レストランやホテルなどで受けたサービスに対して支払う「チップ」。海外旅行先では、なんと少額のチップで高待遇が受けられることもあるのだとか!
アメリカのライフスタイルサイト「mental_floss」より、海外旅行で押さえておきたいチップのコツを見ていきましょう。
国によって異なる:「チップ」をおさらい
チップは国内にはない習慣なので、ピンとこない方もいらっしゃるかと思います。まずは、ざっくりおさらいしておきましょう。
オーストラリアやフランスのようにチップの必要がない国と、アメリカやカナダのようにチップが習慣化されている国があります。後者の場合は、チップ前提で従業員の給与が設定されているため、現地の慣習に従ってチップを置く必要があります。国によってはチップが違法というところもあるようなので、旅行前にしっかりチェックしておきましょう。
総合的に見ると、海外だからといって必ずしもチップを払う必要はないことが分かりますね。
続いては、海外旅行に出かけた際に知っておくとVIP待遇が受けられるかもしれない「チップの習慣」について。
メキシコの「ガソリンスタンド」
アメリカと同じようにチップの習慣があるメキシコ。ガソリンスタンドのスタッフの日給は550円程度という低賃金のため、彼らの生活にチップは不可欠です。5〜10ペソ(約30〜60円)が一般的ですが、数十円上乗せするだけで、手厚いサービスが受けられることもあるのだとか!
ハンガリーの「病院」
できれば何もないまま旅行を終えたいものですが、海外旅行中に具合が悪くなることもあるかと思います。ハンガリーの病院では、初診の際に3000フォリント(約1175円)ほど医師に渡すのが一般的。この習慣は、社会主義時代に医療関係者の賃金が不当に低かった際の名残りだそうですよ。
国際色豊かな「クルージング」
ラグジュアリーな海の旅・クルージング。乗客と同じぐらい、もしくはそれ以上に国際色豊かなのがクルーメンバです。東南アジアに南米など、チップの習慣もさまざまな国々のクルーたちからサービスを受けると「チップはどうしたらいいの!?」と迷ってしまいそう。
精算時にサービス料という形で上乗せされるケースが多いものの、サービス料が組み込まれていない場合には、金額の5〜10%を包んで渡すのがよいそうです。
経験上の話になりますが、精算時にサービス料が上乗せされる大型客船での旅の際には、クルー(キャビンマネージャーや料理長など、権限のあるポジションのクルーなら尚良し)と親しくなるのが、VIP待遇を受けるコツだと感じています。快いサービスを受けた場合には、心付けやチョコレートなどのギフトを渡してあげましょうね。
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