地元民が選んだ！47都道府県の愛されソウルフードは？訪れたらぜひ食べてみて

北海道・東北エリア

北海道・東北エリアでは、上記が選出されています。サラサラでスパイスの効いたスープが特徴の北海道の「スープカレー」、太くて真っ直ぐな角麺を使う秋田県の「横手やきそば」など、全国的に知名度の高いグルメが多く選ばれている印象です。

福島県の「クリームボックス」は、厚切りの食パンの上に、練乳の入ったクリームを厚く塗って焼いた菓子パン。福島県郡山市が発祥とされるため、郡山市内のパン屋で購入できます。お土産にもぴったり。

関東エリア

関東エリアでは、ラーメンの人気が際立っています。茨城県の「スタミナラーメン」、栃木県の「佐野ラーメン」、神奈川県の「サンマーメン」は、それぞれ異なる味わいが楽しめるので、食べ比べもおすすめです。

群馬県の「焼きまんじゅう」や、千葉県の「なめろう」、東京都の「もんじゃ焼き」は、作り立てを味わうのが一押し。冷凍では味わえないおいしさを堪能できます。

北陸・甲信越エリア

北陸・甲信越エリアでは、石川県の「ハントンライス」や福井県の「ボルガライス」と卵を使った洋風グルメが選ばれています。「ハントンライス」は、ケチャップライスに白身魚のフライをのせ、タルタルソースをかけたもの。一方の「ボルガライス」は、オムライスの上にカツをのせ、ソースをかけたものです。

新潟県の「ぽっぽ焼き」は、黒砂糖と小麦粉を混ぜて細長く焼き上げたお菓子。蒸しパンのようなモチモチ食感で一度味わうとくせになりますよ。蒸気が上がる様子が蒸気機関車（ぽっぽ）に似ていることから「ぽっぽ」と名付けられたそうです。

東海エリア

東海エリアでは、静岡県の「富士宮焼きそば」や三重県の「津餃子」と、地名を冠しているグルメ2つが選出。「津餃子」は、直径15cmの大きな皮で包まれた大きな揚げ餃子で、三重県産の豚肉、玉ネギ、ニラ、調味料などをよく混ぜて作られています。津市を訪れた際は、ぜひご賞味あれ！

岐阜県の「鶏ちゃん」は、鶏肉と野菜に特製のタレをからめて炒めた郷土料理。鉄板やジンギスカン鍋などで焼いて食べるのがポイントです。シンプルな料理ですが、地域やお店によって味が異なるため、食べ歩きを楽しめます。

近畿エリア

近畿エリアでは、滋賀県の「鮒寿司」と奈良県の「柿の葉寿司」の、2つのお寿司が選ばれています。「鮒寿司」は、塩漬けした魚と米を漬け込み発酵させたもので、古代すしのひとつ。鋭い酸味のあるにおいがあるため、酒の肴にしたり、お茶漬けにのせたりして食べられています。

兵庫県の「そばめし」は、ソース焼きそばとご飯を細かく刻んで混ぜ合わせた、大人気B級グルメ。豚肉のほか、海鮮やキムチなどをトッピングすることも。神戸のお好み焼き屋には、多彩なそばめしメニューがそろっています。

中国・四国エリア

このエリアで地元民に愛されるソウルフードに選ばれたのは、上記のグルメたち。島根県の「赤てん」や、山口県の「チキンチキンごぼう」といった、ユニークなネーミングの料理が目を引きます。「赤てん」は、練り物に赤い色をつけ、ピリ辛味に仕上げたかまぼこのこと。パン粉をつけて揚げるため、サクサク食感も魅力です。

一方の「チキンチキンごぼう」は、一口サイズの鶏の唐揚げと素揚げしたごぼうを甘辛いタレでからめた一品。ご飯やお酒によく合います。ごぼうの代わりにレンコンを使った「チキンチキンれんこん」、焼き鳥店の「チキンチキンごぼう串」といったアレンジメニューも。

九州・沖縄エリア

九州・沖縄エリアでは、佐賀県の「シシリアンライス」、長崎県の「トルコライス」、沖縄県の「タコライス」と、ライス系のグルメが3つ選出されました。「シシリアンライス」と「タコライス」は見た目がそっくりですが、大きな違いは味つけ。シシリアンライスは甘辛い味わいなのに対して、タコライスはスパイシーな味わいです。

そのほか、福岡県の「もつ鍋」、熊本県の「からし蓮根」、宮崎県の「冷や汁」、鹿児島県の「鳥刺し」と、全国区で有名なグルメが選出。また、大分県の「やせうま」は、練った小麦粉を平たく伸ばして茹で、きなこや砂糖をまぶして食べる昔ながらのお菓子です。

[参考]
ソニー生命「47都道府県別　生活意識調査2024」

[All photos by PIXTA]