【リゾナーレトマム宿泊ルポ|後編】必ず見られるとは限らない幻想的な絶景を「雲海テラス」で体験!

Posted by: bobo

掲載日: Sep 10th, 2022

北海道のほぼ中心に位置する「星野リゾート トマム」は、自然あふれる約1,000へクタールの広大な敷地の中に、ニーズに合わせた2つのホテルがあるリゾート地。スキーシーズンはもちろん、1年を通じて季節ごとにホテルオリジナルのアクティビティが充実し、いつ来ても楽しむことができます。ゆったりと食事やおいしい空気を満喫したいときは、リゾート内の森に囲まれた山の中腹にたたずむ静かなホテル「リゾナーレトマム」、アクティブに自然と戯れたいときには「トマム ザ・タワー」と、ニーズに合わせてホテルを選ぶことができる滞在型リゾートです。宿泊ルポ後編では、幻想的な絶景を眺められる雲海テラスをメインにお届けします。※本記事は2021年10月17日掲載のものに最新情報を加筆修正して配信しております。



 

目前に広がる幻想的な光景に感動!「雲海テラス」

今回のメインイベント、雲海を見るため頑張って早起きし、ホテル5時発の巡回バスに乗り込みます。湿気や気温などのさまざまな条件により、雲海を見れるのはシーズンを通して40%とのこと。普段から雲海を見ているスタッフによると今日の予想は70%! 期待できそうです。

バスに揺られること10分ほど。ゴンドラ乗り場に到着しました。

ゴンドラはリゾナーレトマム、トマム ザ・タワー宿泊客は無料で乗車できます。牛柄のゴンドラも! ゴンドラに乗って山頂駅まで出発!

山頂駅に到着しました。まだまだ夜も明けきらぬ薄暗い時間。山の遠くには薄っすらと赤く太陽の光が見える程度。

「Cloud Bar(クラウドバー)」

雲海テラスでは、山頂から眺める雲海をさらに楽しめるように、6つのオリジナリティあふれる形の展望スポットが点在しています。そのうちのいくつかをご紹介していきましょう。

まずは「Cloud Bar(クラウドバー)」に座ってみます。雲海や朝日などの絶景を眺めることができるバーカウンターをイメージした展望スポット。1人用と2人用の椅子が並びます。地上3メートルの高さで、遠くまでよく見渡せます。まるで雲の上にいるよう。

「Cloud Walk(クラウドウォーク)」

次に現れたのは「Cloud Walk(クラウドウォーク)」。空中にせり出している雲の形をしたウッドデッキです。

地面からせり出ていて、広大な景色を見渡せるようになっています。つり橋のような造りで歩くと少し揺れるようになっているため、雲の上を歩いている気分を味わえるかも? 結構な高さがあるので、高所恐怖症の方は前を見て歩いたほうがよさそうです。

雲海が見えてきました!

「Sky Wedge(スカイウェッジ)」

次の「Sky Wedge(スカイウェッジ)」は、「Cloud Walk(クラウドウォーク)」から少し階段を上ったところにあります。船の先のように尖った形をしていますね。ここではタイタニック気分を味わっちゃいましょう。

「Cloud Bed(クラウドベッド)」

続いて「Cloud Bed(クラウドベッド)」。まん丸の真っ白いクッションは、硬そうに見えますが実は張りのあるマットのような触り心地。寄りかかったり、座ったり自由な姿勢で、雲海を雲の中にいるような気分で見ることができます。

「Cloud Pool(クラウドプール)」

「Cloud Bed(クラウドベッド)」を抜けてたどり着いたのは「Cloud Pool(クラウドプール)」。こちらも雲の形をした、網が張られていて中に入れる巨大なハンモックのようなプール

少し風が吹いているので、中心までゆっくり時間をかけて入ります。

端っこまで行くと、雲海の全体像が前面に! 少し怖かったけど、ここまで来た甲斐がありました。美しい光景です。

本格的に日の出も始まりました。神々しい朝日の輝きと雲海を見られて感無量です。早起きして本当によかった……。

続いて2021年8月にリニューアルした「展望デッキ」に行ってみます!

