北半球はまだまだ寒い日が続いていますが、南半球のオーストラリアは夏真っ盛り。透き通るような海に恵まれたオーストラリアは、夏になると海水浴やサーフィンに訪れる人々で賑わいを見せます。ビーチや海でめいっぱい遊んだ後のお楽しみはアイスクリーム! なかでも観光名所として名高いシドニーのボンダイビーチは、世界の有名アイスクリームショップが凌ぎを削る激戦区です。
ビーチからはだいぶ離れているにも関わらずシドニー市内には連日行列のジェラート店があります。サリー・ヒルズと呼ばれる地区に旗艦店をおく「Gelato Messina(ジェラート・メッシーナ)」で、現地の日刊紙にシドニーで一番美味しいジェラート店として掲載されたこともある非常に人気の高いお店です。
同店はジェラート発祥の地イタリアのシチリア島出身の一家が経営しており、添加物や保存料不使用。あくまでも本物の味と新鮮な素材にこだわり、昔ながらの製法で仕上げています。例えば人気のジェラート「アップルパイ」に使用するアップルパイや、「ブラウニー」フレーバーのブラウニーは同店で焼き上げています。また、ジャムやペーストなどもすべて自家製。
ショーケースにはチョコレート・フォンダンやパンナコッタに洋梨&ルバーブなどのジェラートを始め、果実感たっぷりのブラッド・オレンジやライチマティーニどいったシャーベットが常時40種類以上が並びます。また、デザインが可愛らしいジェラートケーキも! 人気の秘密は? ジェラートの味はどうなの? シドニーの人たちに人気の秘密を聞いてみました。
日系企業に務めるギリーさん(男性)の好きなフレーバーは「バニラ」で、「混じりっけのない、ミルクそのもの! クリーミーな食感もいい」 のだとか。レストラン勤務のアナさん(女性)は「アップルパイ」フレーバーが気に入っているそう。「本物に近い味わい。メッシーナに立ち寄ると、いつもこのフレーバーを注文します」とのこと。また、日本出身のトモコさんのお気に入りは「ストロベリーソルベ」だそうで「本物のイチゴを食べているみたい!」。個人的には、お腹に余裕があるならハチミツとナッツの風味が濃厚な「イタリアンヌガー」、食後に食べるなら「ベリーヨーグルト」が気に入っています。
夜の時間帯(特に週末)は長蛇の列ができることも少なくないため、比較的すんなり入れるお昼の時間帯が狙い時です。ジェラートの価格はシングルで4ドル(約360円)、店舗は旗艦店を含む3店舗。カジノで有名なショッピングモール「The Star(ザ・スター)」店、昨年10月には「Bondi(ボンダイ)」店がオープンします。
住所:Shop 1/241 Victoria St, Darlinghurst NSW