>>【沖縄そば】現地で食べたおすすめ8選!ソーキ・ゆし豆腐・ジューシーも
オシャレな港川外人住宅街の人気店「鶏そば屋いしぐふー」でランチ
お腹も空いたので、瀬底島に向かう前に、沖縄唯一の厳選した「やんばる地鶏」を煮込んだ味わい深いスープと自家製麵がいただける「鶏そば屋いしぐふー」へ。「鶏そば屋いしぐふー」があるのは、沖縄本島の浦添市に位置する港川外人住宅街カンサスストリート。
東京・福生にある米軍ハウスとよく似た雰囲気で、もともと在日米軍関係者向けの住居として建てられた平屋を改装したお店が立ち並ぶ、オシャレな人気スポットです。
イチ押しの看板メニューは、NHKの朝ドラ「ちむどんどん」でも話題のやんばる地方で育った山原地鶏をじっくり煮込んだスープとコシのある自家製麵。さらに塩コショウであっさり味付けした鶏の胸肉と甘辛い醤油味を付けて炙った鶏モモ肉が2種類トッピングされた「特選鶏そば」(900円)。
「沖縄そば」というと、カツオだしやアグーとブレンドしたスープが一般的で、地鶏のだしだけを使ったスープは沖縄でも珍しいのだそう。皮から手作りしたモチモチの焼餃子(4個270円、8個500円、10個600円)も絶品で、まさにこのお店だからこそ味わえる、わざわざ食べに来たくなる珠玉のメニューがたくさんそろっています。
まるで、カフェのようなオシャレな雰囲気と相まって、地元の人にも愛されるお店である理由が伝わってきました。
エメラルドグリーンの海が広がる沖縄屈指の映えスポット「瀬底島アンチ浜」
お腹がいっぱいになった後は、映えスポットと言われる「瀬底島アンチ浜」まで、およそ1時間半ほどドライブ。沖縄本島と瀬底島を結ぶ「瀬底大橋」を渡ると、白い砂浜と透明度が極めて高いエメラルドグリーンの海という絶景が一気に目の前に広がります。
遊泳エリアのビーチには食堂や海の家もあり、あらかじめ日焼け止めさえしっかりしておけば、マリンレジャーに必要なアイテムのレンタルも可能。
堤防から海中を覗くと小さな魚が泳いでいるのが見えるほど。「これぞ沖縄!」と言わんばかりの綺麗な景色に、都会の雑踏をしばし忘れて癒されました。
海岸から少し丘の方に向かって散策していると、湘南や藤沢エリアのような趣の洗練されたデザインの外観の建物が!
県産フルーツたっぷりのスフレパンケーキが味わえる「trip café Okinawa 瀬底店」
ドアを開けると、お店のロゴが入ったセンスのよい「OKINAWA MADE」の雑貨コーナーと、リラックスできそうなソファ席や見晴らしのよい広々としたテラス席が目に飛び込んできました。こちらのお店はフルーツたっぷりのスフレパンケーキで有名な「trip café Okinawa 瀬底店」。
紅芋やマンゴーなど、沖縄産の季節のフルーツをふんだんに使用したふわふわのスフレ状のパンケーキが、こちらのカフェの大人気メニュー。
他にも、レモンとマンゴーを丸ごと絞ってスカッシュorさんぴん茶で割った爽やかなドリンク「レモンマンゴー」(580円)や、ボリューミーなハンバーガーセットなどもいただくことができます。お店のイメージキャラの「ジョニーさん」のイラストがプリントされたグッズも思わず買い占めたくなりました。
住所:沖縄県国頭郡本部町瀬底2639-1
電話:050-5589-3394
営業時間:10:00〜18:00 (LO17:00)
https://www.tripcafeokinawa.com/
海を眺めながら涼しい店内で思う存分カフェタイムを楽しんだあとは、ビーチから徒歩圏内で行ける本日の宿泊先のコンドミニアム「E-horizon Resort」にチェックイン。
シャワーとトイレが付いたお部屋は快適で、バルコニーから海も見下ろせます。共同のキッチンやコインランドリーも利用できるので、暮らすように滞在することもできそうです。
海風とベタついた身体をザっとシャワーで洗い流したら、散策がてら歩いて本日のディナーをいただく「星降る森のビアガーデン」へ。日中は「かどや製麵所」という名前で沖縄そばやお惣菜を提供しているお店なのですが、夜は予約限定で、満天の星空の下、自家栽培のハーブややんばるの海と山の幸をふんだんに使った色彩豊かなご馳走がいただけるんです。
ディナーの前には、シェフの奥様が栽培する畑に案内していただきました。畑の場所は、お店から歩いて5分ほど。良い香りのするバジルや色鮮やかなバタフライピーなど、食を彩るハーブやエディブルフラワー数々。無農薬で種や苗から丁寧に育てているため量産はできないそうですが、近隣の高級リゾートホテルのレストランにも提供されているのだとか。
陽も暮れて来たので、再び「星降る森のビアガーデン」へと戻り、それらのハーブや食用花を使ったどんなお料理が提供されるのかワクワクしながら、まずは沖縄のオリオンビールの生ジョッキで乾杯しました。ちなみに、この日のメニューは6500円と8500円のお任せコース。中には一人1万円のコースを注文される方もいらっしゃるそう。
予算に合わせて旬の素材を仕入れた上で、海外でも研鑽を積んだ食の旅人・奥原シェフが一番おいしく食べられる方法で出してくれるんです。