展望デッキ

リニューアルしたばかりの展望デッキは、高さ12m、3階建て。ゴンドラ山頂駅に隣接していて、各階からそれぞれ異なった景色を眺めることができます。

ちょうど朝日が昇って来たところに、2階のデッキでは朝日を真正面に受け、絶好のシャッターチャンスが訪れました。言葉を失うほどの美しさ、朝日を見るのも久しぶりなのに、こんな光景を垣間見られて感動の一言。

2階から覗いた1階の展望デッキには、黄葉に光が当たって、なんとも荘厳な景色。

またリニューアルと共に、新しく「雲Cafe」が誕生。

雲の形をイメージしたとっても可愛い「雲海コーヒー」「雲海ソーダ」「雲ソフト」などを楽しむことができますよ。朝日を眺めて下山までの間、テラスでほっとひと息つくのもおすすめ。

雲Cafe
雲海コーヒー/雲海ソーダ/雲ソフト 各600円(税込)
雲マカロン 700円(税込)
雲マシュマロ 400円(税込)
クラムチャウダー(パン付き) 800円(税込)

 

雲海テラス
期間 :2022年5月12日~10月14日
リニューアルオープン日:2021年8月4日
料金 :大人 1,900円、小学生 1,200円、ペット 500円(いずれも税込)
リゾナーレトマム、トマム ザ・タワー宿泊客は無料
時間 :5:00~8:00(上りゴンドラ最終乗車)、9:00(下りゴンドラ最終乗車)
URL :https://www.snowtomamu.jp/unkai_terrace/
対象 :宿泊、日帰り客ともに利用可
備考 :天候や気象条件によりゴンドラが運休となる場合があります。

絶景オフィス

リゾナーレトマムのノース棟30階にある「絶景オフィス」でちょっと仕事をしてみました。こちらは24時間いつでも無料で利用可能。Wi-Fiはもちろん、テレワークスペースや、3室の個室も用意されているので、少人数でのミーティングもできます。

ワーケーションで訪れ、仕事の合間にアクティビティなどでリフレッシュもいいですね。雲海の見える早朝に来れば、雲海を眺めながら仕事もでき、最高です。

絶景オフィス
料金:利用無料
時間:24時間
場所:リゾナーレトマム ノース棟 30階
貸出備品:延長コード、アダプタ・ケーブル(Lightning、USB、Type-C、MicroUSB Type-B)、FAXの利用、電源、コピー機(スキャン機能付き)の利用
※フロントにて貸出
定員:フリーワーキングスペース 最大19名、個室 最大6名
予約:個室利用時はフロントにて受付要
対象:リゾナーレトマム、トマム ザ・タワー宿泊客限定

森の深い緑に囲まれたレストランで朝食

早朝からたくさん動いてお腹もペコペコ。朝食をいただきに「森のレストラン ニニヌプリ」へ。

早朝の明けきらない澄んだ空気の中、美しい森の緑に囲まれ、天井も高く広々とした空間です。こちらはビュッフェスタイルで、たくさんの種類の食事が楽しめます。

おすすめは前日から仕込んでいるフレンチトースト。その場で焼き上げてくれるので、温かい焼き立てがいただけます。

たっぷりの生クリームが添えられているのもうれしいですね。

全部で100種類の組み合わせ!ポテサラジェラートフェス

期間限定で開催されている、全100種類のカラフルなポテサラを堪能できる「ポテサラジェラートフェス」に行ってみました。開催会場はホタルストリートにあるCafe&bar「つきの」。外に面した大きなガラスで陽の光が入る明るい店内。

カウンターで待ち受けていたのは、ものすごい数のアイス、ではなくポテサラ! バリエーションの多さに圧倒されます。彩り鮮やかで見てるだけでワクワクしてきました。

じゃがいもの生産量が全国1位を誇る北海道。本州ではなかなかお目にかかれない希少な品種も「ポテサラジェラートフェス」で味わうことができます。

まずはじめにおすすめの5品をいただきます!

