どんな具にも合うトーストは、毎日食べても飽きのこない美味しさが魅力です。近頃はトーストに振りかけるだけでさまざまな味わいが楽しめる「パンのふりかけ」なども出回っているから、トーストの食べ方にバリエーションが増えたという人も多いかもしれませんね。
さて、パンの本場ヨーロッパではトーストにどんなものを塗っているのでしょうか? 美味しそうなものもあれば、ギョッとするものもあったり・・・! それでは見ていきましょう。
イタリア
ヘーゼルナッツの生産量が世界第2位(2012年度)ということもあり、ヘーゼルナッツに目がないイタリア人。そんなイタリアンの大好物といえば、ミルクチョコレートにヘーゼルナッツペーストを練り込んだスプレッド「ヌッテラ」。子どもから大人までみーんな大好きなヌッテラは、トーストと好相性なだけでなくヌッテラを塗ったデザートピザはイタリアの定番スイーツです。また、ヌッテラ人気は国内にとどまらずヨーロッパはもちろん世界中で大人気!
イギリス
塩辛くて真黒なペースト状の「マーマイト」。見るからに美味しくなさそうですが、イースト酵母からできており大変体に良いとされています。フィッシュ&チップスと並ぶイギリス人のソールフード。バターとマーマイトのコンビ、またはスライスチーズとマーマイトは朝食の定番です。
オランダ
オランダではバターを塗ったトーストに「hagelslag」と呼ばれるチョコレートのトッピングを振りかけます。つぶつぶしたチョコレートスプリンクルとバターのコンビネーションは最高!
ベルギー
オランダ同様にチョコのトッピングを振りかけたり、以前Tabizineでも紹介したクッキーをペースト状にした「スペキュロスペースト』と呼ばれるスプレッドを塗って食べます。
アメリカ
今回ご紹介した中でも一番ユニークなアメリカ。当地ではトーストにピーナッツバターとジャムをた〜っぷり塗った「ピーナッツバター&ジェリー(PB&J)」が定番です。朝食としても、ランチタイムのサンドイッチにも、はたまたドーナツのフレーバーとしてもPB&Jは大人気。ピーナッツバターはアメリカ人が大好きなスプレッドなのです。
番外編・オーストラリア
かつてイギリスの支配下にあったオーストラリアでは、マーマイトに似た塩辛いペースト「ベジマイト」が朝食の人気スプレッド。朝の時間帯にカフェを訪れるとジャムやハチミツと並び、必ずベジマイトがあるほどオーストラリア人が愛してやまない体に優しいペーストです。でもお味は……?
©Neale Cousland / Shutterstock.com
今後の参考になりそうな食べ方はありましたか? それにしても世界にはさまざまな食べ方があるんですねぇ!