旅好きの間では「キューバに行くなら今がチャンス!」と近年盛んに言われています。その理由は、これまで50年以上にもわたり国交を断絶していたアメリカとの関係が回復したため。今後アメリカの経済、モノ、人の介入により、これまでの古き良きキューバの風景が変わってしまうであろうと言われているからです。
(c) Yoko Nixon
キューバに行くならホテルよりカーサ!
日本からキューバに行くのは簡単ではありません。2016年現在、日本〜キューバ間の直行便がないため、カナダ、メキシコまたはフランスを経由して行くのが主な行き方になります。
そこまでして行くのであれば、地球の裏側キューバでは、是非ホテルではなくて現地のカーサに泊まることをお勧めします。
そもそもカーサって?
Casa(カーサ、スペイン語で家の意味)とは、政府公認で民間人が貸し出している部屋や家のことを指します。民泊ゆえにホテルのような手厚いサービスはありませんが、その家にホームステイをしているような時間を楽しめるのがカーサの魅力です。さらに多くのカーサでは一泊あたり20CUC(約2500円〜)位から借りられるところが多く、旅行者のお財布にも優しいのです。
どうやって探すの?
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まだまだネット環境が良くないキューバでは、事前にカーサをネット予約するのは至難の技。よって現地で街を歩きながら探すことが多いでしょう。
目印となるのはこのマーク。家のドアや看板にこのマークを見つけたら、そこにカーサはあります。
どうやって決めたらいい?
カーサを選ぶ上で是非とも確認したい点は3点。
まず「部屋が綺麗かどうか」。安いとはいえ折角泊まるのであれば、最低限の清潔さを保てているかどうかをしっかり確認しましょう。
次に「シャワーの水はちゃんと出るかどうか、お湯も出るかどうか」。旅の疲れを癒すためにも、水圧のしっかりしたシャワーが付いているかどうかを確認しましょう。
最後に「部屋(家)の鍵は付いているかどうか」。部屋に置いていく貴重品を守れる仕様になっているかどうかも大事な確認要素の一つです。
誘われるがままのイエスマンになる前に
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ハバナやトリニダーなどの観光地では、熱心に客引きをするカーサも存在します。スペイン語や片言の英語で強引に誘われて、そのままついて行ってしまうのではなく、しっかり確認をさせてもらってから部屋を決めることが大事です。少しでも違うなと思ったら、別のカーサを探しましょう。とりあえず一泊泊まってみて、気に入ったらその後も連泊するというように交渉するのもいいでしょう。
カラフルな街並みのキューバで、お気に入りのカーサを見つけてみてください。
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