左から
◆シャドークイーン×ハスカップジャム
シャドークイーンという品種、初めて耳にしました。クリームチーズとハスカップジャムが入って甘~い口当たり。

◆インカのめざめ×トマムソフト
インカのめざめは最近見かけるようになりましたね。こちらも甘いデザート系ポテサラ。ちょっと香ばしくもあり、ほんのり甘みもあって今まで味わったことのない風味。ゴマクリームがなめらかでいいアクセント。

◆男爵×サーモンイクラ
これはもうおいしいに決まってる王道の組み合わせではないでしょうか。しっかり目の味付けに男爵のちょっとごつごつとした食感で、お酒のお供にぴったり。

◆メークイン×塩昆布
シンプルな組み合わせですが、筆者はこれが一番おいしいと感じました。食べ慣れている塩昆布とメークインですが、それぞれ質の高さを感じさせて食べ飽きません。

◆ノーザンルビー×アスパラ
こちらも初めて聞いたノーザンルビーという品種。きれいな薄い紫色をしています。甘めの口当たり、アスパラのシャキッとした食感が不思議にマッチします。

どれも本当においしくて次々に食べすすめられたのは、北海道で採れたじゃがいもと、海の幸、山の幸など新鮮な素材を使用してある贅沢なポテサラだからなのでしょう。おそらくじゃがいも6個分くらいは食べたのではないでしょうか……。

さらにおいしくポテサラジェラートを楽しめる、おすすめの種類と北海道のお酒のマリアージュを提案もしてくれます。

こちらは、男爵×ブルーチーズに、十勝ワインのブルームシャルドネ スパークリングのマリアージュ。最高でした!

その時の気分に合わせて自分の好きなペアリングをしても、メニューにあるおすすめのマリアージュセットを楽しんでもいいですね。

ポテサラジェラートフェス
期間:2022年9月1日~10月31日
料金:ポテサラジェラート 各400円、マリアージュセット 1,300円~(いずれも税込)
6種のポテサラジェラート食べ比べセット 2,300円(税込・数量限定)
時間:15:00~21:00
対象:宿泊、日帰り客共に利用可
場所:星野リゾート トマム ホタルストリート内 cafe&bar「つきの」
備考:仕入れ状況により、料理内容や食材の一部が変更になる場合があります。
https://www.snowtomamu.jp/summer/topics/2224/

気軽にワインが味わえる「TOMAMU Wine House」

次も同じホタルストリート内にある「TOMAMU Wine House(トマムワインハウス)」へ。こちらは北海道のナチュラルワインを中心に、気軽にワインを味わえるワインハウス。30mlという少量から楽しめ、「ファーム星野」で生産されているチーズも楽しむことができます。

山の中腹にあるため、ハウス内は木々の緑も目に入り、心落ち着く空間。

30mlから楽しめる16種のワインと1種のスパークリングワインがずらり。全部飲みたい! グラスワイン3種セット(赤1白2、白1赤2)1,200円もリーズナブルで気になる……。

北海道を中心としたワインが棚に陳列され、それぞれの生産者やワイナリーの解説などもあるので、ワインを選ぶ際の参考にもなります。

おすすめのワインと「ファーム星野」で生産されたチーズと共にワインをいただきます。できたてのチーズはフレッシュで格別なおいしさ! いろんなワインと楽しんでみたいですね。

雨の日はインドアウエーブプール、ミナミナビーチで楽しもう

リゾナーレトマムには、インドアウエーブビーチ「ミナミナビーチ」があります。

天候の思わしくない日でも、アクティビティがしたい! そんな方にはうってつけのプールです。なんと日本最大級30m×80mのウエーブプールや、種類豊富な浮き輪やサップのレンタルも。もちろん水着もレンタルもあるので手ぶらで来ても大丈夫露天風呂の「木林(きりん)の湯」も併設されていて、プールの後にお風呂でのんびり、もいいですね。

ミナミナビーチ
営業時間:11:00〜20:00(最終入場 19:00)
最終日11/1は17:00閉館(最終受付16:00)
※チェックイン前にご利用の際は、ご宿泊のホテルのフロントにお立ち寄りください
閉館:20:00
入場料
ご宿泊の方:無料
※チェックイン時にお渡しするフリーパスポートに必要事項をご記入の上、ミナミナビーチ受付にてご提示ください
※ヴィレッジアルファご宿泊のお客様は対象外です
日帰りの方:大人 2,600円、小学生 1,100円

