神棚専門店の和カフェ「願（ねがわくば）」でパフェと願掛けを楽しむ！｜東京ソラマチ（R）

今までにない新しいカフェ「願（ねがわくば）」

2024年8月、東京ソラマチ（R）のイーストヤード4階にオープンした「願（ねがわくば）」。日本橋の商業施設「コレド室町3」に常設店舗を構えている創業60年余の神棚専門店「神棚の里」が手がけた新業態の和カフェです。杜（もり）のように木が生い茂り、神社の境内さながらのお店に自然と足が向かいました。

「神棚の里」は主に40代以上の女性が立ち寄っていますが、「願（ねがわくば）」は女性の厄年が始まる10代からの若者がターゲット。神社・神事を身近に感じられることをコンセプトに、家族連れや外国人観光客も多い東京ソラマチ（R）で「日本文化を発信する場所になれたら」という想いでオープンしています。

店内には4人掛けのテーブルとカウンターのイートイン席があり、壁には厄年の早見表も掲示され、和風のBGMに気持ちも落ち着く空間に。

私はお昼前に訪れましたが、神棚や神具も販売されているので幅広い年齢の方が立ち寄っていました。

ドキドキ！ おみくじ付きパフェ

看板メニューは「御饌（みけ）パフェ」。神様にお供えする食事“御饌（米・塩・水など）”を使った縁起の良いスイーツです。「こし餡・抹茶餡・ミルク餡」の3種類があり、価格は“末広がり＝8”にこだわり、全て税込888円。1,000円払うと112円（良い福）のおつりが来るという縁起の良さ！

パフェの他にも、「縁結びのご塩（えん）アイス」（税込550円）、「出雲の和紅茶（べびふうき・カモミール・生姜）」（全税込400円）、パフェとドリンクのセット「一粒万倍セット」 （税込1,200円）とあります。

パフェに願いをかけよう！

パフェを受け取る時、まずお客さん自身でオリジナルの「願いみくじ」を引き、スタッフさんがおみくじをパフェに飾ってくれます。古来から塩には清めの意味があり、スタッフさんが「願いの塩」を振りかけてパフェをお清め。

最後に、お客さんは願い事をしながら「神楽鈴」（写真）を鳴らします。私もしっかり願いを込めて、初の神楽鈴をシャララ〜シャと鳴らしました！

パフェを受け取ったらカウンター席へGO！ 神社やパフェのイラストシールがたくさん貼られているカウンター席で撮影を存分に楽しめます（カウンター席の利用時間は30分）。

和がたっぷり詰まったパフェを実食！

こちらは「御饌パフェ（ミルク餡）」。いちばん上に鳥居が飾られたてんこ盛りの可愛らしいパフェです。

ふわふわの雲クリーム（生クリーム）、カラフルな色おいり、もちもちの特上白玉団子、米粉のどら焼き生地、ミルク餡をのせています。振りかけられた「願いの塩」は赤穂の海水を平釜で製塩した純国産の上質なお塩で、キレがあってまろやか。雲クリームの甘みを引き締めています！

カップの中には、縁結びのご縁（塩）アイス、米ポン菓子、上寒天が層になっています。ご縁アイスはミルキーで塩気も効いていて、全体の甘みともよく馴染んでいます。つるんとした寒天で、さっぱりとした食べ終りに。

ちなみに、「ミルク餡」のパフェにはピンクの麩菓子をのせて華やかに。「こし餡」は黒蜜、「抹茶餡」は抹茶ソースを上寒天にかけて甘めに仕上げています。

お楽しみの「願いみくじ」には、将来に向けた前向きな言葉や心に響く励ましの言葉が書かれています。私は「吉・周りの人への優しさは自分への優しさ」というお言葉をいただきました。切羽詰まると忘れがちになる優しさ、心にずっしりきました。

おみくじのメッセージは「晴れ時々もっと晴れ」など全30種類。お店にはおみくじを結ぶ場所はないので、財布に入れたり自宅の目に付くところに飾ってみるのがいいかも。「＃みけぱふぇ」を付けてSNSで発信すれば、みんなでおみくじの言葉を共有して楽しめます。

恋占いもできちゃう？境内のような店内

食後は境内のように店内を散策して願掛けを体験。

願いが叶うかどうかを試す「願いの石」。心の中で願い事をしてハートの形をした石を持って、自分が予想していたよりも軽ければ願いが叶う方へ進み、重ければ努力が必要、とのこと。

左側の棚にある和袋（全20種類／税込660円）から好きな柄を選んで願掛けをする「願いつつみ」。和袋の中の紙に願い事を書いて、付属の清めのお塩と一緒に袋に入れて、財布などに入れて持ち歩くと願いが叶うと伝わっています。

オリジナルの神棚・神具が可愛くて映える！

店内の一画には神棚や盛り塩なども販売しています。

本店舗のオープンに合わせ開発されたコンパクトな「新・神棚」や、縁起物の達磨、厄除け厄払いの火打石など、現代の生活様式にも合った縁起物や神具です。

心身の疲れを取り除く「願いの風呂塩」（税込550円）、盛り塩や料理にも使えてパフェにも振りかけられている「願いの塩」（200g／税込540円）も販売されています。

「願いの盛り塩」は、「平和・健康・出世・人気」など願い事別に「白・赤・桃・青」など8種類（全税込385円）そろっています。小皿付きの「願いの盛り塩セット」（全税込550円）もあり、自宅やお店に盛り塩を置ける災い除けの縁起物として好評とのこと。

単品「願いの盛り塩」に、5色の「風水皿」（全税込363円）を合わせて、オリジナルの推し色盛り塩を飾ってもいいですね。

注文後の神楽鈴が鳴り響く度、神社のように店内は浄化されているようで、日本の神事や風習にもふれることができる「願（ねがわくば）」。私たちは八百万の神々に守られているんだなぁと改めて実感しました。

［all photos by kurisencho］

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。