……と言われているそうです。ここまで来たら頂上まではあと少し。頑張って登ります。
シギリアロック必見3 宮殿跡
高さ200mにある空中に浮かぶ要塞のような宮殿を頂上で見ることができます。といっても1400年前のもので、目でわかる部屋ではないのですが、かつてここには玉座が、舞踏会のできる場所が……と想像を膨らまして、そのスケールの大きさを感じましょう。
それだけでなく、眼下に広がる広大な自然も絶景! 19世紀に発見されるまでジャングルに閉ざされていたシギリアロックの不思議を感じることができます。1日、シギリアロックツアーを楽しみ、ツアーの帰りに空港へ送っていただき、帰国の道へ……
22:50 コロンボ発、マレーシアのクアラルンプールへ……
【3日目】 トランジットでマレーシアも楽しむ!
5:10 クアラルンプール着
スリランカまでの直行便は数が少ないので、LCCでなくてもどこかを経由する必要が多いのですが、その中でも乗り継ぎでもう1カ国行けるなんてお得ではないでしょうか? トランジット時間は約9時間ほど。クアラルンプールは空港から市内まで特急で30分ほどで行けるので、荷物はスルーバゲージにすれば身軽で観光できます。
【3日目】6:00 朝ごはんはお腹に優しい地元の食堂へ
おいしい朝ごはんが集まっているwin heng seng(ウィン ヘン セン)は朝早く到着しても安心。クアラルンプールの胃袋を支えている路上型フードコートです! いくつか店舗が集まっているので、気になるお店を選んでくださいね。中でも惹かれたのが米粉麺を使用したチキンヌードル。朝ごはんにぴったりです。優しい味わいで、お腹を温められるので活力が湧いてきます。1人前480円ほどでした。
所在地:183, Jln Imbi, Imbi, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
【3日目】8:00 チャイナタウンは撮影スポット満載
クアラルンプールのチャイナタウンは、色とりどりの建物がたくさんで、SNS映え必至の場所です。中には朝ごはん営業をしているお店もあるので、最初からこちらへ行ってもいいかもしれません。私が訪れた月曜は、チャイナタウンはお休みのお店が多いので、撮影スポットとして訪れました。
【3日目】9:00 ペトロナスツインタワーは必見
クアラルンプールのシンボルといえば、このペトロナスツインタワー! 朝早く行けば人も少なく、記念撮影も簡単です。何よりここに来たのは記念写真ももちろんですが、最後にグルメも買い物も楽しめるショッピングセンターが入っているからです。
所在地:Petronas Twin Tower, Lower Ground (Concourse) Level, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, マレーシア
https://www.petronastwintowers.com.my/
【3日目】10:00 ランチはマレーシア料理
madam kwansというレストランは、マレーシア料理を楽しめるチェーン店で、リーズナブルかつおいしくいただけるので、旅の最後の締めくくりにぴったりです。何よりKLCCショッピングセンターでは10時からオープンなので、早めのお昼を余裕を持って楽しめるのがありがたいです。
所在地:Kuala Lumpur City Centre, Petronas Twin Tower, Lot 420 421, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, マレーシア
営業時間:10:00~22:30
https://www.madamkwans.com.my/menu
【3日目】 11:15 マレーシアのお土産は、伊勢丹で買う!
KLCCショッピングセンターには伊勢丹のスーパーが入っているのでここでマレーシアのお土産を調達します。特にマレーシアで購入したいのが、BOH TEA。このライチ&ローズは気品溢れるフレーバーティーで女性に人気のお土産です。
所在地:201A-C, Jln Ampang, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
営業時間: 10:00~22:00
【3日目】 帰国の途へ
行きと同じで空港行きの特急・KLIAエキスプレスに乗ります(15分単位で運行)。
12:45の電車に乗り、
14:25 クアラルンプール出発の飛行機で帰国……
22:35 羽田空港 到着
となります! 今注目を集めているスリランカですが、深夜発の3連休で行けてしまうのです。さらに乗り換えでスリランカだけでなく、マレーシアも大満喫できるなんて一石二鳥な旅プラン。忙しい方でもスキマで行けるリフレッシュ旅でおすすめです!