【現地ルポ】アメリカとメキシコの国境の町、テキサス州ラレドとは

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Mar 22nd, 2016

アメリカ テキサス州ラレドをご存知でしょうか? アメリカとメキシコの国境近くにある町で、2か国間の国境越え地点のひとつです。

メキシコがアメリカや日本の資本誘致を目的として,1965年に設けた税制上の優遇措置「マキラドーラ」により、輸出特区で作る製品の原材料には関税が免除され、アメリカ最大の内陸港となっています。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

メキシコ領だった歴史があり、町はメキシコの趣を残します。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

サン・アグスティン・カソリック大聖堂 San Agustin Catholic Cathedral

ラレドの中心街にあるカソリック教会。青空に映える純白が印象的。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

レトロな雰囲気が漂います。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

リオ・グランデ共和国博物館 Republic of the Rio Grande Museum

1840年に10か月だけ存在したリオ・グランデ共和国。当時の国会議事堂の一部が博物館として使用されています。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

[Republic of the Rio Grande Museum|Webb County Heritage Foundation]

イグナシオ・サラゴサ将軍の像 Ignacio Zaragoza

1862年5月5日フランス軍を撃退した、メキシコ軍の将軍の像。500ペソ紙幣の肖像画にもなっています。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

ラ・ポサダ・ホテル La Posada Hotel

 
ラレド中心部にある、人気の高いホテル。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

ホテルの中庭には、プールがあり素敵な雰囲気。各部屋からプールへ行くことができます。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

オリーブのアメニティ・グッズは、質が高く良かったです。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

メキシカンスタイルの、タコス風ピッツア。アボカド&ビーフのせ。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

[La Posada Hotel]

アメリカとメキシコ間の国境

リオ・グランデ川に架かった橋を渡って入国します。国境を越えると、メキシコのヌエボ・ラレドになります。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

2017年の米大統領選に出馬表明しているドナルド・トランプ氏が、2015年7月同地を訪れた際、不法移民を阻止するため国境警備の強化を表明

米国とメキシコ間に壁を建設、資金をメキシコ側に負担させるなど暴言を吐き、メキシコを激怒させています。重なる品性のない暴言に、オバマ大統領も「大統領選で彼は当選しない」と言明するほど。

アメリカとメキシコの国境の町 テキサス州ラレドとは

しかしながら、下記のような注意喚起も出ています。観光気分で訪れる町とはいえず、滞在は用件を済ます最短に止めたほうが良いと思われます。

外務省 テキサス・オクラホマ 安全の手引き

国境付近の特殊事情

(1)テキサス州とメキシコとの国境は総延長1500キロメートルに及び、エルパソ、ラレド、マッカーレン等に日系企業が多く進出しています。特にこの地域のメキシコ側の都市(ホアレス、ヌエボ・ラレド、レイノサ)は、賃金、失業率、インフラなど米国と比べ大幅な格差が存在しますが、これらの都市では、米国が目と鼻の先にあるため、米国への密入国や麻薬等の密輸の舞台となっています。
(2)米国への密入国者の殆どが着の身着のままでやってくるため、密入国の前後の生活費のために犯罪を犯すケースもあります。また、以前から麻薬組織間の抗争及び治安当局の取締りに対する報復等の事件が頻繁に発生しています。

[メキシコ北部国境地域における治安情勢について(注意喚起)]

[All photo by Hideyuki Tatebayashi]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。Do not use images without permission.

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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