 

木林の湯
営業時間:15:00~23:00(最終受付 22:00)
※11月1日のみ17:00クローズ
入場料
ご宿泊の方:無料
日帰りの方:大人 1日券 900円/小学生 1日券 600円
※ヴィレッジアルファのご宿泊のお客様は対象外です
アクセス
[ご宿泊のお客様] トマム ザ・タワー、リゾナーレトマムより送迎バスを運行いたします。
[日帰りのお客様] エリア内の案内にしたがって「ミナミナビーチ」までお越しください。

夜のビュッフェは3種のビールが飲み放題

さてすっかり夜も更け、夕食の時間です。本日の夕食は朝食と同じ「ニニヌプリ」にまたまたやって来ました。

夜に来てみると、森の緑は一層濃く見えて幻想的で本当にきれい。

夜のビュッフェは「肉フェア」を開催中。目の前で「ラム肉のジンギスカン」「鶏肉の新子揚げ」「牛肉の鉄板焼きハスカップソース」「ローストビーフ」の4品を調理し、できたてを味わえます。どれも北海道ならではの料理ばかりでうれしい限り。

またビール好きにはたまらない! なんとビール3種飲み放題がドリンクバーで飲めちゃいます。クラフトビール好きは「よなよなエール」、もちろんサッポロクラシックも。「肉フェア」のメニュー、どれもビールにぴったりですね。

お肉とビールでお腹も満たされ大満足です。おやすみなさい。

絶景を楽しみながら朝食をいただきます

滞在最終日の朝食はリゾナーレトマムのノース棟31階にある「SORA(ソラ)」へ。こちらで「絶景朝食」をいただきます。

窓の外には「トマム ザ・タワー」が見え、雲海が薄く大きく山々に覆いかぶさっています。今日も雲海日和です。

絶景朝食は、ビュッフェとメインディッシュ4品の中からひとつ選ぶタイプです。今回は「御刺身御膳」と「蟹いくら重御膳」をチョイス! ほかには焼き魚、蕎麦などがありました。

朝から蟹が食べられるなんて本当に贅沢。ビュッフェは「ザンギ」や「カスべ」のから揚げなど北海道ならではの惣菜や、ローストビーフ、サラダなどに加え、自分で作るタピオカドリンクなどもあってユニーク。最後の朝食を満喫しました。

和牛・海鮮しゃぶしゃぶ SORA -天空-
場所:リゾナーレトマム ノース31階
期間
【ディナー】
17:30〜21:30(L.O.21:00)
【朝食】
7:30~09:30(L.O.9:00)
※メンテナンス等により営業内容が変更になる場合があります
最新の情報はトマム現地にてご案内いたします

さまざまなアクテビティや食事を楽しめたこの旅。雲海も見られ、貴重な黄葉も楽しめ、広大な自然に触れ続けた滞在期間。身も心もすっかりリフレッシュできました。また違う季節にぜひ訪れてみたい。そんなリゾート地でした。

星野リゾート リゾナーレトマム
住所:北海道勇払郡(ゆうふつぐん)占冠村(しむかっぷむら)字中トマム
代表電話:0167-58-1111
アクセス:新千歳空港から車で約100分、JRで約90分(乗換あり・トマム駅から無料送迎バスあり・予約不要)
HP:https://risonare.com/tomamu/summer/
予約はこちらから

[All Photos by Chika & bobo]

PROFILE

bobo

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大好きなテニスで日頃のストレス発散中。いつか試合に出るのが目標。 タン(パキスタン等)がつく国と、日本の離島を制覇したい。 野望は日本脱出して海外移住。おしゃれなとこより、味のある場所が落ち着きます。 家の事情でフランスによく行きます。

大好きなテニスで日頃のストレス発散中。いつか試合に出るのが目標。 タン(パキスタン等)がつく国と、日本の離島を制覇したい。 野望は日本脱出して海外移住。おしゃれなとこより、味のある場所が落ち着きます。 家の事情でフランスによく行きます。

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