【実はソレ東京が発祥!】食品メーカー「キューピー」やソメイヨシノなど!各スポットの観光情報も紹介

Posted by: あやみ

掲載日: Mar 3rd, 2025

日本各地にはさまざまなはじまりの場所、つまりは発祥の地が点在しています。それらは私たちが普段よく目にするものだけでなく、その地域ならではのユニークなものまでがあり、人によってはその始まりの地を、聖地として訪れる人もいるのだとか。そんな都道府県各地のはじまりを紹介する本連載、今回は東京の発祥をご紹介します。

東京都

東京都が発祥! 観光におすすめのスポットも

キューピーのマヨネーズ

マヨネーズ

※画像はイメージです

食卓に欠かせない調味料である「キューピーのマヨネーズ」は、東京都が発祥。創業者の中島董一郎氏は、関東大震災の復興期に、生活様式の変化を目の当たりにし、栄養価の高い調味料としてマヨネーズの製造を開始しました。そして1925年、日本では初の「キユーピー マヨネーズ」が誕生。商品名には、当時人気だったキャラクター「キユーピー」を採用したそうです。

調布市仙川町には、完全予約制の見学施設「マヨテラス」があり、マヨネーズに関するさまざまな知識を楽しく学べます。季節ごとのイベントや食育プログラムも開催されているので、ぜひ訪れてみてください。

マヨテラス
東京都調布市仙川町2-5-7
公式HP:https://www.kewpie.co.jp/entertainment/mayoterrace/

ソメイヨシノ

ソメイヨシノ

日本で最も有名な桜「ソメイヨシノ」は、東京都豊島区駒込が発祥の地。江戸時代末期から明治時代にかけて、染井村(現在の豊島区駒込周辺)の植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを掛け合わせて生み出しました。当初は「吉野桜」と呼ばれていましたが、奈良・吉野山の桜と混同されるのを避けるため、「染井村」の名をとって「ソメイヨシノ」と命名されたのだとか。

JR山手線「駒込駅」から徒歩1分。北口を出てすぐの「染井吉野桜記念公園」は、ソメイヨシノの発祥地として知られるスポットです。園内には、ソメイヨシノの原種といわれるエドヒガンザクラとオオシマザクラも植えられており、春には競演を楽しめます。

染井吉野桜記念公園
東京都豊島区駒込2-2-1
公式HP:https://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/002.html

吉野家

牛丼

牛丼チェーン「吉野家」は、1899年に東京・日本橋魚河岸で創業。創業者の松田栄吉氏が魚市場で働く人々のために、素早く提供できる牛丼を考案したのが始まりです。1959年に築地市場へ移転し、この頃から「早い・うまい」のモットーを掲げ、牛丼専門店としての地位を確立しました。また、朝の時間帯限定メニューを導入したのは、外食チェーンで吉野家が初!

残念ながら、築地一号店は築地市場の営業に幕が下ろされたと同時に閉店。その代わりに、築地一号店の暖簾や絵画を引き継いだ豊洲市場店がオープンしました。

吉野家 豊洲市場店
東京都江東区豊洲6-5-1 水産仲卸市場棟6街区3階11号
公式HP:http://toyosu.tsukijigourmet.or.jp/shop/6-yoshinoya/index.html

フレッシュネスバーガー

フレッシュネス

1992年、フレッシュネスバーガーは渋谷区富ヶ谷の小さな店舗からスタートしました。健康を第一に考え、新鮮な素材を使い、こだわり抜いたハンバーガーやポテトなどを提供。その結果、口コミで広がり評判に! 1995年、フランチャイズ1号店のオープンを皮切りに、2000年には100店舗にまで拡大しました。

東京大学駒場キャンパス近くの1号店は今も健在。アメリカを視察した創業者が「テネシー州の鉄板だけで焼く手作りハンバーガー屋」のイメージにぴったりだと即決した物件だけあり、独特の味のある佇まいです。

フレッシュネスバーガー富ヶ谷
東京都渋谷区富ケ谷2-23
公式HP:https://search.freshnessburger.co.jp/detail/3031001/

もんじゃ焼き

もんじゃ

※画像はイメージです

東京下町発祥の「もんじゃ焼き」。小麦粉をゆるく溶いた生地に具材を混ぜ、鉄板で焼き上げるスタイルは、戦後の食料難の時代に誕生しました。昭和20年代、うどん粉を溶いて醤油やシロップを加えたシンプルなもんじゃ焼きが子どもたちに人気に。その後、キャベツや揚げ玉を加えた現在の形へと進化しました。

80店舗以上が並ぶ「月島もんじゃストリート」は、もんじゃ焼きの聖地。どの店に行くか迷ったら、月島駅近くの「もんじゃ振興会協同組合」の総合案内所へ立ち寄るのがおすすめです。

月島もんじゃストリート
東京都中央区月島1-3

たい焼き

鯛焼き

※画像はイメージです

たい焼きの起源は諸説ありますが、なかでも有力なのが東京三大たい焼きのひとつでもある麻布十番の「浪花家総本家」です。1909年、大阪出身の初代・神戸清次郎氏が試行錯誤の末、考案したといわれています。ヒット曲『およげ!たいやきくん』のモデルにもなった名店です。

現在もパリッと香ばしく、餡がしっぽまで入っている、たい焼きは大人気。焼き上がりを待つ行列ができることも。浪花家総本家は1階のたい焼き店、2階の飲食スペースからなり、やきそば、お汁粉なども楽しめます。

浪花家総本家
東京都港区麻布十番1-8-14
公式HP:https://www.azabujuban.or.jp/shop/shop_category/eat/219/

ソフトテニス

ソフトテニス

ソフトテニスは約140年前、東京で生まれたスポーツです。日本で最初の体操教師である坪井玄道氏が神田区(現・千代田区)の体操伝習所で学生に教えたのが始まりとされています。明治23年、東京高等師範学校(現・筑波大学)の要請によって「三田土ゴム」がテニス用ゴムボール「赤Mボール」を製造。以後、日本独自の「ソフトテニス」が普及していったそうです。

1878年に設立された体操伝習所は、現在その姿を残していませんが、かつて赤Mボールを製造していた三田土ゴムの跡地には、三田土会によって建立された記念碑が建てられています。

日本ゴム工業発祥の地碑
住所:東京都台東区東上野6-15

ほかにも東京発祥のものは盛りだくさん!

東京発祥のものは、数えきれないくらいたくさんあります。今回ご紹介したのはその一部。気になるスポットがあったら、ぜひ訪れてみてください。

[All photos by PIXTA]

PROFILE

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

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