やんぱるのご馳走づくしの極上BBQ「星降る森のビアガーデン」
6500円のコースの最初に登場したのは、豚の三枚肉と豚タン、ゴールドパイン、パパイヤしりしりに、先程の畑で採れたバタフライピーを添えてきれいに盛り付けられた立派な一皿。さらに8500円のコースには、ハーブやガーリックをオリーブオイルで炒めてのせたカツオのたたきや、ドラゴンフルーツの新芽、生ハムマンゴー、ビシソワーズなどが加わります。
アグーや野菜も南国の葉っぱと共に芸術的な盛り付けで登場! BBQと聞いて思い浮かべていたイメージを遥かに上回るご馳走尽くしで、カラフルな色彩を目でも楽しみながら舌鼓みを打ちました。まさに、素材のおいしさを最大限引き立てる魔法使いのようなシェフやスタッフによる、心づくしのおもてなしの数々に唸らされます。
多人数のときは、鶏が丸々1羽入った感動のチキンライスが、なんとお鍋ごと出てきます。まさにここでしか食べられない「やんばる料理」の真髄を見せつけられて、しばし陶然としてしまいました。泡盛なのにすごく飲みやすい「夢航海」と濃厚なジーマーミ豆腐もいただいて、お腹も心もすっかり大満足です。
住所:沖縄県国頭郡本部町字瀬底59番地
電話:0980-43-6093(仕入れで不在の場合あり)
開店時間:17:00~
定休日:木曜
※BBQは予約制
https://www.hoshifurumorino-beergarden.com/
夜更けまで飲んで食べてゆっくりと起き出した2日目の午前中は、昨日訪れたアンチ浜とはまたひと味違う絶景が広がる、プライベートビーチ感のある瀬底ビーチに向かいました。
坂道を下ると目の前にビーチが開けるので、より一層開放感を味わうことができるんです。
ビーチパラソルとチェアをレンタルして浜辺に設置すれば、陽射しを気にせず優雅なひとときが過ごせます。パラセーリングやジェットスキー、シュノーケリングなどのマリンスポーツも体験できるので、アクティブに楽しみたい方でも満喫できるはず。
砂浜をしばらく歩いただけで、「ここは楽園!?」と思わず声を上げてしまうほどの、絶景スポットが広がります。アンチ浜と比べてさらに海水の透明度が高く、沖縄有数のフォトスポットというのも納得。心地よい波の音をバックにサンゴや貝殻探しに夢中になっているうちに、あっという間に時間が経ってしまいました。ユーモラスなヤドカリにも癒されます。
ビーチを散策したあとは、ブランチをいただきに森の中の隠れ家のような「fuu Café」へ。
スペシャリティコーヒーが味わえる森の中の隠れ家カフェ「fuu café」
セミの鳴き声を聞きながら小道を抜けると看板犬がお出迎えしてくれます。
ぬくもり溢れるこちらの「fuu café」は、もともとテレビのディレクターをしていた店主が、自家焙煎のスペシャリティコーヒーにハマり、ご両親の住まいだった場所を改装してお店にしたのだそう。ログハウス風の建物の外には広々としたガーデン席があり、まさに「ふぅ~っ」と深呼吸したくなるような空間です。
ドリンクメニューは、「瀬底島珈琲」と銘打たれた、しっかりとしたコクと飲みごたえのある中深煎りの「瀬底島ブレンド」(550円)や、さっぱりとした軽い飲み口の「ビーチサイドブレンド」(550円)を始め、「グアテマラ」や「エチオピア」「マンデリン」などスペシャリティコーヒーが盛り沢山。「パッションフルーツソーダ」や「アセロラジュース」(580円)といった、見た目も味も南国感たっぷりのドリンクも楽しめます。
フードも「県産鶏のグリルチキンランチプレート」(1450円)や「サーモンと地野菜のシークワーサークリーム」パスタ(1320円)、「島ネギのねぎみそピザ」(1250円)といった本格的なフードからサンドイッチやケーキといった軽食まで充実しています。
なかでも「海ぶどうとアグーの丼仕立て」(1430円)はオープン当時から変わらぬ味で提供し続けている人気メニューなのだそう。とろけるような柔らかさのアグーと、もとぶ産の新鮮な海ぶどうのプチプチとした食感の組み合わせが絶妙で、こだわりの珈琲との相性も抜群でした。
住所:沖縄県国頭郡本部町瀬底557
電話:0980-47-4885
営業時間:11:00~サンセット
定休日:水・木 1月1日~3日
お腹もいっぱいになり、美しい景色とおいしい料理の数々に後ろ髪を引かれながらも、そろそろ那覇空港へ。
スカイマークの早朝・夜便でお得に長時間沖縄滞在!
今回筆者は、スカイマークエアラインを利用。早朝便や夜便があるので、1泊2日でも長時間の沖縄滞在をリーズナブルに楽しめます。
「せっかく沖縄まで行ったからには、あれもしたい。これもしたい!」と、つい予定を詰め込みがちですが、あえて今回はちょっとディープなエリアに的を絞って、「絶対に外さない」ビーチやお店を訪れたことで、離島に渡らずして1泊2日とは思えぬほどのゆったりとした気分を堪能することができました。
感染対策をしっかりしつつ、混雑を避けてプライベートな沖縄旅をぜひ味わってみては?
[all photos by Reico WATANABE]