アメリカ テキサス州ラレドをご存知でしょうか? アメリカとメキシコの国境近くにある町で、2か国間の国境越え地点のひとつです。
メキシコがアメリカや日本の資本誘致を目的として,1965年に設けた税制上の優遇措置「マキラドーラ」により、輸出特区で作る製品の原材料には関税が免除され、アメリカ最大の内陸港となっています。
メキシコ領だった歴史があり、町はメキシコの趣を残します。
サン・アグスティン・カソリック大聖堂 San Agustin Catholic Cathedral
ラレドの中心街にあるカソリック教会。青空に映える純白が印象的。
レトロな雰囲気が漂います。
リオ・グランデ共和国博物館 Republic of the Rio Grande Museum
1840年に10か月だけ存在したリオ・グランデ共和国。当時の国会議事堂の一部が博物館として使用されています。
[Republic of the Rio Grande Museum|Webb County Heritage Foundation]
イグナシオ・サラゴサ将軍の像 Ignacio Zaragoza
1862年5月5日フランス軍を撃退した、メキシコ軍の将軍の像。500ペソ紙幣の肖像画にもなっています。
ラ・ポサダ・ホテル La Posada Hotel
ラレド中心部にある、人気の高いホテル。
ホテルの中庭には、プールがあり素敵な雰囲気。各部屋からプールへ行くことができます。
オリーブのアメニティ・グッズは、質が高く良かったです。
メキシカンスタイルの、タコス風ピッツア。アボカド&ビーフのせ。
アメリカとメキシコ間の国境
リオ・グランデ川に架かった橋を渡って入国します。国境を越えると、メキシコのヌエボ・ラレドになります。
2017年の米大統領選に出馬表明しているドナルド・トランプ氏が、2015年7月同地を訪れた際、不法移民を阻止するため国境警備の強化を表明。
米国とメキシコ間に壁を建設、資金をメキシコ側に負担させるなど暴言を吐き、メキシコを激怒させています。重なる品性のない暴言に、オバマ大統領も「大統領選で彼は当選しない」と言明するほど。
しかしながら、下記のような注意喚起も出ています。観光気分で訪れる町とはいえず、滞在は用件を済ます最短に止めたほうが良いと思われます。
国境付近の特殊事情
(1)テキサス州とメキシコとの国境は総延長1500キロメートルに及び、エルパソ、ラレド、マッカーレン等に日系企業が多く進出しています。特にこの地域のメキシコ側の都市(ホアレス、ヌエボ・ラレド、レイノサ)は、賃金、失業率、インフラなど米国と比べ大幅な格差が存在しますが、これらの都市では、米国が目と鼻の先にあるため、米国への密入国や麻薬等の密輸の舞台となっています。
(2)米国への密入国者の殆どが着の身着のままでやってくるため、密入国の前後の生活費のために犯罪を犯すケースもあります。また、以前から麻薬組織間の抗争及び治安当局の取締りに対する報復等の事件が頻繁に発生しています。
[メキシコ北部国境地域における治安情勢について(注意喚起)]
[All photo by Hideyuki Tatebayashi]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。Do not use images without permission.