残波岬
沖縄県が発祥!観光におすすめのスポットも
ファミチキ
フライドチキン ※画像はイメージです。
ファミリーマートの看板商品として全国的な人気を誇る「ファミチキ」。そのルーツは、2000年に沖縄ファミリーマートで誕生した、骨付きの「フライドチキン(フラチキ)」にあります。
沖縄では、フライドチキンを主役に、ご飯や味噌汁とともに食卓に並べる食文化が根づいています。こうした地域の食習慣を背景に商品化されたフラチキは、発売当初から評判を呼び、口コミによって人気が拡大。
その後、改良を重ねたフラチキは、2006年に現在の「ファミチキ」として発売されました。沖縄発のローカルメニューが、いまや全国区の定番商品へと成長したのです。
なお、沖縄ファミリーマートの1号店は、1987年にオープンした国場沖大前店(現・ファミリーマート 長田沖大前店)。フラチキはもちろん、ポークたまごおにぎりや沖縄天ぷら、泡盛コーヒーといったローカルフード・ドリンクも購入できますよ。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
空手
空手 ※画像はイメージです。
日本武道として世界的に知られる空手は、沖縄で生まれた武術です。その起源には諸説ありますが、琉球王国時代に士族の教養として学ばれていた護身術「手(てぃー)」に由来すると考えられています。
「手」は中国武術の影響を受けながら、沖縄の風土や文化の中で独自に発展し、現在の空手の基礎を形づくりました。技法は首里手・那覇手・泊手の三系統を中心に継承され、これらの流れが後に多様な流派へと展開していきます。
そして、学校教育への導入や本土への紹介を通じて全国へ広まり、やがて世界へと伝播し、世界的な武道として確立されました。
沖縄空手を体験したいのなら「空手観光プログラム」へ参加するのも一案です。未経験者から有段者まで、それぞれのレベルに合わせた琉球古武道体験レッスンができます。
泡盛
泡盛 ※画像はイメージです。
沖縄のお酒といえば「泡盛」が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。その詳しい起源は明らかになっていませんが、タイの蒸留酒「ラオ・カオ」との関連を指摘する説や、琉球王国の交易史を背景に、中国・福建省などで作られていた蒸留酒の技術が伝わったとする説があります。
中国からの使節や琉球へ漂着した朝鮮の人びとの記録、さらに薩摩藩の武士が残した文献などから、泡盛造りは15世紀末までには始まっていたと考えられています。このことから、泡盛は日本最古の蒸留酒と位置づけられています。
また、琉球王国の尚貞王から江戸幕府四代将軍・徳川家綱へ贈られた献上品の目録には「泡盛」の名が記されており、これが「泡盛」という名称が登場する最古の公式記録とされています。
現在、沖縄県内には泡盛の酒造所が点在しています。なかでも「ヘリオス酒造」の酒蔵見学は、泡盛の歴史や製造工程を映像で学べるほか、蔵の見学や試飲体験も楽しめるスポットとしておすすめです。
タコライス
タコライス ※画像はイメージです。
タコライスの発祥地は、金武町にあった「パーラー千里」です。創業者・儀保松三氏が若い米兵に満腹感が得られて安い食べ物を提供したいという想いから、1984年にタコスの具をライスの上にのせて提供したのが始まりとされています。
安くて早く、ボリューム満点でおいしいことから人気が高まり、米兵はもちろん、若い世代や観光客にも愛される存在となり、沖縄のソウルフードとして定着しました。
タコライス発祥の店「パーラー千里」は残念ながら2015年に閉店していますが、その味を引き継ぐ系列店「キングタコス 金武本店」は営業しています。ボリューム満点な「タコライスチーズ野菜」をぜひご賞味ください。
オリオンビール
オリオンビール
オリオンビールは、戦後の沖縄で地域の活性化を目指し、1957年に「沖縄ビール株式会社」として設立されたのが始まりです。
翌1958年には一般公募で旗艦ビールの名前が「オリオン」に決まり、名護市に工場が完成。1959年に製品の発売が始まり、社名も「オリオンビール株式会社」へ改められました。
沖縄の気候や文化に合わせた爽快な味わいで地元に根づき、現在では沖縄の地ビールとして親しまれています。
オリオンビール名護工場に併設されたオリオンハッピーパークでは、製造工程の見学や試飲が楽しめます。事前予約制のため、訪れる際は早めにチェックしましょう。
沖縄県名護市東江2-2-1 オリオンハッピーパーク
公式HP:https://www.orionbeer.co.jp/happypark/tour.html
シーサー
富盛の石彫大獅子
沖縄の民芸品の代表格「シーサー」。その歴史的ルーツは壮大で、沖縄のシーサーの原型は、エジプトのスフィンクスにあるともいわれています。獅子像の文化はシルクロードを通じて西方から中国へ伝わり、15世紀ごろ、琉球王国時代に沖縄へもたらされたと考えられています。
シーサーは魔除けや守り神として、2体一組で置かれることが多く、口を開けたオスは福を呼び込み、口を閉じたメスはその幸福を逃がさないと伝えられてきました。現在も、家や集落を災厄から守る存在として、人々の暮らしに深く根付いています。
八重瀬町の富盛地区に鎮座する「富盛の石彫大獅子(富盛のシーサー)」は、高さ約1.4m、全長約1.75mを誇る堂々たる石像。1689年に設置されたとされ、現存するものとしては県内最古・最大級です。沖縄県指定有形民俗文化財にも指定され、その勇壮な姿は沖縄の信仰文化を今に伝えています。
沖縄は食と精神文化の始まりが色濃く息づく場所
沖縄県には、ファミチキやタコライスといった身近な食文化の誕生をはじめ、空手や泡盛、シーサーに代表される精神性や信仰に根ざした文化の始まりが数多く見られます。琉球王国時代の交易や異文化交流を背景に生まれたこれらの文化は、日々の暮らしの中で育まれてきました。沖縄を訪れた際には、食と文化が結びついた“沖縄発祥”の物語に触れてみてはいかがでしょうか。
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