白桃とぶどうを定食に！？

今回発売されたのは、岡山県が誇る2大フルーツ白桃とぶどうを使った「晴れの国おかやま・フルーツ食堂～もも定食・ぶどう定食～」。各定食1日5食限定ということで、岡山県のアンテナショップ2階にある「ももてなし家」でしか味わえないスペシャルなメニューです。

この2つの定食のメニューを考案したのは、料理研究家のきゃらきゃらさん。“フルーツが持つ味わいを最大限に生かしつつも見た目も楽しめるように”と開発されました。

今回の開発に当たってきゃらきゃらさんがとくに苦労したのが、“ごはんに合わせること”。確かに、フルーツとごはんの組み合わせって想像がつかないですよね……。一体どんな味わいのメニューになっているのか気になるところです。

では、早速2つの定食を実食しながら紹介します！

白桃コロッケの意外なおいしさに驚き「もも定食」

まず最初に紹介するのが、岡山白桃をふんだんに使った「もも定食」。

デザートまでついて、なんと6品！ すべてのメニューに白桃を使っていて、ももづくしのとても贅沢な内容になっています。

一番気になるのが、メインの「白桃コロッケ」。きっと誰もが耳を疑うでしょう。甘い白桃をコロッケにするなんて、驚きのアイデアです。見た目はごく普通のコロッケですね。

半分に切ってみても、見た目はじゃがいもを使ったコロッケという感じ…。

しかしひとくち食べてみると、ほんのり白桃の風味がします。決して主張はしていないのですが、絶妙に甘い白桃の味と、芳醇な香りが、ほっくりとしたじゃがいもと塩味のあるベーコンとあいます。想像以上においしいコロッケに仕上がっていました！

副菜は、甘酒とカシューナッツを味と食感のアクセントにした「白桃の白和え」と、最近流行している“白桃モッツァレラ”に山椒を加えた「白桃とモッツァレラの山椒風味」。どちらも白桃のジューシーな風味を存分に生かしていて、ごはんにぴったりのおかずとして楽しめました。

ほかにも、加熱せず生のまま冷製スープに仕上げた「白桃の冷たいスープ」、白桃ドレッシングをかけた「ハーブサラダ」もついていて、大満足の白桃だらけの定食でした。

絶品！ ピオーネを使った酢豚に感動「ぶどうの定食」

もうひとつのフルーツ定食「ぶどう定食」も、人気のピオーネとシャインマスカットをたっぷり使っています。メニューは以下の6品！

どれも、名前を見ているだけで食べたくなるメニューばかりです。こちらもすべてにぶどうを使った内容になっています。

メニュー名を見たときから「これは絶対おいしいに違いない」と確信していたのが、「ピオーネの肉巻き～酢豚風～」。種なしぶどうの代表格ピオーネを皮ごと豚肉で包んで酢豚に仕上げています。

食べてみると、ぷちっと口の中で皮付きのピオーネが弾けます。ジューシーなピオーネの果肉が、甘酸っぱいソースにしっかり絡んだ豚肉にぴったり！ 相性がよすぎて、どんどん食べ進んでしまうやみつきのメニューでした。これはぜひレシピを知りたい！

副菜の「ぶどうのベーコン巻き」もおすすめ！ 甘いぶどうと、しょっぱいベーコンの合わせ技が◎。濃厚な甘さのピオーネと、爽やかな味わいのシャインマスカットの味の違いもしっかり楽しめますよ。

デザートみたいなおかず「ぶどうの白和え」や、セロリのシャキシャキした食感とシャインマスカットが新しい味わいの「シャインマスカットとセロリのサラダ」、皮ごと使ったピオーネにきゅうり×ハーブが絶妙な「ピオーネのタラトル（冷製スープ）」も、しっかりおいしくいただきました！

フルーツ好きなら“フルーツ定食”を食べてみて！

岡山の芳醇な白桃とぶどうを存分に満喫できる「もも定食」と「ぶどう定食」。10日間限定でしかも1日5食という激戦ではありますが、フルーツ好きの方は要チェックですよ！

今の時期しか食べられないスペシャルメニューなので、「とっとり・おかやま新橋館」の「ももてなし家」にぜひ立ち寄ってみてくださいね。

[All Photos By Kaori Simon]
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