今や海外では「日本食」といえば寿司や天ぷらに並ぶほど知名度の上がったラーメン。TABIZINEでも「【全国の二郎ファン必見】これがLAの本格二郎系ラーメンだ!」「日本人がギョッとする、ニューヨーカーの不思議なラーメンの食べ方」などでその様子をお伝えしてきましたね。外国人の口に合うようにカスタマイズされて誕生したカリフォルニアロールのように、アメリカでは日本のラーメンが独自の進化を遂げています。
MARUCHANは青春の味?
アメリカの大学生が少ないお小遣いでも空腹を満たせる心の友、それは何とMARUCHANのインスタントラーメンなのです。今ではバリバリのビジネスマンも、大学生の頃には このラーメンで何度も空腹を凌いだことでしょう。それもそのはず、アメリカではマルちゃんラーメンは4パック100円程度で購入出来る、超激安食品だからです。
(c) Yoko Nixon
パックのラーメンだけでなく、カップ麺もスーパーで豊富に取り扱われていることから、その需要の高さが伝わってきます。
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気になるお味はというと、「チキン味」「ビーフ味」「シュリンプ味」など、かなりシンプルな味つけとなっています。日本のインスタント麺に比べると、全体的に味が薄く、あっさり食べられます。容量も日本のインスタント麺に比べて少量で、まさに小腹が空いた時にはもってこいの食品となっています。
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日本人がギョッとする、ニューヨーカーの不思議なラーメンの食べ方
ラーメンまでも健康ブーム?ヘルシーなラーメンも人気!
「外国人もカップヌードルが大好き!各国のインスタント麺をチェック!」でも紹介したように、世界にはいろいろなインスタントラーメンがあります。ヘルシー食品大国でもあるアメリカでは、ジャンクフードの王道インスタントラーメンもヘルシーに食べちゃおうという動きが高まり、様々な種類のヘルシーラーメンが売られています。こちらも味付けはかなりの薄味で、日本のラーメンに食べ慣れている人は物足りないと感じるでしょう。
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日本風な日本食レストランで食べるラーメンは・・・
大都市では日本のチェーン店なども海外進出を果たし、より日本の味が広く受け入れられてきていますが、アメリカの小さな町ではまだまだなんちゃってラーメンが横行しています。
こちらは筆者が地元の日本食レストランで頼んだMiso Ramen。なんとなくそれっぽい見た目ではありますが、食べる前からすでに麺が伸びていて、スープにほとんど味がなく、トッピングとの相性もイマイチ・・・ということで、お世辞にも美味しいとは言えない残念ラーメンとなってしまいました。
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こんなラーメンでも美味しいとアメリカ人が食べているのを見ると、ぜひとも日本の本当のラーメンを食べてもらいたくなります。
この先クールジャパンの影響を受けて、さらに人気が高まるであろうと思われるRamen。日本のラーメンの美味しさをそのままに、アメリカ人の空腹を満たすソウルフードとなることを期待したいですね。
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日本人がギョッとする、ニューヨーカーの不思議なラーメンの食べ方