数えで7年(満では6年)に一度、申年と寅年だけ開催される「御柱祭」をご存知ですか? そう、申年の今年はその開催年なのです!
と言っても、お祭りは既に終了・・・。そんな貴重な機会を見逃してしまった筆者ですが、お祭りの様子がよくわかる動画が公開されたのでご紹介したいと思います。
「日本三大奇祭」の一つでもある「御柱祭」。一体何が“奇”なのでしょうか?
そもそも、「御柱祭」とは?
長野の諏訪大社で行われる「御柱祭」。正式名称は「式年造営御柱大祭」。なんだか難しい名前に感じますが、平たく言うと“一定の年月ごとに社殿を作り替える”という意味です。伊勢神宮では20年おきに行われています。
「柱に乗って滑り落ちる危険なお祭り」というイメージを持っていた筆者ですが、建て替えを行うために新しい柱を運んでいたのですね。
その内容は・・・?
御柱祭の公式HPを見てみると、「上社御柱祭」「下社御柱祭」「山出し」「里曳き」という日程でわかれています。
計4つの境内地がある諏訪大社、その建て替えを行う「御柱祭」は、通るルートも日程も別で行われるので、「上社」と「下社」に分かれているのです。そして、最初の3日間が「山出し」、その約1か月後「里曳き」が行われる日程になっています。
ニュースでよくとりあげられるシーンが「山出し」の木落し。
急斜面を滑り落ちていく様子は、見ているだけでも身震いがします。
ついつい、「そんな命がけで運ばなくても。」と思ってしまいますが、先にご紹介した「式年造営」という点から考えてみれば、巨大なご神木を斜面を利用して落としながら運んだり・・・というのは、なんだか理にかなっているようにも感じます。そして何より、地域全体で力を合わせて運ぶということに一番意味があるのでしょうね。
外国人向けに作られた動画の迫力がすごい!
訪日外国人向けのお祭りカレンダー『OH!MATSURi』が製作した御柱祭の映像が、いま海外のニュースサイトで話題になっています。
Onbashira Matsuri, Japan from OH! MATSURi on Vimeo.
今年見逃してしまった方は、こちらでチェックしてみてくださいね。外国人のカメラマンが捉えた映像は、スタイリッシュでありながら鬼気迫る迫力が伝わってきます。ハラハラ、ドキドキが止まらずに、7年後に足を運んでしまうかも!?
[御柱祭]
[OH! MATSURi]