飛行機から富士山見たことある?
飛行機に乗っているときに、「右手(または左手)前方に綺麗な富士山が見えております」という機内アナウンスを聞いたことがありませんか? ちょうど富士山が見える側の席に座っていれば見ることができますが、反対側の座席に座っていたために見えなかった……としょんぼりしたことがある人もいるのでは。
筆者は飛行機に乗る際、チャンスがあれば必ずと言っていいほど富士山が見える側の席を事前座席指定でおさえるようにしています。今回は、どちら側の席を取ればいいのか、そして綺麗な写真を撮るための座席選びのポイントもご紹介。
行き先によってどちら側の席を選ぶかが変わる
筆者が最もよく利用する路線、羽田発伊丹(もしくは関西)行きの場合、進行方向に向かって右側・K席を選択します。逆区間・伊丹(関西)発羽田行きの場合には、進行方向に向かって左側・A席が富士山が見える席になります。
上記に当てはまる別の路線(ANA運航便)で言うと、徳島、高知、宮崎、鹿児島、那覇、宮古島、石垣島があります。それ以外は羽田発の場合、左側・A席、羽田着は右側・K席を選択。詳しくはANAのサイトに載っているので、自分が乗る路線に合わせて選んでみてください(羽田着の一部の路線では、富士山が見えません)。
JALのサイトでも、発着空港と朝・昼・夕・夜を選択すれば、どちら側に富士山が見えるか調べることができます。路線によっては、富士山の真上を飛行するため見えないことも。また、夜は暗いのでさすがに富士山は見えません。
写真を撮るなら後方座席がおすすめ
座席選びについてですが、富士山が見える側の席であればどこでもいいわけではありません。翼にかかる座席は景色が見えづらいので外します。また、機種によっては窓のない座席もあるため注意しましょう。
事前座席指定を行う場合、シートマップで翼にかかる座席は確認できます。翼にかからない前方座席からも富士山は見えますが、飛行機のエンジンがあって微妙に景色が見づらいことも。
写真を撮ったときに飛行機の翼が少し入るショットが撮りたい場合は、翼より最低5列以上後方の座席を取るのがおすすめ。
ちなみに、筆者がよく利用する羽田‐大阪(伊丹・関西)間だと、個人的には羽田発の富士山の見え方が好みです。なぜなら、やや見下ろすような感じで富士山を近くに見られるから。
見えたらラッキー!くらいの気持ちで
当然ですが、富士山が見える側の席を取ったとて、必ず見られるわけではありません。その日の気象条件や飛行経路などによって変わるので、「見られたらラッキー!」くらいの気持ちで乗りましょう。
羽田周辺は晴れていても、富士山の上空は雲がかかっていて見えないなんていうことも。富士山が見える側の座席を事前指定していても、機材変更により反対側の座席に変わってしまった、なんてこともありました。
「今日は富士山見えるかな~」と期待しながらの空の旅もいいものです。ぜひ、富士山が見える側の座席で、フライトを楽しんでみてくださいね。
[All Photos by Chika]